2022年11月5日付で毎日新聞大分版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運輸安全委員会は4日、JR九州の列車9両で走行中のドア開閉を防ぐ保安回路が作動しない不備があったと発表した。
豊肥線で10月、走行中にドアが開いたとみられるトラブルがあり、調査の過程で判明。
他の鉄道事業者でも同様の不備がありうるとして、国土交通省に情報提供した。
安全委によると、豊肥線でトラブルのあった車両は、スイッチを誤操作しても走行中はドアが開閉しないよう制御する回路の一部が動かなかった。
JR九州が保有する他の同型車全26両を調べたところ、8両で同じ不備が見つかった。
回路内のリレーと呼ばれる装置で、誤って隣の端子にケーブルが接続されていたのが原因としている。
トラブルは10月17日朝に発生。
竹田市を走行していた下り列車が豊後竹田駅に到着後、乗客が「ドアが開いたり閉まったりしていた」と運転士に連絡した。
けが人はなかった。
安全委は、事故につながりかねない重大インシデントとして、さらに詳しく調べる。
https://mainichi.jp/articles/20221105/ddl/k44/040/366000c
11月4日19時9分にYAHOOニュース(テレビ大分)からは、ドアは走行中に2回開閉したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
JR豊肥本線で走行中の列車のドアが開き、国が重大インシデントと認定した問題について、トラブルが起きた車両の安全装置に配線ミスがあったことが分かりました。
この車両以外にも、JR九州のあわせて8両で同様の配線ミスが見つかったということです。
この問題は10月17日、JR豊肥本線の普通列車のドアが走行中に2回、開閉したとみられるものです。
これについて国の運輸安全委員会は事故につながりかねない重大インシデントと認定し、原因を調査しています。
こうした中、運輸安全委員会は4日、トラブルが起きた車両の安全装置に配線ミスがあったと公表しました。
本来接続するべき場所とは異なる場所にケーブルがつながれていたということです。
このほか、同様の配線ミスがJR九州に26両ある同じ型の車両のうち8両でも確認されたということです。
運輸安全委員会では、配線ミスがトラブルの原因となった可能性があるとみて、さらに調査を進める方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/96d5d80cd3e69c3d9ed733db7edca3eb4f026c26
※トラブル発生当時、10月17日22時34分に産経新聞からは、車両右後方のドアに開く指令が
出ていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
17日午前6時35分ごろ、大分県竹田市を走行していたJR豊肥線の下り列車(1両編成)が豊後竹田駅に到着した後、乗客が「ドアが開いたり、閉まったりしていた」と運転士に連絡した。
運転士が確認した結果、走行中に開いていたとみられる。
乗客約20人にけがはなかった。
運輸安全委員会は17日、事故につながりかねない重大インシデントに認定。
鉄道事故調査官2人を指名した。
国土交通省によると、到着時は閉まっていたが、運転士が記録装置を確認したところ、車両右後方のドアに開く指令が出ており、走行中は開いていたとみられる。
JR九州によると、豊肥線は宮地(熊本)―豊後竹田間で6時間以上運転を見合わせた。
同社は「ご迷惑をおかけして申し訳ありません。原因究明に努めてまいります」とコメントしている。
https://www.sankei.com/article/20221017-F2OMGFC3BJMNVBSOIEHSMTYFJM/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。