2014年1月24日20時20分に伊賀タウン情報ユーから、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。
1月24日午前10時ごろ、伊賀南部クリーンセンター(伊賀市奥鹿野)の2号溶解炉で作業中だった男性作業員(19)が、誤って稼働中の集じん灰コンベヤに挟まれ、右手親指の一部を切断する事故が発生した。
伊賀南部環境衛生組合によると事故発生当時、管理委託業者である「S社」の下請け業者「ST工業」(名古屋市)が集じん灰排出装置のろ布交換と点検整備を実施。
過負荷のランプが点灯して装置が停止したことから、男性作業員らが手作業で異物がないかを確認していた。
集じん灰コンベヤを停止しなかった理由について、S社と下請け業者は「緊急の作業でマニュアルにはなかった」と説明。
クリーンセンターでは09年2月の稼動から5年間で3件の事故が発生しており、同組合では業者に再発防止と確実な作業を求めた。
出典URL
http://www.iga-younet.co.jp/news1/2014/01/post-67.html
1月26日10時32分に読売新聞からは、若干、表現が異なる下記趣旨の記事がネット配信されていた。
第2溶融炉の集じん灰排出装置から、焼却灰のかき出し作業を行っていた、
管理委託業者の下請け業者(名古屋市中区)の作業員(19)が、排出装置の下にある稼働中のコンベヤーに手を伸ばし、右手の指を挟まれ、親指切断の大けがを負った。
作業員は、奈良県内の病院で、指を縫合する手術を受けたという。
焼却灰をかき出す作業では、このコンベヤー上の焼却灰を取り除くことはないが、この日は、排出装置が停止したため、点検しようとして挟まれたという。
同組合は、作業手順に誤りがなかったか、けがの回復を待って、作業員から事情を聞く。
同センターでは、昨年5月に、作業員が溶融炉の点検窓を誤って開けて、のどにやけどを負ったほか、9月には、ごみを運ぶ際にクレーン操作を誤って、操作室の窓ガラスを割ったりするなど、事故が続いており、同組合は「業者からの聞き取りを行い、検証も実施して事故の再発防止に努めたい」としている。
出典URL
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140125-OYT1T00310.htm
(ブログ者コメント)
写真では、焼却灰落下シュートの点検口らしき部分を誰かが指差している。
当該点検口?からコンベヤー部分までは20~30cm程度。
そこから手を入れて異物の有無を確認していたのかもしれない。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。