2022年10月4日22時0分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大分県は4日、県内のスーパーなどで有毒植物のクワズイモがハスイモ(テンジク)として販売され、11人が口の中の痛みなどの症状を訴えたと発表した。
食品・生活衛生課によると、臼杵市の青果仲卸業者から3日、「納入先でハスイモを9月29日に購入した客から口の中がかぶれた、別のものではないか、といった連絡があった」との通報があった。
残品などを調べた結果、ハスイモではなく有毒植物のクワズイモと判断。
食中毒と断定した。
11人は40代以上の男性3人と60代以上の女性8人で、臼杵市のCうすき店と県内のスーパーで購入。
このほか、大分市のW青果(D大分馬場店)でも販売されたという。
臼杵市内の出荷者は「テンジクと思って出荷した」と話し、この3店舗で販売されたという。
ハスイモは、茎の部分をみそ汁に入れたり酢の物にしたりして食べるが、クワズイモとは葉の形が似ており、茎だけだと見分けにくいという。
県は、体調に異常を感じたら保健所に連絡するよう呼びかけている。
https://www.asahi.com/articles/ASQB46R38QB4TPJB007.html
10月4日18時30分にYAHOOニュース(テレビ大分)からは、農家が自生していたものを収穫し出荷していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県によりますと、9月29日から10月3日にかけて、県内3つの店舗で有毒なクワズイモがハスイモとして販売されました。
いずれも臼杵市の農家が自生していたものを収穫し、誤って出荷していました。
購入して食べた11人が食中毒の症状を訴えていますが、いずれも快方に向かっているということです。
販売された39袋のうち、臼杵市のCうすき店と大分市のW青果で販売された9袋が回収されていないということです。
県が注意を呼び掛けています。
https://www.fnn.jp/articles/-/426363
(ブログ者コメント)
クワズイモによる食中毒は、昨年に大分県佐伯市で、一昨年には宮崎県綾町で発生している。
(いずれも本ブログで紹介スミ)
ともに九州ということで調べてみたら、このクワズイモ、ウイキペディアによれば、四国南部から九州南部、琉球列島にかけて分布しているとのことだった。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。