2017年3月3日18時31分に北海道新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
札幌市内の道路で、マンホール部分の熱が雪を解かしてすり鉢状の段差をつくり、ドライバーのイライラを募らせている。
札幌市は、マンホールのふたの裏側に断熱性の素材を取り付ける作業を毎年1000カ所ずつ進めているが、段差ができやすい場所は、除雪回数の少ない生活道路を中心に、なお約9万5000カ所ある。
昨年12月に大雪が降った今冬は、例年よりも早い時期から段差が生じ、車輪が落ちて自動車が壊れたケースもある。
市下水道河川局によると、マンホールのふたは直径62cm。
鉄製のため、熱を伝えやすい。
風呂や食器洗いなどで使った生活排水は11~15℃で下水管を流れ、その暖気で、ふたの部分の雪が解ける。
市内のマンホール約21万カ所のうち、こうした状況にあるのは、現在、約9万5000カ所。
「段差は30~40cmになることもある」(管路保全課)という。
道路維持を担当する市内全10区の土木センターには、昨年12月以降、「ハンドルを取られて危ない」、「つまずきそうになった」といった苦情が寄せられている。
雪の積もった市道を運転していた市内の男性は、「マンホールのくぼみに前輪が落ちてバンパーが傷ついたが、(市に)補償はしないと言われた」という。
歩行者が転倒して、けがをするケースもあるという。
市建設局は、「管理する道路延長は約5500kmと長く、どこで段差ができるか予測できない」(道路管理課)と話し、修理費や治療費の補償に応じていない。
出典
『冬道に魔のマンホール 車破損や人けが 札幌市、断熱まだ半数』
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/life-topic/life-topic/1-0374723.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
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