2023年9月2日9時54分にNHK静岡から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
1日午後3時20分ごろ、富士山に登っていた静岡市駿河区にある市立N小学校の5年生の児童から「道に迷って今いる場所がわからない」と警察に携帯電話で通報がありました。
警察と消防が捜索したところ、約1時間後に御殿場市の御殿庭入り口付近で児童4人が見つかり、学校が改めて点呼をとったところ、ほかにも4人がいなくなっているのがわかったということです。
4人も、約1時間後に別の場所で見つかったということです。
警察によりますと、8人は会話もでき、けがはないということです。
学校によりますと、登山には5年生151人が学校行事として参加し、当時は列を作って下山していたということです。
警察がルートを外れた理由や教員の引率状況などを調べています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20230902/3030021418.html
9月4日19時36分にYAHOOニュース(テレビ静岡)からは、別の山岳ガイドはガイドの人数不足や歩く速度の不適切さが原因だった可能性を示唆しているなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
原因をしっかり究明し再発防止が求められます。
1日、校外活動で富士山を訪れていた静岡市駿河区の小学生8人が道に迷い、一時行方不明となりました。
8人は無事救助されましたが、一歩間違えれば大きな事故につながったかもしれません。
再発防止に何が必要か、山岳ガイドに聞きました。
1日、校外活動として富士山を訪れていた静岡市立N小学校の5年生8人が一時行方不明となり、その後、警察や消防に救助されました。
校外活動に参加していたのは5年生152人で、教師10人と山岳ガイド4人が一緒に宝永山の火口から2合目付近の水ヶ塚公園に向けて下山していました。
静岡市教育委員会によりますと、小学生は当時、ガイドを先頭に1列で歩いていて、6人いるクラス担任もクラスの先頭にいましたが、次第に間隔ができ、一部の子供たちがはぐれてしまったとみられています。
富士山で山岳ガイドを務め、今回のコースも経験している岩崎仁さんは、ガイドの人数不足や歩く速度の問題について指摘しています。
富士山ネイチャーツアーズ・岩崎仁 代表:
「一人のガイドがそのコースで目が届くのは15人から20人がギリギリではないか。
今回は160人くらいの大きな団体にしたら、ガイドの人数(4人)が少し足りなかったのかという気がする。
歩く速度が本当に適切だったかどうかも大きな要因。」
つまり、余裕のある行程を組んでいたか?
その上で、岩崎さんは「事業者側と学校が安全管理を徹底すべき」と訴えています。
岩崎代表:
「事業者(山岳ガイド)もこの体制で受けられるのか否かをしっかりと判断して、(学校は)安全管理というところにしっかりと重きを置いて事業計画を立てる(必要がある) 」
改めて、当時の状況を説明します。
N小学校の児童152人は、教師とガイドの計14人が引率し、宝永山から大人の足で2時間以上かかる水ヶ塚公園に向かってハイキングコースを下っていました。
下山していたのは須山口登山歩道を通るコースでしたが、児童4人ずつの2組 計8人が道に迷い、いずれも予定していたコースではない場所で発見されました。
まず午後4時半頃 、4人が発見されたのが御殿庭入り口付近。
そして午後6時過ぎに、さらに4人が発見されたのが南山林道分岐と呼ばれるあたりです。
大きなケガはありませんでしたが、日が沈む時間が近づいていて、児童たちは不安な時間を過ごした可能性もあります。
原因をしっかり調べ、再発防止につなげてほしいと思います。
https://news.yahoo.co.jp/articles/633c6c4d5be021fbe612d3a69d5a5318c63c9406
(ブログ者コメント)
溶岩道なら先に進んでいる人が見えるはずだが・・・と思い、調べてみると、hayashiさんの「地形地質探訪記」ブログに「(宝永山)第二・第三火口には表富士周遊道路・水ヶ塚の近くから延びる登山道があるが、展望の利かない樹林帯のため迷いやすい。」という記述があった。
他ブログの写真を見ても、やはりそんな感じの道だった。
http://wunderjapan.blog.fc2.com/blog-entry-57.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。