2018年1月20日2時0分に神奈川新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
19日午後2時40分ごろ、山北町川西の東京電力峰発電所の職員から、「敷地内で事故があり、停電したようだ」と110番通報があった。
警察によると、電線が切れてショートし、点検作業をしていた30代の男性作業員が数10mの高さに宙づりとなった。
男性は約1時間10分後に救助された。
影響で、周辺の約2万1000軒が停電した。
東京電力パワーグリッド小田原支社によると、停電したのは、山北町、松田町、大井町、中井町、静岡県小山町の全域と、小田原市、秦野市の一部。
約3時間20分後に全地域で復旧した。
同社などによると、切れたのは鉄塔間に渡されていた、電気が通っていない避雷用の電線。
男性作業員が電線の上で点検作業をしていたところ、突然切れ、切れた電線が送電線に触れてショートしたという。
現場では、男性を含む計6人の作業員が、同日朝から作業をしていた。
広い範囲で停電したため、公共交通機関などにも影響が出た。
JR御殿場線は約1時間40分にわたって運休、約1300人に影響した。
警察によると、管内の数多くの信号機が消えたため、署員が交通整理に当たった。
停電した大井町役場は非常用電源に切り替わったものの、コンピューターシステムがダウンし、窓口業務が停止した。
事故を目撃した60代の夫婦は、「線が切れてショートし、青白い火花がすごい勢いで出ていた」と話していた。
出典
『県西部で2万軒超停電 電線点検中に事故』
http://www.kanaloco.jp/article/305151
1月20日9時15分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日午後2時40分頃、神奈川県西部と静岡県の約1万9000世帯で停電が発生した。
同午後6時までに全世帯で復旧した。
神奈川県山北町川西の東京電力峰発電所付近で男性作業員が送電線に接触したことが原因とみられ、東京電力が調べている。
東京電力などによると、作業員は雷の直撃から配電線や送電線を保護するための「架空地線」で作業中、架空地線が切れて宙づりとなり、下方の送電線に接触した。
作業員は命綱をしており、消防署員や同僚によって救助された。
病院に搬送され、意識はあるという。
出典
『作業員宙づり、送電線に接触…1万9千世帯停電』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180120-OYT1T50014.html
1月19日18時12分にFNNニュースからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
午後2時42分ごろ、「電線が切断して、人が電線にぶら下がっている」と、119番通報があった。
救急隊が現場に向かい、およそ1時間後に男性作業員は救出され、意識はあるという。
東京電力によると、停電は、作業中に電線を切ってしまったのが原因とみられている。
出典
『作業中に電線切断 神奈川と静岡で大規模停電』
https://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00382434.html
(ブログ者コメント)
神奈川新聞の写真などから推測すると、鉄塔間に架かる送電線で作業していた模様。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。