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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2021111761分にYAHOOニュース(信濃毎日新聞)から下記趣旨の記事が、倒れる前の石碑の写真付きでネット配信されていた。

16日午前10時35分ごろ、長野市通明小学校(篠ノ井御幣川)で5年の男児(10)が、同校中庭にある石碑を抱えて体重をかけた際、石碑が倒れて下敷きになった。

市教委によると、男児は腹や右脚の痛みを訴え、市内の病院に搬送された後、ドクターヘリで松本市内の病院に運ばれた。

捜査関係者によると内臓が損傷しており、重傷のもよう。

長野南署が詳しい状況や原因を調べている。

同校などによると、男児は2時間目の授業終了後の休み時間に1人で石碑を抱えたところ、あおむけに倒れて石碑の下敷きになったという。

目撃した周囲の児童が近くを通り掛かった男性教諭2人に伝えて助け出し、同校が119番通報。

男児は1、2分ほど下敷きになっていたとみられる。

市教委によると、石碑の大きさは高さ75センチ、幅62センチ、厚さ6センチ、重さは不明。
1989年に同校PTA創立40周年を記念して設置された。

高さ21センチ、幅92センチ、奥行き24センチの台座に施された数センチの溝に収まっていたが、固定方法は不明。

同校が月1回、校内施設を点検する際に石碑も点検対象にしており、今月1日に点検した際は異常はなかったという。

同校の高野校長(59)は、「子どもに大きなけがをさせてしまい、責任を痛感している。申し訳ない」とし、再発防止に向け「しっかり対応したい」とした。

17日以降、全校児童に事故を報告する。

市教委学校教育課の上石課長は、「まずは児童の回復を待ちたい。警察に協力し、詳細把握と再発防止に努める」とした。

市教委は16日、全市立小中高校に、校内にある石碑を揺らすなどして安全確認するよう通知。
危険がある場合の報告や安全対策も求めた。

https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2021111600741

 

11162031分にYAHOOニュース(信越放送)からは、基礎から台座が外れたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

5年生の男子児童が休み時間に、中庭にある高さ75センチの石碑に体重をかけたところ、基礎から台座がはずれ、石碑の下敷きになりました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/08815998fa99effcb5adc34ce5e733b9dd5c3b99 

 

1117200分にYAHOOニュース(信越放送)からは、最近のはピンやボンドで固定するが昔のはモルタル接着だけだったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

石碑は30年ほど前に立てられたもので、倒れた部分はおよそ1メートル。

平均的な小学5年の男児は身長1メートル40センチ、体重35キロです。

男子児童は「石碑を抱きかかえるようにして体重をかけたら仰向けに倒れた」などと話しているということです。

石材を扱う県内の業者は、「(重さは)だいたい80キロ、台座で100キロ近くではないか」とし、基礎と台座をつないでいたモルタルが劣化したのではないかと推測。

「施工はちゃんとしてあり、30何年の歴史の中で、子どもがゆすったりしていればつなぎ目が切れていたと思う」と話します。

最近では、石材を専用のピンやボンドで固定するということですが、30年前はこの方法をとらないものも多く、身のまわりに同じ状態の石碑があってもおかしくないといいます。

一方、子どもの事故に詳しい松本短期大学の福田明准教授は、学校であっても危険が潜んでいると意識することが大事だといい、「子どもは、今回のような石碑だけではなくて、ブロック塀や木などつかまったり登ったりするものに興味があり、日頃から倒れたりしないかといった点検が必要になる、過去にこんな事故が起きたということを周知する場をつくったり、ここの場所はどんな危険が起きるといった会話をしてみたらいいのでは」としています。

通明小学校の高野校長は、「大きなけがをさせてしまったことを校長として大変申し訳なく思う、いままで確認してきた中では転倒が予想されるような状況はないと認識していた」としています。

学校では月に1度、校内施設の安全点検を行っていましたが、石碑の具体的な点検方法が決まっていたわけではなく、安全管理の見直しが求められることになりそうです









https://news.yahoo.co.jp/articles/35d7960bb45da72cbd111f1ededfc67200efa525

 

11181748分にYAHOOニュース(テレビ信州)からは、長野県内で調査したところ37校で石碑や銅像などのぐらつきがあったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事故を受け、県教育委員会は17日、市町村の教育委員会と高校に対し、学校敷地内の建造物の安全点検をするよう通知しました。

テレビ信州が県内77市町村に取材したところ、少なくとも16の市町村にある小中学校37校で、石碑や銅像がぐらつくといった異常がみられることがわかりました。

異常があったものは周囲を囲ったりするなど、安全対策を行っています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b303ea302ac50637122d2ebfc502e6311cfb57be

 

1119182分にNHK信州からは、文科省が全国の教育委員会などに安全点検するよう要請したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事故を受けて、文部科学省は19日、全国の教育委員会などに対し、速やかに安全の点検を行うよう要請しました。

要請では、倒壊や落下などで重大な事故につながるおそれがある校内の石碑や遊具のうち、目視による点検では安全性の判断が困難で、専門的な点検が行われていない箇所などについて、子どもの目線や多様な行動なども考慮して安全点検を行うよう求めています。

学校での事故をめぐっては、文部科学省が、ことし4月に宮城県の小学校で校庭のボールネットの柱が折れて児童2人が死傷した事故を受け、ことし5月にも緊急点検を要請する通知を出していました。



https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20211119/1010020590.html

 

(2022年2月17日 修正1 ;追記)

2022214151分にNHK信州からは、市の緊急点検で安全と判断できなかった15基について石材業者が調査し始めたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

事故を受けて市が、学校に設置されている石碑などを緊急点検したところ、市内12校の15基が安全かどうか判断できず、14日から石材業者の組合による調査が始まりました。

担当者たちはブロンズ像の土台の割れた石の大きさを測ったり、押すとぐらつく門柱のつなぎ目などを確認したりして、どのような補修ができるか調べていました。

市の教育委員会によりますと、事故の後、各地の学校では子どもたちが石碑などに近づけないように三角コーンや張り紙で注意を促しているということです。

市の教育委員会では、調査結果を踏まえて、補修の必要性や方法について検討することにしています。



https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20220214/1010021591.html

 

  

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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