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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20212101710分に上越タウンジャーナルから、下記趣旨の記事が写真や解説図付きでネット配信されていた。

 

上越市立水族博物館うみがたりで開館からわずか2年間にイルカ6頭のうち、4頭が相次いで死んだ背景が明らかになりました。

 

夏の暑さと冬の寒さが主な要因で、上越の気候に適応できずストレスを受けて、免疫力が低下した結果だということです。

 

これは10日に開かれた上越市議会文教経済常任委員会で明らかになりました。

 

イルカ4頭の死因については、市教育委員会が、去年夏に専門家による検証委員会を立ち上げ、飼育、建築、水質の観点から調査してきました。

 

報告書では、日本海側の上越市でのイルカの飼育環境が、うみがたりに来る前飼育されていた太平洋側の横浜・八景島シーパラダイスに比べて、厳しかったと指摘しています。

 

具体的には、上越の平均気温の範囲が2.5度(1月)~27.6度(8月)なのに対して、横浜は5.9度~26.7度と、上越の方が温度差が大きく、冬の寒さが厳しいこと。

 

また、上越は横浜より夏の風速が弱く(上越が秒速平均611メートル、横浜が914メートル)、冬の風速が強いため(上越の最高平均が2128メートル、横浜は1725メートル)、総じてイルカの体感温度が夏はより暑く、冬はより寒かったととらえています。

 

うみがたりのバンドウイルカのプールは、日本海と一体的に見えるよう、海側に風よけの壁がありません。

 

屋根も大きく開いているため、夏の直射日光や冬の強風をまともに受ける構造です。

 

一方、シロイルカのプールにも屋根がありません。

 

さらに、バンドウイルカのプールは、機械室の振動が八景島シーパラダイスと比べて測定値が高かったことも分かり、ストレスになった可能性は否定できないと指摘しています。

 

検証委員会では、こうしたことが合わさり、イルカがストレスを受け、免疫力が低下したことで、腎臓や肺の病気などで死んだ可能性があるとしました。

 

このほか、検証の結果、飼育業務に関しては、イルカに遊具を与えて環境に変化をつける対策をしていたことから、問題なかったとしています。

 

また、プールの大きさはほかの施設と比べ、深さに対して表面積が狭い傾向にあったものの、ストレスを与えて死因となった可能性があるとするまでには至らないとしています。

 

水質については、死因につながるポイントは特定できませんでした。

 

なお、シロイルカの最後に死んだ2頭目のソーリャについては、同じプールで飼育されていたシロイルカのリーヤが死んだことで、単独の飼育となり、精神的ストレスが加わり、リーヤの死後からわずか2か月後に死んだ可能性があるとしました。


委員からは、うみがたり建設当初、イルカを飼育するうえで日本海側の気象変化やプールの大きさを問題視し、当時の担当部署と議論したと指摘しました。

 

これに対し、上越市教育委員会の柳澤部長は、「今回の検証では、専門家から重複する指摘があった。真摯に受け止め、改善を模索したい」と答えました。

 

また柳澤部長はJCVの取材に対し、「あまりにも異常な気象の中でイルカショーをした場合、イルカやお客さんに影響してはいけないので、状況を見て個別に判断することになる。生き物と命の尊さを知る施設にしたい」と話しました。

 

教育委員会では、検証委員会の指摘をふまえ、一足早く、去年12月から飼育環境の改善に取り組んでいます。

 

具体的には、バンドウイルカの飼育プールで、水位を1メートル下げ、風が当たらないようにしました。

 

 

教育委員会では今後、夏の日差しや冬の風を遮るための改修工事を新年度から進める方針です。

 

https://www.joetsu.ne.jp/135966

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

変更管理不備事例として紹介する。

 

 

 

(2021年11月23日 修正1 ;追記)

202111221549分にNHK新潟からは、対策として防風壁が設置されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

上越市の水族館「うみがたり」では、オープンから2年あまりで4頭のイルカが相次いで死にました。

専門家らによる検証委員会は、その要因について、もともとイルカが飼育されていた横浜市と比べて、夏と冬の気温差が大きく、対応する防風壁がなかったことから、水面上で呼吸をするイルカにストレスを与えていた可能性があるなどと結論づけています。

これを受け「うみがたり」では、日本海側から吹き込む冬の冷たい風で水面上の温度が下がるのを防ごうと、防風壁を設置しました。

防風壁は、海に面した部分は高さおよそ1.4メートル、幅およそ25メートルの樹脂製のネットになっていて、観覧席がないプールの側面の部分は高さおよそ1メートル、幅およそ14メートルのガラス製になっています。

このほか「うみがたり」では、夏の日ざしを和らげるための「日よけ」を設置したり、水温を気温に合わせて調節したりするなど、飼育環境の改善を図ってきたということです。
「うみがたり」を管轄する上越市教育総務課の新部課長は、「どれだけ効果があるかは、今後、プールの水面上の気温や風速を測定するなどして検証していきたい」と話していました。





https://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20211122/1030019048.html

 

 
 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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