2017年11月23日21時32分にNHK島根から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月24日付で毎日新聞東京版から、11月23日17時57分に日本経済新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
23日午後0時45分ごろ、島根県浜田市の障害者支援施設、「K園」で行われていた外部の人も参加できるイベント会場で、乗馬体験のために木につながれていた1頭の馬が暴れだし、人混みの中に突っ込んだ。
警察や消防によると、馬に体当たりされたり避けようと転んだりして、0歳の乳児から80代のお年寄りまで男女あわせて10人が病院に運ばれた。
当初は、現場では骨折した人もいると見られたが、病院で医師が改めて診察したところ、いずれも打撲などの軽いけがだったという。
警察によると、馬は当時、会場近くの高さ約2.5mの木の枝(直径約10cm)に手綱でつながれ、乗馬のインストラクターがそばにいたが、木の枝が折れたことで馬が暴れ出し、多くの人が集まっていた餅まきの会場に突っ込んだという。
馬はメスで、体長が2mあまり、体重はおよそ400kgから450kgほどある。
K園を運営する社会福祉法人「I福祉会」が経営する乗馬牧場から飼育している馬4頭を連れてきていて、そのうちの1頭だった。
警察は、馬が暴れ出した当時の詳しい状況などについて調べている。
会場で目撃した男性は、「馬が入ってきて、駐車場の中を人がいるところに入りながらぐるっと一回りした。状況が分からず、ぼう然としました。驚く人の声が聞こえました」と話していた。
また、別の女性は、「馬が木の枝を引きずりながら走ってきた。とても驚きました」と話していた。
騒動が起きた時、馬に付き添っていた男性は、「馬が木の枝を折って畑を走り回り、人の多い場所に走っていきました。制止しようとしましたが興奮していて止められませんでした」と話していた。
暴れた馬を飼育している現場近くのレジャー施設の職員の女性は、「馬はこちらに戻った時、目がきょろきょろして興奮している様子でした。ふだんはおとなしく、臆病なので、折れた木の枝が体にまとわりつくのが嫌で、暴れてしまったのかなと思います」と話していた。
「I福祉会」の室崎理事長は、「地域の人のためにこのような催しを行ったのに、けが人を出してしまったことに責任を感じている。主催者としてきっちり最後まで対応したい」と話していた。
出典
『イベント会場で馬暴れ10人けが』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/4035975731.html
『乗馬体験の1頭、暴れ10人軽傷 島根のイベント』
https://mainichi.jp/articles/20171124/ddm/041/040/090000c
『乗馬体験の馬暴れ10人けが 島根・浜田』
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2384156023112017000000/
(ブログ者コメント)
NHKの映像を見ると、木の枝は枝分かれした部分から裂けるように折れており、断面に腐ったような感じは見受けられなかった。
また、馬については、いかにもおとなしそうな目をしていた。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。