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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2022113180分に毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

150人以上が犠牲になったソウルの繁華街・梨泰院(イテウォン)での雑踏事故では「下がれ」「出ましょう」などの声が現場で入り乱れ、通行統制を求める緊急通報が警察に寄せられていた。

3カ月前、日本ではあわや大惨事となる前、現場にいた男性のとっさの行動で混乱が収まった。

「命を守っているんだ。止まれ」。

群衆は鬼気迫る声に導かれ、誰一人けがをすることなく家路についた。

 

【コロナ下で3年ぶりの花火大会】

811日、京都府亀岡市で「保津川市民花火大会」が開かれた。

新型コロナウイルスの影響で3年ぶりとなる夏の風物詩で、実行委員会は12万人の見物客を見込んだ。

混雑対策として、初めてJR亀岡駅近くに有料観覧席が設けられた。

他の観覧ポイントは駅北部を流れる保津川の対岸にあり、駅まで徒歩15分ほどかかる。

見物客の多くは電車で訪れるため、帰宅する人の流れを分散させる狙いもあった。

JR西日本は7本の臨時列車を出し、警備員約150人、市職員ら約220人を配置。

警察、消防も加わって万が一に備えた。

午後7時半から始まり、約8000発が夜空を彩った花火大会は、午後810分に終わった。

だが、電車が駅に来ない。

線路に人が立ち入り、運転を見合わせたためだ。

駅に一番近い有料観覧席にいた人が、まだ電車に乗れていない中、対岸の観覧ポイントにいた人も駅に押し寄せた。

当初の想定が崩れた。

人があふれそうになっている駅ホームへの流入を避けようと、実行委は駅舎の階段で入場規制をかけた。

フェンスを設けて動線をつくったが、いらだった人によって外されてしまう。

「四方八方、思ってもいない経路から人が駅へ向かう状況になった」(実行委)。

そして、帰宅を急ぐ人が幅5メートルほどの階段入り口に押し寄せ、すし詰め状態になった。

午後840分ごろ、駅に到着した京都府福知山市の男性会社員(39)は、「滞留者が駅前ロータリーまであふれていました」と振り返る。

人と人の間にできたすき間に無理やり割り込む人、「もっと前に行け」と言わんばかりに後ろから押す人、倒れそうになる人……。

会社員も後ろから押されて転倒しそうになり、身の危険を感じた。

 

【マイクで呼び掛ける】

その時、階段の下に白い帽子の男性が現れ、マイクを手に、見物客に呼び掛けた。

「言う通りにしなさいよ。前から3人目までゆっくり動きなさい」

語気は荒い。

命令口調に「うるせー」「お前のせいだ」などと反発の声が聞こえた。

でも、繰り返し、呼び掛ける。

男性の制止を聞かず、階段を上がろうとする客もいた。

「止まれ。若い者は止まれ。子どもが優先だ。命を守っているんだ」

会社員は、「現場に『ただ事ではない』と緊張感が走ったように感じました」。

階段付近は、次第に秩序を取り戻した。

実行委などによると、男性は京都府や滋賀県を拠点とする警備会社の社長で、花火大会では警備計画全体のアドバイザー役だった。

現場の警備は別の会社が担当しており、混乱を察知して、急きょ、マイクを握ったという。

群衆事故のメカニズムを研究する関西大の川口寿裕教授は、「マイクを持って呼び掛けたことが大きかった」と指摘する。

階段付近から遠くにいた群衆にも、混乱する様子が伝わったことが大きいとし、「男性の登場が遅れていたら、もっと危険な状態になった可能性がある」と分析。

雑踏整理にあたる警察のDJポリスのように「群衆から信頼感が得られたのかもしれない」としている。

 

【男性に「今でも感謝している」】

韓国の事故現場で撮影されたとするSNS(ネット交流サービス)の映像では、「下がれ」「出ましょう」「押せ」などの音声が入っていた。

韓国警察庁は事故前に「進入路で交通規制などをしてもらわないといけない」との緊急通報を受けていたことを明らかにしている。

ハロウィーンの最中に起きた韓国での事故は主催者がいない。

川口教授は、この点が花火大会と異なるとしながらも、「混雑は予想できたはずで、韓国警察庁の警備計画が問われることになるでしょう」と話す。

韓国の雑踏事故や花火大会での混乱から、私たちが学ぶべき事は何か。

男性に取材を申し込むと、会社を通じて「業務として関わった事案ではないので、お話しできない」との返答があった。

花火大会での男性の厳しい口調にSNSで批判があったことが影響しているか聞くと、会社の担当者は「ご想像にお任せします」と話した。

花火大会実行委事務局次長の橋本さんは、「危ない場面で、このままでは混乱が解消されないと、使命感で動いてもらった」と語る。

現場にいた会社員は「的確な誘導で、誰一人けがなく帰れた」とし、今でも男性に感謝しているという。

https://mainichi.jp/articles/20221103/k00/00m/040/066000c 

 

(ブログ者コメント)

ユーチューブに映像がアップされているはずだと思い調べてみると、すぐに見つかった。

マイクを使い、階段の上のほうの皆から見える位置で、かつ命令口調で言葉を発したことが功を奏したように感じた。

それにしても、最初はなぜここにマイクがある?と思ったものだが、警備計画アドバイザーの方ゆえ、駅員から借りることを思いついたのかもしれない。

https://www.youtube.com/watch?v=84dDUwyfDtE  

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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