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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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20241120日付で伊賀タウン情報ユーから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

三重県名張市教育委員会は1120日、記者会見を開き、同日朝に市立名張小学校(丸之内)で小学6年生の男子児童が校庭のシーソーなどに催涙スプレーを噴射し、近くにいた他の児童7人が救急搬送された事案について説明した。

同市教委によると、男子児童はこの日、父親が1年前にインターネットで購入し、かばんに入れていた催涙スプレーを無断で自宅から学校に持参。

午前8時ごろに友人の5年生児童に見せて話をする中で「におってみな」などと言いながらシーソーや教室の引き戸などに噴射した。

男子児童や友人の5年生児童には症状が出なかったが、その後、知らずにシーソーで遊んだり、教室の引き戸に触ったりした他の児童9人が目の痛みなどを訴え、うち4年生の男女3人と6年の女児1人が救急搬送された。

同校の廣岡校長によると、男子児童が使った催涙スプレーのボトルは「USA」や「PEPPAR」などと全て英語で書かれていた。

男子児童が催涙スプレーだと認識していなかった可能性もあるという。

救急搬送された7人は全員、軽傷と診断された。

6人は治療後に授業に復帰し、1人はアレルギーがあるため大事を取って自宅で静養したという。

今後の対応について、西山教育長は「人権があるので持ち物検査は差し控えたいが、児童が不要物を持ってこないよう保護者へ啓発したい」と話した。

市教委は同日夜に学校で緊急保護者説明会を開き、保護者へ経緯を説明する。

スクールカウンセラーの派遣も県教委に要請しており、21日以降に子どもたちの心のケアを進める。

https://www.iga-younet.co.jp/2024/11/20/97206/

 

11211632分にメーテレからは、催涙スプレーは非殺傷武器だが関税法上は武器など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

20日、三重県名張市の小学校で、6年生の男子児童が遊具などに催涙スプレーを吹き付け、児童7人が救急搬送された事故。

販売の実態や所持する際に気をつけなければいけないことは――。

「校庭のシーソーのまわりにはコーンが置かれていて利用が制限されています」(記者)

「びっくりしました。小学校で起きると予想していなかった」(名張小学校の保護者)

20日、三重県名張市の名張小学校で6年生の男児が催涙スプレーをシーソーや教室のドアに吹き付け、近くにいた4年生と6年生の児童7人が目の痛みを訴え、救急搬送される事故がおきました。

防犯対策として学校など常備されることもある催涙スプレー。

いわゆる“護身用品”の正しい使い方などを普及・推進する日本護身用品協会の寺田会長に聞きました。

「日本に輸入されている催涙スプレーの99%OCスプレー。
トウガラシの刺激成分を抽出して、それを水で薄めて使っているスプレーが大半。
スタンガンとか催涙スプレーも含めて、全部自分でテストします。
催涙スプレーはもうたまんない、のたうち回るよ。
刺激は水で洗うと取れるんですよ。
そのヒリヒリ感とかそういうのは、1時間から2時間すると引いてくる」

■催涙スプレーなど護身用品の販売・所持に関する明確な規制はない

本来、犯罪の危険から身を守るための催涙スプレー。

現在、日本では、催涙スプレーなど護身用品の販売・所持に関する明確な規制はなく、インターネット通販でも手に入れることが可能です。

寺田さんはその状況に警鐘を鳴らし、協会が認定する販売店では「譲渡の禁止」や「管理の徹底など」の誓約書とあわせ免許証の提示を独自に義務付けているといいます。

「催涙スプレーは非殺傷武器だけど、基本的に関税法上も武器です。
ちゃんと覚悟と決心がないと買ってはいけない道具。
子どもが簡単に触れるようなところに置いておくこと自体が間違っている」
(寺田会長)

今回の名張市の児童は父親が購入し、かばんに入れていたものを勝手に持ち出し使っていました。

■持ち歩きは違法?

使い方や持ち歩き方次第では犯罪に触れる可能性もあると、『ドデスカ+』のコメンテーター、三輪弁護士は指摘します。

「催涙スプレーは人の体に、害を加えることができるものであると言えるので、催涙スプレーを隠して携帯すると、正当な理由がない場合は、軽犯罪法に抵触する可能性がある程度になります。
今回(名張市)のケースでいうと、器具に吹き付けてその器具を触ったり、近くにいた児童が目の痛みを訴えたということで、暴行の故意はないと思う。
そもそも小学生は刑事責任能力がないので、当然犯罪は成立しません」
(三輪記子弁護士)

ただ、刑事責任にならなくても、重症で治療日数がかかる場合などは、慰謝料や治療費の負担が生じる可能性もあると言います。

そのうえで、三輪弁護士は催涙スプレーそのものではなく使い方の問題だと主張します。

「例えば包丁の方がやっぱり危険だが、包丁を売るなという話にはならない。
取り扱いの注意を家族内でしっかりすることが大事かと思います」
(三輪弁護士)

https://www.nagoyatv.com/news/?id=027472

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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