2020年9月6日20時15分に朝日新聞から、事故を起こしたボートの写真付きで下記趣旨の記事がネット配信されていた。
6日午前11時ごろ、福島県会津若松市の猪苗代湖で「ボートが人を巻き込んで、けが人がいる」と110番通報があった。
県警によると、千葉県野田市の瑛大(えいた)君(8)が死亡。
ほかに母親(35)と兄(10)、栃木県栃木市から来ていたもう1家族の男児(8)も巻き込まれ、重軽傷を負った。
県警や消防などによると、2家族のうち4人が、湖西岸の中田浜の沖合200~300メートルで泳いでいたところ、10人ほどが乗れるモーターボートが突っ込んだという。
県警によると、現場はボートが航行できる区域で、県警が事故原因を調べている。
近くには湖水浴場があるが、今年は新型コロナウイルスの影響で開設が中止されていた。
「どうしてあそこで泳いでいたのか」。
事故を起こしたボートを操船していた男性の知人(39)は驚いた様子で話した。
会津若松署によると、モーターボートには10人が乗っていた。
署によると、この日、男児らは2家族で猪苗代湖を訪れ、浜や水の中で遊んでいた。
例年、夏には近くに湖水浴場が開設されるが、新型コロナウイルスの影響で中止された。
https://www.asahi.com/articles/ASN964RHNN96UGTB002.html
9月7日1時46分に読売新聞からは、ライフジャケットを着用して泳いでいた、例年なら遊泳区域ブイがあるが今年はなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
県警会津若松署の発表などによると、事故当時、瑛大君らは2家族で、ライフジャケットを着用して泳いでいた。
瑛大君らは、近くを通り過ぎたモーターボートと接触し、スクリューに巻き込まれた可能性が高いという。
死亡した瑛大君の兄は、本紙の取材に「ボートは結構スピードが出ていた。僕はちょっと離れていたから大丈夫だったけど、ボートが通り過ぎたら弟がいなくなっていた」と声を震わせた。
現場から近い陸にはレジャー用ボートが発着する「中田浜マリーナ」があり、船が頻繁に行き来していた。
現場近くの中田浜でバーベキューをしていた会社員男性(41)は「例年なら遊泳区域が分かるよう沖にブイが浮かべてあるが、今年はブイがなかった」と話した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200906-OYT1T50150/
9月7日21時0分にYAHOOニュース(福島テレビ)からは、体の一部を捜索中という、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
事故から一夜明け行われた現場検証。
警察が水中ドローンを投入し、見つかっていない瑛大くんの体の一部などを捜索した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/31ce15cd5534dd6c7445dfe48f7063bd6bea2147
9月7日付で毎日新聞東京版からは、沖は波が荒かったのでボートや水上バイクは浜の方に集中していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
航行中の小型クルーザー(全長約12メートル、幅約3メートル)が遊泳中の4人を巻き込んだとみられる。
現場付近で水上バイクに乗っていたという50代男性によると、この日は午前中からボートや水上バイクが多かったという。
「より沖に出ると風が強くて波も荒い。みんな穏やかな浜の方に集中していた」と話した。
https://mainichi.jp/articles/20200907/ddm/041/040/063000c
9月6日19時18分にNHK福島からは、例年は家族連れでにぎわう場所だという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
猪苗代湖の中田浜は、例年、湖水浴場が開設され大勢の家族連れでにぎわう場所ですが、ことしは新型コロナウイルスの影響で湖水浴場の開設が中止されていました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20200906/6050011608.html
9月8日8時35分に福島民友からは、現場水域の利用ルール解説図付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
死亡した男児の父親が運転するボートで浜から200~300メートル離れた現場周辺に到着。
けん引したバナナボートと4人を降ろした後、父親のボートは現場を離れたという。
県警は4、人の周辺に旗などの目立つ物があったのかなどを調べている。
https://www.47news.jp/localnews/5232465.html
9月7日11時41分にYAHOOニュース(福島中央テレビ)からは、4人は現場到着後まもなくクルーザーに巻き込まれたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察によると4人は、男の子の父親が操縦するボートで浜辺から2~300メートル離れた沖に到着後、間もなく、別の男性が操縦するクルーザーに巻き込まれていたことがわかった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/582de2dfc8a713e21e36a9139c115fcb839b2eb1
9月7日20時0分にYAHOOニュース(J-CASTニュース)からは、4人はジェットスキーをするために待機中だった、事故現場が船舶航行区域外であればボートに徐行義務があったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
家族らは、他の家族の水上バイクや他の客のボートで次々に運び出された。
しかし、男児はすでに死亡して浮いており、スクリューに巻き込まれた可能性がある。
事故に巻き込まれた家族らは、なぜ沖合で泳いでいたのだろうか。
この点について、会津若松署の副署長は7日、J-CASTニュースの取材にこう話した。
「被害者の家族は、ジェットスキーをしようとしていて、ボートに引っ張って行ってもらうため、沖にプカプカ浮いていたと聞いています。
どのくらい沖かは、幅を持たせて、中田浜から東に200~300メートルと発表しました」
中田浜では、県の条例で、船舶航行区域は、「沖合300メートル以遠」と決められている。
会津若松地方広域消防本部の消防指令センターに聞くと、事故現場は、中田浜から東に約150メートル沖だったという。
事故が起きたのは、船舶航行区域の中か外かは、はっきりしていないが、会津若松署の副署長は、「もし船舶航行区域外だった場合は、ボートは徐行しないといけません。ボートの速度については、まだ特定できていませんが、この点は、捜査のポイントになると思います」と話した。
飲酒・無免許運転ではなかったとしている。
事故当時は、風が強くて波立っており、沖に出過ぎると波が高いので、ボートなどは浜近くを走る傾向があったという。
ライフジャケットを着けていれば、ボートから見えやすいが、波立っていると見えにくくなる可能性もあり、どのような状況で事故が起きたのかは、まだよく分かっていないようだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d9ee939a645001c634c0ee1d6e67f7583cd58d3
9月8日付で河北新報からは、事故現場は船が航行区域に行くためのエリアであり、遊泳エリアではなかったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
福島県によると、中田浜は入り江で、陸から300メートル以遠の沖合がプレジャーボートで楽しむ船舶航行区域に設定されている。
中田浜は水深が深く、湖水浴場と遊泳エリアは入り江東側の一部に限定。
船舶が発着するマリーナや桟橋付近は、プレジャーボートが船舶航行区域と陸を往来するエリアになっている。
会津若松署の調べで、事故現場は沖合200~300メートルとみられ、遊泳エリアではない可能性が高い。
同署は詳しい場所の特定を急いでいる。
県によると、湖水利用区分は県や県警、地元機関による協議会が設けた自主ルールで、法的強制力はない。
中田浜には船舶航行区域を示すブイはないという。
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202009/20200908_63026.html
(ブログ者コメント)
以下は、NHK映像の1コマ。
(2/2へ続く)
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。