2023年7月15日2時26分にYAHOOニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
大阪市に設営されたイベント会場では、15日から韓国発のウオーターフェス「WATERBOMB」が行われる予定でした。
音楽を楽しみながら水鉄砲の撃ち合いなどをするイベントで、水を勢いよく噴射する「ウオーターキャノン」と呼ばれる装置を使った演出が会場を盛り上げます。
それが15日に日本に初上陸。
14日はスタッフら200人ほどでリハーサルを行っていたはずですが、その姿はなく、ステージの前にはパトカーと数人の警察官の姿がありました。
14日午前11時ごろ、「男性スタッフがステージ機材で顔をケガし、意識がない」と、会場の警備員から通報が入ったのです。
通報にあったステージ機材というのが、会場のいたるところに設置された黒い装置。
水を噴射する「ウオーターキャノン」です。
警察によると、男性スタッフがウオーターキャノンの噴射口をのぞき込んでいたところ、誤って水が噴射してしまい、顔面を直撃。
噴射された水は時速120キロでした。
水が直撃したのは40歳の男性スタッフで、意識不明のまま病院に搬送されましたが、その後、死亡しました。
死因は顔面負傷による脳挫傷だということです。
会場に40台設置されていた高さ1.6メートルのウオーターキャノン。
なぜ、男性がのぞき込んでいる時に噴射してしまったのでしょうか。
会場で使われていたウオーターキャノンを噴射するには3段階のステップが必要で、まず「主電源を入れ」、次に「スタンバイスイッチを押し」、最後に「噴射スイッチを押す」ことで水が噴射するようになっているといいます。
しかし、今回は2段階目のスタンバイスイッチを押した際に水が噴射したということです。
誤作動の原因はわかっていませんが、今回とは別のウオーターキャノンを扱う業者に話を聞くと―― 。
ウオーターキャノンを扱う施工業者(事件とは無関係) :
「圧縮空気を使って水を空中に出す機械ですので、爆発に近い危険なものではある」
Q.のぞき込むのは?
同上業者:
「銃口に自分からいっているようなもの」
取り扱う際には、主に2つの安全策をとっているといいます。
同上業者:
「周りに人が入らないような柵をし、人が立ち入らないようなことをします。
1人だけで発射ボタンを押すのではなくて、1人がウオーターキャノンの近くに人がいないか安全確認をしたうえで、発射ボタンを押す人と連携して発射ボタンを押す」
このイベントは、15日から2日間で2万人が来場予定だったといいます。
事故を受けイベントの主催者は、「重大事故にともない、イベント開催がこれ以上不可能と判断し、大阪公演については中止とさせていただきます。お客さまや関係者のみなさまにご迷惑をお掛けし、直前でこのようなご案内になり、深くおわび申し上げます。再発防止に責任を持って取り組んでいきます」とコメントを発表しました。
7月22・23日の名古屋でのイベントと、7月29・30日に東京で行うイベントは開催予定だということです。
警察は、業務上過失致死の疑いも視野に捜査しています。
(7月14日放送『news zero』より)
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d44d4a0b0b3513edfb89706c9a414aa33809e6b
7月15日6時0分に産経新聞からは、水噴射のための2段階目の操作をしたところ数本の筒から水が噴射されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
装置は「ウオーターキャノン」と呼ばれ、長さ約150センチ、口径約7・5センチの筒状で、時速120キロで水を噴射する。
高さ約1・6メートルの位置に40台設置されていた。
装置の起動には本来、3段階の操作が必要だが、今回は別のスタッフが2段階目の操作をしたところで、数本の筒から水が噴出した。
八代さんは装置の近くで倒れているのが見つかり、病院に搬送されたが、死亡が確認された。
この日は、八代さんを含む複数のスタッフが装置を点検していた。
https://www.sankei.com/article/20230715-HPG35XNUD5KFLFLVWMHHSBDMUA/
7月14日20時5分にYAHOOニュース(mBS NEWS)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。(本文は転載省略)
https://news.yahoo.co.jp/articles/f94759ef01ecabc1cf8b1d5c6cb18b0f5de95e8a
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。