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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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201871823分に中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

17日正午ごろ、愛知県豊田市の市立梅坪小学校の教室で、小学1年生の男子児童(6つ)が意識不明で倒れ、病院に運ばれたが、約1時間後に死亡した。

死因は、熱中症の中でも重症な「熱射病」とみられる。

 

男児は、学校近くの公園で午前中にあった校外活動で疲れを訴え、教室に戻った後に容体が悪化した。

 

市教委学校教育課の鈴木課長は、「学校の教育活動の中で、児童の命がなくなるという重大な事態が発生した。亡くなられた男児と保護者に深くおわびする」と陳謝した。

 

県警も、学校関係者から事情を聴くなどして、死亡に至った経緯を調べる。

 

市教委や学校によると、1年生4クラスの計112人は、担任教員4人と午前10時ごろ、学校から約1km離れた和合公園に向けて、歩いて出発した。

 

約20分かけて到着したが、男児は途中で「疲れた」と話し、他の児童から遅れることもあり、担任の女性教員が励ましたという。

 

公園で児童たちは虫捕りやすべり台などの遊具で30分ほど遊び、徒歩で学校に戻った。

 

帰り道でも、男児は「疲れた」と訴えた。

午前11時半ごろに学校に戻ってからは、教室で担任教員が付き添って様子を見ていたが、唇が紫色に変色し、次第に意識が遠のいたため、119番した。

 

亡くなった男児を含め、児童たちは熱中症対策のため帽子をかぶり、水筒を持参していた。

担任らも、小まめに水分補給するよう指示していたという。

 

男児のほかに女児3人が、学校に戻ってから「頭が痛い」などと体調不良を訴え、うち1人は嘔吐し、保護者が学校に迎えに来た。

 

この日早朝、気象庁は県内全域に「高温注意情報」を発表していた。

名古屋地方気象台によると、豊田市の気温は午前9時には30.4℃を記録。

午後2時すぎには37.3℃まで上がった。

 

出典

熱射病、豊田の小1死亡 校外活動後、教室で悪化

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2018071790171814.html 

 

 

7191146分に毎日新聞からは、市教委から配布された熱中症予防?マニュアルには具体的な対応の記述がなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

男児は学校へ戻ると、風通しの良い教室の一角で休んだが、体調が急速に悪化。

20分後に意識を失った。

119番し病院へ向かったのは、その20分後だった。

 

市教委は、「養護教諭を教室に呼んで対処したり、AED(自動体外式除細動器)で救命措置をしたりしており、搬送までにロスした時間はない」と説明する。

 

しかし、日本救急医学会の対処法では、軽症の「1度」でも、改善しなければすぐ病院へ搬送を求める。

 

一方、市教委が5月に各校に配布したマニュアルには「適切な処理を行う」とあるだけで、どんな症状なら急いで119番すべきかなど、具体的な指示はない。

 

県教委によると、初任者研修のほか熱中症を扱う教員研修はないという。

 

熱中症に詳しい三宅康史・帝京大病院高度救命救急センター長は、「そもそも、帰り道で男児が『疲れた』と言った段階で、歩かせるのをやめるべきだった」と指摘。

「子どもは、暑い場所に長くいるのはよくない。単に日陰でなく、冷房のきいた場所で『質のいい休憩』が必要で、車を同伴し体調が悪くなったら乗せるなど、安全への工夫が不可欠だ」と求めた。

 

 

校外学習をした和合公園は約1万1000m2と広く、あずまや2棟のほか、強い日差しを遮る樹木はほとんどない。

18日昼も耐えがたい暑さで、人影はなかった。

 

県教委も同日、県内の公立校に対し、「熱中症が危惧される場合は、行事の縮小・中止も検討を」と、再発防止策の徹底を通知したが、中止の判断基準は示していない。

 

熱中症の研究に取り組む国立環境研究所の小野雅司・客員研究員(環境疫学)は、事故の当時、5日連続で愛知県内に高温注意情報が出ていたことに注目。

「暑い日が続くことで体に疲れが蓄積しており、明らかに危険な状況だ」と指摘する。

 

さらに、学校や公共機関などは、天気予報だけでなく、環境省が各地の予測値を公表している「暑さ指数」を見て、指針に従うことが必要だと訴えた。

 

 

【暑い中なぜ…保護者説明会】

 

豊田市立梅坪小では18日夜、保護者への説明会が開かれた。

約400人が参加して2時間続き、10数人から発言があったという。

 

6年生の父親は、「校長は判断ミスだと謝罪した。泣いている保護者も多く、私は、ただ悔しい気持ち」と話した。

 

後半は、保護者から今後の対策や対応についての質問が集中したといい、別の児童の父親は、「なぜ、こんな暑いのに外に出したのかという厳しい意見も出て、私も同じ気持ちだ。しかし、学校が今後、親から集めた意見を取り入れて対策を取ると示したので期待したい」と、苦渋の胸の内を明かした。

 

終了後、籔下校長は報道陣を前に、今後の対策を説明した。

 

▽学校としての熱中症マニュアル作成

▽「暑さ指数」に基づく「熱中症メーター」を校内6カ所に設置

▽授業中に水分補給の時間を設ける

▽塩分補給タブレットや保冷剤入りのクーラーボックスを用意する

 

などの内容。

 

学校行事の中止や延期などの見直しも進めるとし、まずは来週開かれる予定だった市内6小学校の合同スポーツ大会が中止になったと話した。

 

籔下校長は、事故当日の対応について「別のやり方があったはずだ」と述べ、学校の責任に言及した。

 

出典

『男児熱射病死 救急要請遅れか マニュアル具体的指示なし』

https://mainichi.jp/articles/20180719/k00/00m/040/194000c 

 

 

719753分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

ある保護者によると、男児は校外学習前、先生に「行きたくない」と言っていたという。

 

この状況を自分の子に聞いたという保護者は、「熱中症になる危険性が高い屋外に無理に連れていくような学校には、子供を預けられない」と語気を強めた。

 

出典

『熱射病死の男児、校外学習前「行きたくない」』

https://www.yomiuri.co.jp/national/20180719-OYT1T50005.html 

 

 

       (2/2へ続く)

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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