2017年11月24日10時53分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
車のライトを上向きにする「ハイビーム」を活用していれば事故を防止できるケースが少なくないとして、県警察本部は、県内の営業所などを「モデル事業所」に指定し「ハイビーム」を徹底してもらう取り組みを、近く始めることになった。
「ハイビーム」は車のライトを上向きにするもので、下向きの「ロービーム」よりも2倍以上の距離まで光が届くため、いち早く歩行者を認識でき事故防止につながる。
しかし警察によると、今年に入ってから22日までに、県内では夜間に歩行者が車にはねられ死亡する事故が12件起きたが、車のライトはいずれも「ロービーム」だった。
警察は、「ハイビーム」であれば事故を防止できたケースは少なくないとしている。
このため県警察本部は、5台以上の車を業務で使う県内の建設会社や電力会社などを「モデル事業所」に指定し「ハイビーム」を徹底してもらう取り組みを、近く始めることになった。
「モデル事業所」では、朝礼などで「ハイビーム」の活用を呼びかけたり、「ハイビーム」の効果を紹介するDVDを使った講習会を開いたりする。
県警察本部では、12月上旬に約180の事業所を指定し、従業員や家族に積極的な呼びかけなどを行った事業所を表彰する予定だ。
県警察本部によると、こうした取り組みは東海・北陸地方では初めて。
県警察本部交通企画課は、「ハイビームが命を守るという意識を広げていきたい」と話している。
出典
『ハイビーム事業所を指定へ』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3055975611.html
(ブログ者コメント)
調べてみると、徳島県警でも昨年から同様な取り組みをしていた。
(2016年11月17日 毎日新聞徳島版)
夜間の交通事故を減らそうと、警察庁が車の前照灯のハイビームを原則使用するよう呼び掛け始めた。
県警も、使用を励行する事業所を各署が指定する取り組みに乗り出し、16日には県警の担当者が那賀町の土木工事会社を訪れ、依頼文とチラシを手渡した。
警察庁は先月末、運転免許取得時などの講習で使う「交通の方法に関する教則」の内容を一部改正したものを交付。
ハイビームを積極的に活用するよう、初めて明記した。
那賀町仁宇の東和を訪れた県警の中野交通企画課長は、ハイビームの積極的な使用を呼び掛けた。
応対した代表取締役の青木さんは、「夜間は人や動物の姿が見えにくいので必要だと実感している」と話していた。
県警交通企画課によると、今年に入って10日までに県内で起きた自動車と歩行者の交通死亡事故13件のうち12件が夜間で、自動車の前照灯は全てロービーム(下向き)だった。
「切り替えの面倒さや、対向車への気遣いがある」(県警の担当者)ため、ハイビームの使用をためらうドライバーは多く、県警は、まず、事業所から定着させていく。
出典
『ハイビーム 夜間事故防止 定着へ県警が事業所指定』
http://mainichi.jp/articles/20161117/ddl/k36/040/500000c
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。