2022年1月28日12時24分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
宮城県多賀城市で昨年6月、劇団四季の公演準備中に男性作業員が舞台セットから転落する事故があり、仙台労働基準監督署は27日、劇団を運営する「四季」(横浜市)と舞台監督の40代男性=横浜市=を労働安全衛生法違反容疑で書類送検し、発表した。
認否は明らかにしていない。
労基署によると、作業員は頭を強く打ち、脳挫傷の重傷。
四季は昨年6月15日、多賀城市中央2丁目の市文化センターで、公演「ザ・ブリッジ~歌の架け橋~」の舞台準備中、手すりの設置などの転落防止策を怠った疑いがある。
舞台セットは高さ2・47メートル。
作業員は出演者の代役としてセット上に配置され、ステージに転落した。
作業員は仙台市のイベント会社から派遣されており、労基署は四季の指揮命令で作業していたと認定した。
劇団四季は27日、「心よりおわび申し上げる。事故を厳粛に受け止め、再発防止の徹底に努める」などとするコメントを出した。
https://www.asahi.com/articles/ASQ1X3T03Q1XUNHB004.html
1月27日17時22分に読売新聞からは、照明の調整をしていた、床の照明に頭をぶつけたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
仙台労働基準監督署は27日、劇団四季を運営する「四季株式会社」(横浜市)と舞台監督の40歳代男性を労働安全衛生法違反の疑いで仙台地検に書類送検した。
発表によると、昨年6月15日、宮城県多賀城市の市文化センター大ホールで、公演準備のため照明の調整をしていた男性作業員が、高さ約2・5メートルの舞台セットからバランスを崩して転落、
床に設置されていた照明に頭をぶつけて脳挫傷などの重傷を負う事故が起きた。
同社などは、転落を防ぐ手すりなどを設けなかった疑い。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220127-OYT1T50183/
(ブログ者コメント)
イマイチ状況が読み取れないが、ブログ者は、舞台上にいた代役にスポットライトを当てて照明の調整をしていた・・・と解釈した。
もしそうだったとしたら、代役の人は舞台上をアチコチ移動していた時に転落した・・・ということかもしれない。
一般的には対策として手すりの設置が考えられるが、舞台に手すりを設けるとなると、本番時の照明と印象が違うことになるかもしれず、第一、本番の際も手すりを設けるのか・・・という話しにもなりかねないので、現実問題、難しいような気がする。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。