2018年5月11日19時0分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後0時半ごろ、千葉市若葉区の市立千城台西中学校の養護教諭から「生徒が理科の実験中に硫化水素を吸い込み、のどの痛みを訴えている」と119番通報があった。
救急車や化学消防車、ヘリコプターなど計16台が出動し、中学2年の男子生徒3人が市内の病院に搬送された。
3人はいずれも軽傷という。
同校の武満教頭は、「生徒が試験管に顔を直接近づけて嗅いだのが原因と思われる。安全管理に問題はなかった」としている。
出典
『理科実験中に硫化水素吸い3人搬送 千葉市の中学』
http://www.sankei.com/affairs/news/180511/afr1805110012-n1.html
5月11日18時56分にTBS NEWSからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11日午後0時30分ごろ、千葉市若葉区にある市立千城台西中学校で、「硫化水素発生の実験中に体調不良を訴えた子が数人いる」と、女性教諭から消防に通報があった。
消防や市教委によると、2年生が理科の授業で硫化水素を発生させる実験を行っていたところ、男子生徒4人と女子生徒1人のあわせて5人が体調不良を訴え、病院に運ばれた。
5人はいずれも軽症。
市教委によると、当時、教室では窓を開け、換気をしていたという。
出典
『理科の実験中に体調不良、生徒5人搬送』
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3366964.html
(ブログ者コメント)
〇下関市の中学校で事故が起きたのと同じ日に、千葉市の中学校でも同じ事故が起きた。
同種事例は過去に何件も紹介しているが、同じ日に起きたのは、ブログ者が把握している範囲では初めてだ。
〇今回の千葉市の事例は、試験管に顔を近づけて臭いをかいだことが原因だったらしいとのこと。
本件、下関市の事例を報道したNHKの映像では、当該実験の教科書のページらしきものが映されていたが、そこには試験管の口を手であおぐ説明図付きで、「手であおいでにおいをかぐ」と記されている。
ということは、マニュアル不順守による事故だったのかもしれない。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。