2022年10月5日19時51分にYAHOOニュース(FNN PRIME)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
つぶらな瞳で1点を見つめる動物。
愛くるしい姿が人気のカピバラだ。
このカピバラを見に来ていた6歳の女の子が首などを噛まれ、けがをした。
事故は、9月27日、群馬県にある「群馬サファリパーク」で起きた。
現場は、パーク内の一角にあるカピバラと触れ合えるコーナーだ。
事故当時、柵の中には4匹のカピバラと女の子の家族4人がいて、家族のうち3人が餌を与えていた。
女の子はカピバラを怖がり、家族の後ろに隠れていたという。
ところが、1匹のカピバラが突然女の子に襲いかかったという。
当時、飼育員は立ち会っていなかった。
女の子は頭や首などを噛まれ、9針を縫う、全治2週間のけがをした。
【温厚な草食動物…人間を襲うことはないはずが】
噛んだのは、メスのカピバラ「ピノ」8歳。
4匹いるカピバラで唯一のメスだ。
一般的なカピバラの体長は120cm前後あり、ネズミなどのげっ歯類の中で世界最大の大きさだ。
カピバラを飼育するいくつかの動物園によると、カピバラは仲間同士の縄張り争いが激しい動物で、大きな前歯で噛みつくなどして、相手が死ぬまで戦うこともあるという。
ただし、基本的には温厚な草食動物のため、人間を襲うことはなく、餌やりの際、まれに指を噛まれるくらいだという。
【繁殖期が関係か…園側は「餌やり」中止へ】
では、なぜ今回女の子を襲ったのか。
群馬サファリパークの園長は、噛み付いた理由をこう推測する。
群馬サファリパーク・北村園長:
「発情の絡みですとか、そういったホルモンの(バランスとか)。それがそういう時期に来てるのかなという推測をしてるんですけど、実際のところはちょっと分かりかねる部分もある。」
カピバラは、繁殖期に気性が荒くなるものの、その時期は決まっていないため、判断が難しいという。
観光客:
「そんな例が今まではなかったのに、かみついちゃったの?怖いですよね。」
事故を受け、群馬サファリパークはカピバラの餌やりを中止し、柵の外からの観覧に変更するなどの再発防止策を講じている。
(「イット!」10月5日放送)
https://news.yahoo.co.jp/articles/023f577b90c997f5285ee5aa4b87b4cabeea85a5
10月6日6時5分にYAHOOニュース(上毛新聞)からは、2日前にもおそらくは同じカピバラに1歳男児が背中を噛まれていたが園長はそれを隠していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
群馬県富岡市岡本の群馬サファリパークで女児(6)がカピバラにかまれる2日前、西毛地域に住む男児(1)も同様の被害に遭っていたことが5日、分かった。
北村園長は上毛新聞の取材に、「安全対策が不十分だった。認識が甘く、反省しかない。二度とこのようなことがないよう、再発防止を徹底したい」と述べた。
関係者によると、男児は9月25日に家族4人で来園。
午前11時ごろ、柵の中でカピバラ1頭と触れ合っていたところ、突然襲われ、背中を複数箇所かまれた。
園によると、男児を襲ったのは女児をかんだのと同じ雌のカピバラとみられる。
北村園長は女児の被害に関する4日の上毛新聞の取材に対し、「カピバラが人をかんだのは初めて」と話していた。
5日に「うそをついてしまった」と認めた。
25日以降も来園者が触れ合えるままにした点は、「飼育員を付け、大声を出さないことや口元に手を近づけないよう看板で注意を呼びかければ大丈夫だと思った」などと話した。
カピバラが相次いでけがを負わせたことに対し、「事故に遭われた方には大変申し訳ない。一日も早い回復を祈っている」と述べ、「すぐにエリアを閉鎖すべきだった」と振り返った。
富岡署は5日、女児が襲われた現場を調べた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/59dc5a0a8002cd47f291846a0ac93d516bf3bea3
10月6日21時8分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)からは、園長は25日の男児のけがは軽傷だったので、これまで事故はなかったと話したという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
北村園長は5日、日本テレビの取材に対し、次のように答えていました。
(事故を起こしたカピバラは)今までにそのようなこと(かむこと)は、ありましたか?
群馬サファリパーク 北村園長:
「ないんですね。人に攻撃的な雰囲気は全くみられない」
事故というのは?
群馬サファリパーク 北村園長 :
「なかったですね。一度もなかったですね」
北村園長は「過去にかみついたことは無かった」と話していました。
6日に北村園長に改めて確認すると…
群馬サファリパーク 北村園長 :
「(9月)25日の件は非常に軽傷で済んでいるし、関連性があまりないだろうと、その時点では思っていましたので」
https://news.yahoo.co.jp/articles/857e150ac0450e02641d29e37cac8156714bd599
10月6日18時47分に毎日新聞からは、男児は大声を出した際に転倒させられた、女児には2本足で立ち上がって噛みついた、園長は今まで何もなかった安心感から飼育員を配置しなかったと謝罪したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
かみついたとみられるのは推定8歳の雌「ピノ」で、体長80センチ、体重40キロ。
園によると、25日午前11時ごろ、家族3人と来園した高崎市の男児(1)が大きな声を出した際に転倒させ、背中にかみついた。
背中に歯形が残ったが出血はなかった。
さらに、同27日午後2時ごろ、ピノは2本足で立ち上がって甘楽町の女児に突然かみついた。
家族3人が餌の青草を与え、女児は怖がって離れていたという。
女児は左耳から後頭部にかけて9針縫うけがをした。
園は女児を病院に搬送し、両親に謝罪した。
園には2011年からカピバラが加わり、現在9頭を飼育。
15年からピノなど一部の触れ合い展示を開始した。
飼育員は餌やりや清掃時以外おらず、最初の事故後に配置したが、27日は小屋を掃除するため離れていた。
事故後にピノを隔離し、10月1日からカピバラと客との触れ合いを中止した。
北村園長は、「上下に鋭い歯があり、発情期に気が立つこともあるが、今回はその様子はなかった。今まで何もなかった安心感から飼育員を配置しなかったことが結果的に事故の原因と言わざるを得ない」と述べ、謝罪した。
https://mainichi.jp/articles/20221006/k00/00m/040/224000c
10月6日20時2分に読売新聞からは、パークは25日の男児事故について動物と来園者の間で生じる日常的な出来事の範囲内だと判断していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
同パークは25日の事故の翌日、スペースに職員を配置したが、「動物と来園者との間で生じる日常的な出来事の範囲内」と判断。
常時の監視は行わず、女児が襲われた際、職員は約20メートル離れた小屋の清掃をしていた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20221006-OYT1T50251/
10月6日20時6分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、慣らしすぎた個体は人間をライバル視して噛みつくことがある、カピバラの歯は見た目以上に鋭く危険など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
アジア動物医療研究センター長・町田氏:
「安全だと思っている人が多いが、カピバラが人にかみ付くのは当たり前。(人に)慣れているからかまないだけ。慣らしすぎた個体は人間を自分と同種だと思っている。ライバル、競合相手だと思っているから追い払おうとかみ付く」
さらに注意すべきは、その歯。
アジア動物医療研究センター長・町田氏:
「虎の歯がナイフだとしたら、カピバラはのみ」
歯は見た目以上に鋭く、危険とのこと。
今回なぜ、幼い子どもを襲ったのでしょうか。
群馬サファリパーク・北村園長:
「雌自体の性格かなと。若くて小さいんだけどすごく性格が攻撃的であれば行く」
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c4ea9ef2da766b57108f64b51b0266c39c3c9fc
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。