2017年3月4日12時26分にNHK福井から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
3月4日付の福井新聞紙面にも、同趣旨の記事が掲載されていた。また、3月3日付で北陸電力HPにも、事故の概略を伝える記事が掲載されていた。
3日正午ごろ、越前市南1丁目の国道365号線沿いにある電柱で、「電気工事をしていた男性が感電し、意識や呼吸がない」と、一緒に作業していた男性から消防に通報があった。
この事故で、電気工事会社の社員のSさん(男性、21歳)が市内の病院に搬送されたが、意識不明の重体となっている。
警察によると、Sさんは同僚の社員4人と現場周辺の電柱で作業をしていて、感電した当時、電柱の高さ約10mの位置に上って作業をしていたという。
工事を委託した北陸電力によると、電柱を移設するための配電線工事を行っていたところ、誤って高圧充電部に触れたという。
警察によると、男性は安全ベルトをしていたため、落下はしていない。
この事故で、周辺の約1500戸が約1分間、停電した。
警察が、詳しい状況を調べている。
出典
『電柱作業の男性が感電 重体』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3054430391.html?t=1488659955671
『本日(3月3日)発生の停電について』
http://www.rikuden.co.jp/press/attach/17030301.pdf
(2017年3月19日 修正1 ;追記)
2017年3月17日13時7分にNHK福井から、Sさん死亡、通電中との情報が伝わっていなかった可能性ありという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。 (新情報に基づき、タイトルも修正した)
Sさんが16日、死亡した。
北陸電力は、電線に電流が流れているという情報がSさんに伝わっていなかった可能性もあるとみて、詳しい状況を調べている。
当時、Sさんは同じ会社の社員4人と、新しく設置した電柱の配線工事を行い、家庭に送電するための部品をとりつける作業をしていたが、ゴム手袋などの感電を防ぐ保護具をつけていなかったという。
電気工事を行った会社によると、工事で止めていた電流を電線に流したことを作業の責任者から現場の社員に伝えていたが、Sさんに伝わっていたかは確認できていないという。
北陸電力は、Sさんに電流が流れているという情報が伝わっていなかった可能性もあるとみて、事故の状況をさらに詳しく調べている。
出典
『電線工事 感電の男性社員死亡』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3054804771.html
(2017年11月14日 修正2 ;追記)
2017年11月8日18時58分に福井テレビから、作業方法を知らせなかったなどとして現場責任者が書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
武生労基署は8日、危険防止策を取らなかったとして、北陸電気工事(本店・富山市)と現場責任者の男性(48)を、労安法違反の疑いで書類送検した。
同署などによると、越前市内で電柱の移設工事を行っていた北陸電気工事の当時21歳の男性作業員が、絶縁用の手袋を付けずに電気が流れていた変圧器に触れて感電死した。
労安法違反容疑で福井地検に書類送検されたのは、法人である北陸電気工事と現場責任者の男性従業員。
同署によると、高電圧の電気が流れる現場にもかかわらず、死亡した作業員に作業の方法や手順を知らせなかったうえ、必要な保護具を使うよう十分に指示するなどの危険防止策を取らなかった疑いが持たれている。
一方、県警も業務上過失致死容疑で捜査を進めている。
出典
『感電死事故 北電工と現場責任者を書類送検~武生労基署』
11月8日19時8分にNHK福井からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
電柱にのぼって作業をしていたところ、約6600ボルトの電圧が流れる機器に誤って触れて感電し、死亡した。
死亡した男性社員は、ゴム製の手袋など感電を防ぐための装備をつけていなかったということで、労基署が事故の原因を調べてきた。
その結果、会社が感電を防ぐための工事の正しい手順やゴム手袋をつけるなどの必要な対策を十分に周知していなかったことや、「作業指揮者」と呼ばれる担当者が現場に立ち合って指揮を取っておらず、安全対策を徹底していなかったことが分かった。
出典
『感電死で電気工事会社を書類送検』
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3055511191.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。