2018年1月18日21時52分にYAHOOニュース(時事通信)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
オーストラリア・ニューサウスウェールズ州で18日、荒波にさらわれた少年2人がドローン(小型無人機)による救助活動のおかげで無事助かった。
ドローンによる水難救助は世界でも初とみられるという。
オーストラリアでは水難救助にドローンを活用する試みが進められており、各地の海岸でドローン数10機の実用テストが行われている。
少年2人は東部沿岸のレノックスヘッドの沖合で遊泳中、3mの波にさらわれた。
目撃者らから通報を受けたライフセーバーは、すぐにドローンの操縦士に連絡。
直ちに現場海域にドローンが派遣された。
ライフセーバーの監督者であるジェイ・シェリダンさんは、地元紙ゴールドコースト・ブリテンに対し、「ドローンを現場まで飛ばし、(ドローンから)1~2分で救命用具を投下することができた」と語った。
シェリダンさんによると、通常では、ライフセーバーが救助などを必要としている人の元に到着するまで、もう数分かかるという。
救助された2人は、やや疲労が見られるものの、けがなどはないという。
出典
『世界初か、波にさらわれた少年2人をドローンで救助 オーストラリア』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180118-00000050-jij_afp-sctch
1月18日23時18分にNHK NEWS WEBからも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
オーストラリアの海岸で、沖合に流された男の子2人が、小型の無人機、ドローンで運ばれた救命用具につかまって救助され、ドローンを活用した新たな人命救助の方法に関心が集まっている。
オーストラリア東部ニューサウスウェールズ州の海岸で18日、10代の男の子2人が沖合に流されているのが見つかった。
海岸近くでは、当時、ライフセーバーの団体が州政府と合同で人命救助用のドローンの操作訓練を行っている最中で、通報を受け、ドローンに救命用具を搭載して現場に向かわせた。
ドローンのカメラの映像には、高さ3m以上の波にのまれる男の子たちの姿が捉えられ、ドローンを操作したライフセーバーは、この映像を頼りに、男の子たちのすぐ近くに、空気で膨らむ棒状の救命用具を投下し、無事かどうか監視を続けた。
地元メディアによると、男の子たちは、救命用具につかまって沖合およそ700mの地点から海岸まで泳いで戻り、大きなけがはなかったという。
ドローンは現場に70秒ほどで到着したということで、州政府の担当者は、ライフセーバーが泳いで向かうのに比べて、6分の1の時間で、到達できたとしている。
州政府は、ドローンを活用した初めての人命救助だとしていて、各国のメディアがこの救助劇を取り上げ、関心が集まっている。
出典
『ドローンが子どもを救助 沖で救命用具を投下』
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180118/k10011293981000.html
1月19日18時42分に朝日新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同州は昨年12月、海の安全へのドローン活用に43万豪ドル(約3800万円)の予算を使うと発表。
ビーチの近くに人間を襲うサメがいないかを海上から見つけるのが大きな目的だが、海難救助にもつながった。
南半球の豪州は現在、夏。
各地のビーチは海水浴を楽しむ人たちでにぎわうが、昨年6月末までの1年間に全国で50人がおぼれて亡くなった。
出典
『世界初?ドローンから海面に浮輪、少年2人を救助 豪州』
https://www.asahi.com/articles/ASL1M4CTTL1MUHBI01B.html
(ブログ者コメント)
以下は、Japan Today-News配信のユーチューブ映像。
https://www.youtube.com/watch?v=hHtdc25Z2ic
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。