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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20161116日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。

第1報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6474/

 

 

(2018年1月26日 修正1 ;追記)

 

20181191313分に日刊スポーツから、H社が缶詰を製造した下請け業者を提訴したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

119日付でテレビ静岡からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

下請け業者が製造したツナ缶にゴキブリとみられる虫が混入し、ブランドイメージが傷つけられたとして、H社(静岡市)が下請けのO食品(同)に約8億9700万円の損害賠償を求める訴えを静岡地裁に起こしていたことが19日、分かった。

 

訴状によると、2016年10月、山梨県内のスーパーで販売したツナ缶に虫が混入していたことが判明。

混入問題が報道されるなどし、判明から約5カ月間で売上高は想定より約16億9300万円減少。

また、消費者からの問い合わせに対応する緊急コールセンターの設置や購入者への返金などの負担も強いられたという。

 

H社は、O食品とH社ブランド製品を製造する基本契約を締結した際、異物混入対策や品質問題が起きた場合の対応を取り決めており、「被告の責によるため、問題処理にかかった費用を負担する義務を負う」と訴えている。

 

H社は「係争中のためコメントは差し控える」とし、O食品は「原告の損害と異物が混入したこととの因果関係は認められない。法的責任を負う理由はなく、全面的に争う」とのコメントを出した。

 

H社は調停を申し立てていたが、不成立となったため、提訴に踏み切った。

 

(共同通信)

 

出典

『H社が下請け業者提訴、ツナ缶に虫で損害賠償

https://www.nikkansports.com/general/news/201801190000360.html 

『H社虫混入で製造元提訴』

http://www.sut-tv.com/news/2018/01/post-2762.php 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

今回の報道を機に再調査したところ、昼休みに製造ラインを止めていた際に缶の中に入った可能性があるという、下記趣旨の記事が見つかった。

 

20161028 1917分 JCAST ニュース)

 

・・・・・

 

J-CASTニュースの取材に対し、はごろもフーズでは、混入した原因について次のように話す。

 

「ツナの肉を入れる缶は、フィルムが巻かれた状態から取り出して、洗って製造のラインに置きます。

従業員がお昼休みにラインを止めて外に出ますが、この間に虫が缶の中に入ってしまった可能性があります。

そのまま気づかずにラインを再開したため、肉を詰める機械に缶が入ったということです」

 

一方、従業員が工場に入るときに、エアシャワーを浴びるなどしているが、服などに虫が入っていれば完全には防げないとした。

これまでに工場内に虫が入ったケースについては、極めて少ないながらも、まったくゼロではないという。

 

混入が分かってからは、昼休みのときは空の缶が残らないようにするなどの再発防止対策をしたとしている。

 

出典

ツナ缶の真ん中にゴキブリ1匹 H社が自主回収しない理由

https://www.j-cast.com/2016/10/28282099.html?p=all 

 

 

また、H社は問題発覚時に対応を誤ったという記事も見つかった。

長文につき、冒頭部分のみ紹介する。

 

記事中、同じ事故でもマスコミの報じ方はマチマチであり、中には印象操作につながりかねない表現の記事、見出しもあるとの論調もある。

 

2016113日 ダイヤモンド オンライン)

 

H社のSチキンにゴキブリ混入が発覚した。


2014年12月、P社の焼きそばにゴキブリ混入が発覚し、半年の長きに渡って販売中止となった事件は記憶に新しいが、両ケースとも、不祥事そのものに加えて、お粗末な広報対応がネット上の「炎上」に油を注いだ。

 

P社を苦しめたあの「黒い悪魔」が、今度はSチキンに「大炎上」をもたらした。


10月27日、「SチキンLフレーク」に1.5cmほどのゴキブリの死骸が混入していることが発覚した。

 

メディアの取材に対して製造元のH社が、「同様の申し出がなく、他の商品への混入はない」と、公表や自主回収などの対応をとらないと回答したことに、ネットのみなさんの怒りが爆発してしまったのだ。

 

このような批判の嵐をうけ、同社は慌ててホームページ上に「お詫び」を掲載。

混入の事実を公表したものの、鎮火するどころか、「言い方が気に食わない」「上から目線だ」と、さらに炎上。


翌日には、当該製品の協力企業名まで明記して製造休止を宣言する「お詫び②」を掲載する事態に追い込まれる。

 

当然、株価も下落。

28日までに苦情や問い合わせは約900件にも上ったという。

 

・・・・・

 

出典

『Sチキンのゴキブリ炎上、「公表しない」宣言が運命を分けた

http://diamond.jp/articles/-/106719 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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