2020年9月8日付で毎日新聞新潟版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
7日午前10時ごろ、糸魚川市田海のデンカ田海工場で、交換のため化学薬品を製造するプラントの部品を取り外した際に、爆発的な燃焼が起きた。
火はすぐに消し止められ、延焼はなかった。
近くで作業に当たっていた同社の社員ら5人がやけどを負った。
糸魚川署やデンカによると、50代の男性作業員が上越市内の病院に搬送。
顔や腕、太ももなど体の約3割をやけどする重傷を負ったが、命に別条はない。
他の4人の男性作業員も顔などにやけどをしたが軽傷で、糸魚川市内の病院に搬送された。
作業は、この5人でしていたという。
この工場では化学薬品「モノシラン」の原料を製造していたという。
https://mainichi.jp/articles/20200908/ddl/k15/040/119000c
9月7日付で新潟経済新聞からは、反応器の配管解体作業中だったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
デンカ株式会社は7日、同日午前10時頃、同社青海工場(新潟県糸魚川市)のモノシラン工室にて反応器の配管解体作業中、火災による火傷災害(社員2名、工事業者3名の5名が火傷)が発生した、と発表した。
社員1名がII度、他4名がI度の火傷。
設備等物的損害はなく、生産への影響もない。
火災原因については調査中で、判明次第、関係当局の指導を仰ぎ、適切な対策を実施するという。
青海工場の主要製品は、クロロプレンゴム、ポバール、カーバイド、石灰窒素、アルミナ繊維、セメント、特殊混和材、高分子ヒアルロン酸製剤、超高純度モノシランなど。
従業員数は約1,000名。
モノシランガスは、無色・有臭で可燃性のある高圧ガスで、主に半導体・液晶ディスプレイ・電子部品などの各種電子デバイスの製造工程内で使用され、シリコン膜またはシリコン酸化膜形成の際に用いられるという。
9月7日17時20分にYAHOOニュース(新潟テレビ)からは、火は10分ほどで作業員が消し止めたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
化学薬品などを製造するデンカの糸魚川市にある工場で、機械から出火する火事があり、作業員5人がケガをしました。
デンカによりますと8日午前、田海工場で解体作業中の機械から突然出火。
火は10分ほどで作業員が消し止めましたが、周辺にいた5人が火傷などケガをしました。
警察によりますと、4人は軽傷ですが、50代の男性作業員1人が顔や太ももなどを火傷していて重傷です。
命に別状はありません。
警察と消防が出火の原因を調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0536d243070de3ef42f15731c7db465a3aa366e9
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。