2018年4月22日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。
第1報は下記参照。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/8263/
(2018年5月3日 修正1 ;本文修正)
2018年4月26日23時1分に中日新聞から、石灯籠はすべて撤去されるという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県などは26日、伊勢神宮の内宮と外宮を結ぶ5.5kmの道路沿いなどの灯籠514基全てを撤去すると発表した。
以前も落下事故があり、大地震での崩落の恐れも指摘されていたが、「神宮周辺の風情を守ってほしい」との声も根強かった。
だが、今回の事故を受け、バス停付近などの26基を撤去したところ、想定以上に危険なことが判明した。
灯籠がある道路を管理する国、県、市の担当者が26日に津市で会合を開き、「安全と言えない」との認識で一致。
国道沿い94基、県道沿い328基、市道沿い8基と市管理駐車場などの84基を、各管理者が撤去すると決めた。
342基を撤去する県は、7月に県内を中心に開かれる高校総体までに撤去する方針で、費用は約8千万円を見込む。
国、市も早急に撤去する方針。
出典
『石灯籠、全514基撤去へ 伊勢神宮周辺、死亡事故受け』
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2018042690230124.html
4月27日付で読売新聞中部版からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故後の緊急点検では上部の固定が不十分な石灯籠が多数見つかっており、今後も老朽化が進むとして、それぞれが管理する道路などで撤去する。
出典
『伊勢の石灯籠514基撤去へ 7月下旬までに』
http://www.yomiuri.co.jp/chubu/news/20180427-OYTNT50007.html
(2018年7月8日 修正2 ;追記)
2018年7月5日18時56分にNHK三重から、県道沿いの石灯籠がすべて撤去されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県では、県道沿いのすべての石灯籠の撤去を進めていたが、今日、最後の石灯籠が撤去された。
5日は県道沿いの最後の1基の撤去が行われ、工事を受注した業者がクレーンなどを使って地中から灯籠を引き抜いていた。
県伊勢建設事務所の市川副所長は、「思っていたよりも早く撤去できたと思う。南海トラフ巨大地震など、今後も危険な事象が考えられるので、危険がなくなり安心している」と話していた。
ただ、国道と市道沿いなどには、まだ、65基の石灯籠が残されていて、国は今年10月ごろまでに、市では7月13日までに、すべての撤去を終える見込みだとしている。
出典
『石灯籠撤去 県道沿い完了』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/3073144801.html
(2018年11月22日 修正3 ;追記)
2018年11月19日19時30分にNHK三重から、運転手に有罪判決という、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
19日、津地方裁判所で開かれた裁判で浜口裁判官は、「バス運転手には、より一層注意して周囲の構造物に衝突しないよう注意する義務があり、過失は小さくない」などと指摘した。
その上で「時速10kmのスピードで構造物に接触した場合、人命にかかわるような重大な事故になるのはまれで、石灯籠の十分安全でない構造も原因である」などと述べて、禁錮1年6か月、執行猶予3年の判決を言い渡した。
出典
『石灯籠事故で執行猶予付き判決』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/20181119/3070000639.html
11月19日付で毎日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
判決理由で浜口裁判官は、「バス停付近にいた男性に注視しすぎて、石灯籠に注意を払うことなく、通常以上に歩道に接近させた過失は小さくない」と指摘した。
一方、「簡易に柱と接着した石灯籠の安全でない構造に起因しているのは否めない」と述べた。
出典
『三重・伊勢の石燈籠の落下 元運転手に有罪 津地裁判決』
https://mainichi.jp/articles/20181119/dde/041/040/040000c
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。