2018年4月29日10時10分に読売新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
28日午後2時40分頃、佐賀市神園4の神野公園こども遊園地で、稼働中のミニジェットコースターが高さ約5mのレール上で止まった。
乗っていた子どもを含む14人は消防に救出され、けがはなかった。
遊園地の納見園長(42)によると、ミニジェットコースターは16人乗りで、約200mのコースを1分10秒かけて回る。
止まったのは前半にある上り坂で、上りきれずに後進し、最も低いところで停止したという。
開園前の点検で異常はなく、この日は停止するまで77回稼働していた。
同園は、佐賀市観光協会が福岡県大野城市の遊具業者に運営を委託。
ミニジェットコースターは1991年から稼働している。
4歳以下の幼児も保護者と一緒なら乗れるため人気の遊具で、多い時は1日約1500人が利用するという。
長崎市から家族と訪れた会社員(33)は、「並んでいたらトラブルで運休と告げられた。しばらくしてパトカーなどが来て驚いた。佐賀まで来たのに残念」と話していた。
遊園地によると、ミニジェットコースターの運行は原因が分かるまで取りやめるが、園は29日以降も営業するという。
納見園長は、「あってはならない事故。今後起きないよう点検や運営の仕方を見直したい」と話している。
出典
『ジェットコースター停止、子どもら14人救出』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180428-OYT1T50121.html
4月29日付で毎日新聞西部版朝刊からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
14人(うち8人が幼児を含む子供)は、約1時間後に救助された。
遊園地は、「車輪のねじが1個緩んでいたことで、車輪とレールの摩擦で止まったようだ」と説明している。
遊園地は昨年12月にジェットコースターを点検しており、警察が原因を調べている。
出典
『ジェットコースター停止 14人乗り、けが人なし 佐賀』
https://mainichi.jp/articles/20180429/ddp/041/040/029000c
5月1日8時14分に佐賀新聞からは、緩んだネジが飛び出してガイド金具に接触したことが原因だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
運営会社は、最後尾車両の左後ろの車輪のねじが緩んでいたとする事故原因の調査結果をまとめた。
遊具専門の業者に調査を委託し、29日に原因が分かった。
1日にも佐賀市に報告する。
運営会社によると、コースターは4車両からなり、いずれも4つの車輪がある。
最後尾車両の左後輪は、樹脂製の車輪部分と一回り小さい円盤のような金属部品が、ねじ6本で取り付けられているが、うち1本が緩んで飛び出した。
このため、ねじの頭がガイド金具に接触。
スピードが遅くなり、コース前半の坂を登り切れずに後退するトラブルにつながったとみている。
このねじを交換し、他の同型車輪を含めた全てのねじを緩み止めの接着剤を使って締め直した。
緩みを確認するためのマーキングも施したという。
同社は、早くて3日からのコースターの営業再開を目指しており、日常点検を一日1回から2回に増やすとしている。
納見園長は、「二度とこのような事故が起きないように、整備点検の強化に努めたい」と話している。
出典
『神野公園コースター停止 車輪ねじ緩みが原因 日常点検、一日1回から2回に』
http://www.saga-s.co.jp/articles/-/211697
5月1日16時24分にNHK佐賀からは、これまでと今後の点検内容に関し、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
施設では、毎日の営業を始める前に必ず、目視で点検していたが、この日の点検で、異常は確認できなかったという。
このため、緩んだねじを交換し、接着剤を塗り直したうえで、緩みが生じないよう、すべてのねじを締め直したほか、今後は、朝と昼の2回、専用の工具を使って点検を行うなど、再発防止を徹底させるとしている。
出典
『コースター停止ねじの緩みが原因』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20180501/5080000443.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。