2022年10月3日17時7分に毎日新聞から、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
目に鮮やかな紅白の横断歩道が、宮崎県内で続々と登場している。
ドライバーに、より目立つようアピールしようと、宮崎県警が信号機のない横断歩道の白い線の間を赤くカラー塗装した。
歩行者優先の横断歩道での死亡事故が後を絶たないことから、視覚的に訴えて事故防止につなげる狙いだ。
七つの主要庁舎が建ち並ぶ宮崎市の宮崎県庁前。
片側2車線の県道、通称・県庁楠並木通りに8月上旬、紅白幕のような横断歩道がお目見えした。
信号機はない。
しかし交通量は多く、業務で庁舎を行き来する職員が車が止まってくれるのを待つ姿も目立つ。
横断歩道の塗装は本来、国や県、市などの道路管理者の業務だが、宮崎県内では横断歩道上で歩行者が死亡する事故が2020年、21年に各5件あり、横断歩道で車などと接触し、負傷した歩行者も20年に129人、21年に89人と高止まりが続いたため、県警が緊急対策として実施した。
県内で信号機のない横断歩道約8600カ所のうち、公共施設や学校周辺で交通量の多い危険箇所を選定。
7~8月にかけ、宮崎市や延岡市など14市町で27カ所に赤信号をイメージした赤色の塗装を施した。
横断歩道が近くにあることを予告するダイヤマークも赤色で縁取った。
実際に効果はあるのか。
県警が、横断歩道を渡ろうとする歩行者がいた場合に車が停止するかを調査したところ、塗装前の停車率は平均56・9%だったのに対し、塗装後は71・7%に改善した。
事業費は約930万円。
歩行者用信号機を設置するより費用が10分の1に抑えられ、維持費も軽減されるという。
県警交通企画課の田中係長は、「一定の効果があり、他の道路管理者にも働き掛け、横断歩道のカラー塗装を増やしたい」と話す。
県庁前の真新しい紅白の横断歩道を渡った県中部農林振興局の岡野さん(女性、34歳)は、「目立つようになり、以前よりも運転手の方に止まってもらえるのでは」と期待を寄せた。
事故防止に向けた道路の塗装表示などに詳しい拓殖大工学部の永見豊准教授(景観デザイン)は、「ダイヤマーク付近を赤色で強調するのは注意を訴える効果がある。ただ、横断歩道での一時停止義務を知らない運転手にも伝える必要があり、併せて『歩行者優先』など言葉を路面や看板で伝えるのも有効だ」と話している。
https://mainichi.jp/articles/20221003/k00/00m/040/119000c
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。