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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2021420106分にYAHOOニュース(とちぎテレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

栃木県は18日、豚熱による殺処分の作業中だった県職員の足に薬剤が入った注射針が刺さり、救急搬送される事故があったと発表しました。

県によりますと、18日午後850分ごろ、県の男性職員が薬剤注射による殺処分の作業を行っていたところ、豚が暴れ、獣医師の持っていた注射針が防護服を貫通して職員の左足に刺さりました。

県では容体を明らかにしていませんが、注射針は刺した後のもので、現在のところ命に別条はないとしています。   

使用していた薬剤は、動物用の薬剤としては一般的な逆性石鹸で、殺処分をする際の消毒のために使用していました。

県は作業の安全性を考慮し、薬剤による殺処分を現在、中止していますが、作業スケジュールに変更はないということです。

県では、別の業務を行う職員が防疫作業に入る際には、デモンストレーションを踏まえた技術の習得をしてから作業に加わることにしていて、改めてマニュアルを確認するとともに、再発防止を徹底していく方針です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ad0b08cf73be5d6f2b1fa696f3139926b6515942

 

420827分にYAHOOニュース(下野新聞)からは、注射を終えた後、豚が暴れ出したなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

獣医師が注射を終えた後、豚が暴れ出し、豚を押さえていた男性県職員の左太ももに針が刺さった。
傷の長さや深さは不明。

職員の年齢や所属など詳細を県は明らかにしていない。

事故を受け、県は薬剤による殺処分をやめ、併用していた電気ショックやガスでの作業を続けている。

殺処分の完了時期は、既に発表している59日から変更しない。

https://news.yahoo.co.jp/articles/23162c41168e4df84e4378ccd9d4720569b1f16a

 

42057分にYAHOOニュース(TBS NEWS)からは、17日に豚熱で死んだ豚が確認されたため24時間体制で4万頭の豚を処分中だという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

栃木県那須塩原市の2つの養豚場では、17日、死んだ豚からCSF=豚熱が確認されました。

県は飼育されている豚などおよそ3万7000頭の殺処分を24時間体制で進めています

https://news.yahoo.co.jp/articles/03bb0c2b8cbb7a159fab553759e103dd4cb5d9e2

 

(ブログ者コメント)

報道から考えると、豚を押さえていたのは他部署から応援のために駆り出された職員で、17日に豚熱死亡が確認された翌日、さほど教育訓練を受けないまま作業に従事していた・・・ということかもしれない。

 

(2022年6月21日 修正1 ;追記)

20226201737分にNHK栃木からは、県の職員はリハビリなどのため長期入院を余儀なくされていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

去年4月、栃木県那須塩原市の養豚場では、ブタの伝染病CSF=豚熱への感染が確認されたことを受け、およそ3万7000頭の殺処分が行われましたが、作業中に獣医師が持っていた殺処分用の薬剤が入った注射の針が、県の男性職員の足に刺さる事故が起きました。

県などによりますと、男性職員は命に別状はありませんでしたが、リハビリなどのため長期の入院を余儀なくされ、警察は事故の原因を捜査していました。

当時、獣医師と男性職員はマニュアルに従って、子ブタを取り押さえながら薬剤を注射していましたが、捜査関係者によりますと、その後の警察の捜査で、子ブタが突然暴れた際に獣医師が手元の操作を誤り、男性職員の太ももに注射を刺したとみられることがわかったということです。

警察は、薬剤を注射する際の注意が不十分だった疑いがあるとして、獣医師を業務上過失傷害の疑いで20日、書類送検しました。





https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20220620/1090012572.html

 

6201842分に毎日新聞からは、獣医師は県外から応援に来ていた、事故を受け県は子豚を電気で気絶させた後に注射する方法に改めたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

栃木県那須塩原市の養豚場で20214月、豚熱(CSF)に感染した豚の殺処分に当たっていた男性県職員の足に処分に使う消毒薬の入った注射針が刺さった事故で、県警が20日、注射針を刺した獣医師を業務上過失傷害容疑で書類送検したことが、捜査関係者への取材で判明した。

書類送検容疑は21418日、注射するために職員が押さえていた子豚が暴れ、獣医師が誤って職員の左太もも内側に注射針を刺したとしている。

県によると、職員は救急搬送された後、少なくとも1カ月以上入院し、現在も治療中という。

人手不足のため、獣医師は県外から応援に来ていた。

同月、那須塩原市では2カ所の養豚場で豚熱が発生し、県内の獣医師延べ670人に加え、県外の獣医師も延べ630人が殺処分などに従事した。

県は、この事故を受け、国が定めた防疫作業マニュアルを見直し、子豚を電気で気絶させた後、注射を打つ方法に切り替えた。

https://mainichi.jp/articles/20220620/k00/00m/040/175000c

 

 

 

  

 

 

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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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