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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20171301551分にYAHOOニュース(苫小牧民報)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

1301221分と211224分にNHK札幌から、1301258分に毎日新聞から、13170分に北海道新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

30日午前7時30分ごろ、苫小牧港・西港中央南埠頭1号岸壁=苫小牧市真砂町=で、えい船会社苫港サービス(本社苫小牧)が所有する作業船「ふじ丸」(13トン)が転覆、沈没した。

 

海保や消防などは民間のダイバーを投入し、行方不明となった船長(男性、74歳)の捜索に当たり、約2時間後、海面から10m下に沈む船に取り残されているのを発見、救助したが、搬送先の病院で死亡が確認された。

もう1人の乗組員(男性、74歳)は海に投げ出され、近くにいた別の船に救い出されたが、あばら骨を折るけがをした。

2人とも、救命胴衣は着けていたという。


苫港サービスによると、ふじ丸は、飼料を積んで入港した大型貨物船「SWIFTNES」(2万2468トン)を港に係留させるためにロープを貨物船から岸壁まで運ぶ作業にあたっていたが、ロープが船のスクリューに絡まり、引きずり込まれるように沈んだという。

海保のこれまでの調べでは、貨物船を係留するためのロープが貨物船のスクリューに巻きついているのが見つかっている。

 

近くの岸壁で釣りをしていて作業船が転覆するのを見たという60代の男性は、「大型貨物船が港に係留されたあとに貨物船から離れる際に、船尾が何かに引っかかっていたのか、船首が上がって、15秒ほどで転覆してしまった。厳しい寒さの中なので、これは大変なことだと思った」と話していた。

現場付近で釣りをしていた(別の?)男性によると、係留作業をしていた作業船が突然動きを止め、船体の左後方から海に引きずり込まれるように沈んだという。

男性は、「船に(係留の)縄がひっかかったように見えた」と話した。


海保は、貨物船の係留作業中に、係留用の縄が貨物船のスクリューに巻き込まれた可能性もあるとみて、原因を調べている。

 

出典

苫小牧港で作業船転覆1人死亡 プロペラにロープ絡まったか

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170130-00010001-tomamin-hok 

苫小牧港で作業船転覆 船長死亡

http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170130/3462851.html 

作業船転覆 運輸安全委が調査

http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170201/3533341.html 

苫小牧港 作業船転覆、船長が死亡外国船の係留中

http://mainichi.jp/articles/20170130/k00/00e/040/220000c

係留用の縄が巻き込まれたか 苫小牧作業船転覆 海保が原因調査

http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doo/1-0363339-s.html?df=1 

 

 

 

(2017年2月9日 修正1 ;追記)

 

2017271752分にNHK札幌から、貨物船の船長が判断ミスで逮捕されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

苫小牧海上保安署は、関係者の話や記録などを調べた結果、貨物船の船長の判断ミスが事故につながったとして、7日、フィリピン人の船長(男性、48歳)を業務上過失致死傷と業務上過失往来危険の疑いで逮捕した。


海保によると、事故当時、作業船は貨物船を係留するためのロープの先端を岸壁に向けて運んでいたが、ロープが逆回転させていた貨物船のスクリューに絡まったため、海に引きずり込まれるように転覆したという。

 

出典

転覆事故でフィリピン人船長逮捕

http://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20170207/3698171.html

 

 

 

(2017年3月3日 修正2 ;追記)

 

2017311931分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

札幌地検苫小牧支部は、業務上過失致死傷などの罪で、パナマ船籍の貨物船の船長(48)=フィリピン国籍=を起訴した。2月28日付。

 

起訴状などによると、1月30日、苫小牧港の岸壁に着岸しようと貨物船を後進させた際、誤って貨物船のプロペラに係留用ロープを絡ませるなどしたため作業船が転覆、作業船の船長=当時(74)=を死亡させ、機関長の70代の男性にけがを負わせたとしている。

 

出典

2人死傷転覆事故、フィリピン国籍の貨物船船長を起訴 札幌地検支部

http://www.sankei.com/affairs/news/170301/afr1703010030-n1.html 

 

 

 

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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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