2022年1月27日17時52分にYAHOOニュース(サンテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
2019年、神戸市兵庫区のビルでエレベーターを点検中に、男性従業員が重りの下敷きになって死亡した事故で、遺族が1月27日、勤務先の会社などに対し、およそ1億6000万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。
訴えを起こしたのは、事故で夫(当時48)を亡くした妻の直子さん(49)ら遺族の4人です。
この事故は2019年2月、神戸市兵庫区にあるビルで、当時、日立ビルシステムに勤務していた義幸さんが点検作業をしていたところ、別の従業員が誤ってエレベーターのかごを高速で動かし、上から降りてきた重りに義幸さんが頭部を挟まれて死亡したものです。
遺族は、会社が安全配慮義務を怠ったなどとして、日立ビルシステムと、当時一緒に作業をしていた従業員に対し、合わせておよそ1億6000万円の損害賠償を求めています。
日立ビルシステムは、「訴状が届いていないので、コメントできない」としています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/47a0b22a893ac1f2bd29fbd1568387984917f8ba
1月27日21時38分にYAHOOニュース(神戸新聞)からは、社内規定では高速運転厳禁になっていた、妻は保守点検員の命が尊重されるよう業界全体の問題として社会に提起したいと語ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
神戸市兵庫区で2019年、エレベーターの点検中に男性が機械に挟まれて死亡する事故があり、尼崎市に住む遺族が27日、勤務先だった日立ビルシステム(東京)と当時の同僚の男性を相手に、安全配慮義務を怠ったとして約1億6千万円の損害賠償を求める訴訟を神戸地裁に起こした。
亡くなったのは同社の社員だったHさん=当時(48)。
訴状によると、事故は19年2月15日に神戸市兵庫区内のビルで発生。
一緒にエレベーターの点検作業をしていた同僚の男性が、かごを高速で上昇させ、昇降路にいたHさんは下降してきた「釣り合い重り」に挟まれて死亡した。
原告は、同僚男性は安全確認が不十分なまま運転し、同社は高速運転を厳禁とする社内規定の周知徹底を怠ったなどとしている。
20年9月、神戸東労働基準監督署に労災認定された。
兵庫県警は業務上過失致死容疑で同僚男性を書類送検したが、神戸地検は不起訴処分としている。
提訴後、妻の直子さん(49)が神戸市内で会見。
全国で類似の労災事故が続いているとし、「保守点検員の命が尊重されるよう、業界全体の問題として社会に提起したい」と語った。
同社は「訴状が届いておらずコメントできない」とした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8ea85af4712cc2efb5f4089134ed71b772f4bf99
(ブログ者コメント)
上記サンテレビの映像によれば、ビルは4階建て。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。