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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2019411日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第2報修正1として掲載します。

第1報は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/9527/

 

 

(2019年5月16日 修正1 ;追記)

 

201959日付で信濃毎日新聞から、設備復旧費の負担だけで2億円など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

建屋を除く機械設備の復旧費は約2億8000万円で、このうち保険で賄えない約2億円を市が負担する見通しであることが8日、分かった。

 

復旧の工期は11月までを想定。

市は、その前に、被害のなかった破砕、選別の設備を使って7月にも自前処理を再開する方針だ。

 

現在行っている処理の外部委託費は、約1億4000万円に上ると想定している。

市環境部などによると、ピットで起きた火災の熱でクレーンのケーブルやモーター、集じん機、火災報知機といった周辺設備が損傷。

特注の部品が多いクレーンの修理に最も時間がかかるという。

 

建屋は使える状態だが、一部鉄骨に変形などがあり、修理費用を調査中。

 

復旧費は火災保険で建屋分の全額と機械設備の一部が賄えるが、大半は市が負担する見通しという。

一方、4月中旬から外部委託している不燃ごみの処理費は、普段のごみの量を基に試算すると月約3600万円。

 

完全復旧を11月まで待つと委託費が膨らむため、市はピットを使わず、ごみを破砕、選別の工程に直接投入して自前処理を再開する考えだ。

 

安全上、不可欠な火災報知機や照明を復旧した上で、7月の再開を目指す。

ただ、選別の機械については、火災発生前から更新工事を予定しており、自前処理は9〜10月の1カ月半は中断する。

このため、処理の外部委託は4〜6月、9〜10月の計4カ月間に及ぶと想定する。

 

出典

『長野のごみ処理施設火災 機械復旧 市の負担2億円』

https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20190509/KT190508FTI090013000.php 

 

 

510日付で信濃毎日新聞からは、火報発報後に手順に基づき現場確認していたために消防通報まで1時間20分かかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

自動火災報知設備の作動から市が119番通報するまで約1時間20分かかっていたことが9日、市などへの取材で分かった。

 

警備会社と市が、決められた手順に基づき、誤作動でないかの確認を重ねたため。

 

今回、鎮火の確認まで丸3日以上かかった。

 

加藤市長は同日の定例記者会見で、通報の遅れが火災の大規模化、長期化につながった可能性が大きいとし、対応手順を見直す考えを示した。

市などによると、自動火災報知設備が出火を感知し、警備会社に警報を伝えたのは4月4日午前1時11分。

 

警備員が約15分後にセンターに駆けつけたが、外から煙などは確認できず、自宅にいるセンター職員に「現場の確認が必要」と伝えた。

 

手順に基づき、職員、警備員とも、この時点では消防に通報しなかった。

職員がセンターに到着したのは同2時5分。

不燃ごみの処理施設で火災を確認し、同28分に119番通報した。

 

スプリンクラーの水のタンク(容量40トン)は既に空で、施設内には煙が充満していた。

センターでは従来、可燃ごみを24時間態勢で焼却していたことから、職員らが常時監視していたが、昨年9月末に可燃ごみを燃やす長野広域連合の新ごみ焼却施設が運転を始めたのに伴い、11月中旬から夜間は無人に。

 

センターは、夜間監視を警備会社に委託するに当たり、自動火災報知設備の作動時について「誤報もあるため、現地へ行って確認することにした」とする。

 

職員らが常時いる市役所などからカメラなどで監視する態勢は取っていなかったという。

加藤市長は、「誤報でもいいから通報する態勢」にすべきだったとし、今後はカメラ設置などで「24時間監視態勢を築き、二度とこうした火災が起きないようにする」と強調。

 

隣の広域連合施設は有人で24時間監視しており、非常時の応援要請も選択肢とした。

一方、ピットは底から3mまでは水没させられる構造だが、出火時は不燃ごみが高い所で10mほどまで積み上がっていた。

 

市は再発防止のため、「ためる総量を減らす運用も検討している」とした。

 

出典

『通報遅れで大規模化か 長野のごみ処理施設火災』

https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20190510/KT190509FTI090017000.php 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

誤報でも、ボヤでも、すぐ消えても、とにかく直ぐに通報を・・・とは、消防が口を酸っぱくして言っていることだ。

 

無駄な遠慮は無用。

火災覚知と同時に、消防に通報したほうがよい。

 

ただ、今回のようなケースでは、自宅から駆け付ける職員よりも消防車のほうが先に現場に着くかもしれず、開門方法などを含め、そういった場合の対処方法も考えておく必要があるかもしれない。

 

 

 

(2019年6月14日 修正2 ;追記)

 

20196131732分にNHK信州からは、市はごみ高さを3m以下に抑えるなどの火災対応マニュアルを作成するといった、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

長野市の加藤市長は13日開かれた定例の記者会見で、改めて通報の遅れが大規模な火事につながったという認識を示したうえで、「今後は空振りでもいいから、火災を認知したら直ちに消防に通報する体制に変え、あわせて熱感知器も導入していく」と述べ、再発防止に努める考えを示した。


具体的には、これまで策定されていなかった火事の際の対応マニュアルを新たにつくり、誤報のおそれがあっても直ちに消防に通報することにしたほか、より正確に火事を感知できる熱感知器を「ピット」に設置するとしている。


また、「ピット」にはこれまで最大で10mほどの高さまでごみを積み上げていたということだが、消火の際、水を行き渡らせやすくするため、今後は、積み上げる高さを3mほどに抑えるとしている。

出典

『ごみ施設火事で対応マニュアル』

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20190613/1010008994.html 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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