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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2014124113分に中日新聞から、1232255分に共同通信から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

23日午後4時15分ごろ、愛知県稲沢市松下のゴンドラ式の立体駐車場「国府宮パーキング」で、軽乗用車を出庫しようとした無職の女性(84)が、突然上昇を始めたゴンドラから転落、搬送先の病院で3時間後に外傷性ショックで死亡した。

警察は、女性従業員(66)がゴンドラ操作を誤った可能性があるとみて、業務上過失致死容疑を視野に調べている。

 

駐車場はタワー型で、高さ約28m。

事故は2基のうち、右側の機械で起き、女性は1階の床とゴンドラの間に体が挟まれた状態で発見された。転落した際のゴンドラの高さは分かっていない。

 

警察によると、従業員は左側の機械の操作に気を取られていた。このため右側で女性の車の出庫を確認せず、次に訪れた客の車を出庫しようとゴンドラを動かすボタンを押してしまったという。

従業員は「ガタガタ」という異音に気付いて緊急停止ボタンを押したが、間に合わなかった。

 

駐車場は1基に29台の車が収納できる。

現場は名鉄国府宮駅前の市街地。

 

機械式立体駐車場をめぐっては、2007~13年に24件の人身事故があり、9人が死亡している。

 

出典URL

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014012390222246.html

http://www.47news.jp/CN/201401/CN2014012301001951.html

 

 

また、2014126359分に朝日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

駐車場に人がいれば機械が動かないようにするセンサーが、約8年前に故障していたことがわかった。
事故が起きた「国府宮パーキング」を管理する男性経営者(69)が朝日新聞の取材に答えた。

経営者によると、センサーは駐車場入り口と駐車台両脇の計3カ所。
両脇のセンサーが車からの乗降を感知すると駐車台の昇降ができなくなるが、8年前に業者が点検し故障を指摘。
その後も、毎月の点検で修理が必要な「C評価」を受けたが、そのままにしたという。

経営者は、「入り口の感知装置が機能しており、作業中の目視確認が十分なら大丈夫と考えていた。認識が甘かった」と話した。

この事故では、アルバイトの女性従業員が、女性の車が出庫したと思い込み機械を動かしたとみられ、警察が業務上過失致死の疑いもあるとみて調べている。

出典URL
http://www.asahi.com/articles/ASG1T7J4QG1TOIPE01J.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

人間のミスをカバーするために設置されているのがセンサー。

センサーの故障を人間でカバーするという考え方では本末転倒だ。

 

 

 

(2014年2月5日 修正1 ;追記)

 

2014130198分にNHK東海NEWS WEBから、センサー取り付けは業界の自主指標などという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

人を感知し機械を停止状態にする複数のセンサーが故障していたことが、その後の取材で分かった。

 

これまでの調べで従業員は、84歳の女性が車を出すため駐車場の中に入ったのを確認したあと、隣の駐車場にきた利用客の車に対応した。
その後、元の場所の駐車場に別の客が来たため、受け付けの中の機械を操作し、女性が中にいるにも関わらず駐車場を動かしたものとみられている。

警察の調べに対して従業員は、「女性が駐車場から出たものと思っていた」と話しているという。

 

この立体駐車場には、安全対策の一環として、人を感知して機械を停止状態にするセンサーが取り付けられていた。

しかし、約8年前からセンサーの一部が故障して使えなくなっていた。
メーカーは毎月定期点検を行い、その際に故障していることを指摘していたが、経営者は入り口のセンサー以外は機械に頼らず目視で確認するよう、従業員を指導していたという。
経営者は、NHKの取材に対して「事故の原因についてはわからないが安全に対する認識が甘かったと思うので深く反省している」と話している。


業界団体の「立体駐車場工業会」では、自主的な指標としてセンサーを取り付けるよう掲げている。

きっかけは、おととし岩手県と大阪で相次いで起きた死亡事故。

いずれも車の台座と壁の間に挟まれるなどして、幼い子どもが死亡した。

 

これを受けて、業界団体は、それまでの指標を見直して、車の台座などに、人がいることを感知するセンサーの取り付けを新たに盛り込んだ。
ただし、これはあくまでも業界団体の自主的な指標でしかなく、取り付けなくても駐車場の使用は可能で、罰則などもない。


相次いだ事故から1年以上たった去年11月、国は、ようやく、安全対策について本格的な検討を始めた。

国交省で初めて開かれた会合では、この5年余りの間に、あわせて9人が、死亡していることなどが報告された。国交省は委員会が今年3月までにまとめる提言を受けて、具体的な安全基準や必要な法律などの整備を進めることにしている。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20140130/4862551.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

経営者の「認識が甘かった」背景として、『取り付けが義務づけられている安全設備ではないので、故障しても直す必要はない』といった意識はなかったのだろうか?

 

よく確認せず機械を動かした従業員の頭の中に、『もし誰かが中にいても、センサーが感知して機械は動かない筈』といった潜在意識はなかったのだろうか?

 

 

 

(2014年10月11日 修正2 ;追記)

 

20141091232分にNHK東海NEWS WEBから、元経営者らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察は、安全対策が不十分だったとして、元経営者(70)と元パート従業員(67)を、業務上過失致死の疑いで書類送検した。

元パート従業員は、中に人がいないか確認せずに機械を操作し、台座を動かしていたという。


元経営者は、従業員に十分な指導をしていなかった上、人を感知して機械を停止させるセンサーが故障して、維持管理を行う業者から、指摘を受けていたのに、放置していたという。


警察によると、元経営者は、任意の調べに対し「危険だということは認識していたがセンサーの修理は多額の費用がかかるためそのままにしていた」と話しているという。

この駐車場は、事故のあと、廃業している。

 

出典URL

http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20141009/5254101.html

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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