2017年11月8日23時46分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
8日午後9時15分ごろ、JR宝塚線(福知山線)の高槻発新三田行き普通電車(7両編成)が、兵庫県尼崎市の尼崎駅の先50m付近で近くの電車に危険を知らせる防護無線を受信し、緊急停止した。
電車は約1時間半にわたって現場で停車、乗客約600人が閉じ込められた。
午後10時50分ごろ尼崎駅まで電車を戻し、乗客を降ろしたという。
JR西日本によると、この電車で異常がないのに緊急に停車させる装置が作動するトラブルがあったといい、詳しい原因を調べている。
この影響で、同線の尼崎~新三田駅間とJR東西線の京橋~尼崎駅間の上下線で一時運転を見合わせ、午後11時10分ごろ運転を再開したが、後続に遅れや運休が発生している。
停車した電車の中は満員の状態で、「急病人が出たので医療関係者の方のご協力をお願いします」といった内容の車内放送も流れたという。
出典
『車内に1時間半、600人が閉じ込め JR宝塚線』
http://www.asahi.com/articles/ASKC87QX7KC8PTIL02M.html
11月22日19時6分に神戸新聞からは、原因に関し下記趣旨の記事がネット配信されていた。
今月8日、兵庫県尼崎市のJR宝塚線尼崎~塚口間で普通電車が約1時間半停車したトラブルで、緊急停止装置の配線に鉄粉が付着し、一緒に束ねられたほかの配線から通電して同装置が作動したとみられることが、22日、JR西日本への取材で分かった。
JR西によると、4両目の乗務員室にある緊急停止装置。
部屋は施錠され、同装置を作動するボタンが押された形跡もなかった。
運転席の制御盤を調べたところ、複数の配線が一緒に束ねられた部分に鉄粉が付着し、鉄粉を通じて絶縁されている同装置の配線に電気が送られ、誤作動した可能性が高いことが分かった。
このトラブルで、宝塚線と東西線が約2時間運転を見合わせ、乗客約600人が約1時間半、停車車両に閉じ込められた。
上下線計15本が運休し、神戸、京都線などで大幅な遅れが発生。
約1万3000人に影響が出た。
出典
『普通電車1時間半停車トラブル 原因は配電線束に鉄粉付着 JR西』
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201711/0010755482.shtml
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。