2016年6月27日8時15分に読売新聞から、下記趣旨の記事が掲載されていた。
高知県土佐市の明徳義塾中学校竜国際キャンパスで、2014年3月、花火を作る理科の実験中に火薬が爆発し、当時2年の女子生徒が両手や顔に約2か月の治療を要するやけどを負っていたことがわかった。
生徒側の代理人の弁護士や学校側によると、14年3月18日午前11時頃、同キャンパスの理科室で、中学2年の生徒18人が硝酸カリウムと硫黄などの薬品を乳鉢で混ぜ合わせて花火を作る際、薬品が爆発したという。
経産省は、長野県の高校で火薬類を使った実験で火災が起きたことを受け、18歳未満の者は原則として火薬類の取り扱いができないなどとする通達を10年9月に出しており、同中学校にもこの通達は届いていたが、学校側の聞き取りに対し、授業を担当していた理科教諭は「見ていない」と答えたという。
理科教諭は14年6月に依願退職。
18歳未満の者に火薬類の取り扱いをさせたとして、火薬類取締法違反と業務上過失傷害罪で、15年1月、略式起訴され、40万円の罰金を支払った。
女子生徒は、同中を卒業後、県内の別の高校に進み、学校側は責任を認め、慰謝料を支払うことで、今年5月20日に示談が成立した。
同中高の和田事務長(61)は、「生徒本人やご家族にはつらい思いをさせてしまったと思っている。教職員に法令の周知を徹底し、再発防止に努めていく」と話した。
被害生徒の母親は弁護士を通じて、「学校が子どもたちの安全を保障し、安心できる場所であるようにと切に思います。法を順守し、教員のモラルを高めていただきたい」とのコメントを出した。
出典
『花火作る実験中に爆発、生徒やけど…示談は成立』
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160625-OYT1T50114.html
キーワード;事故
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