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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2021420日付で秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

20日正午ごろ、秋田県大館市比内町独鈷(とっこ)字向日詰の山中で、山菜採りをしていた同市比内町扇田字町後の男性(75)がクマに襲われ、顔の骨を折るなどの重傷を負った。

県警によると、県内で今年、クマによる人身被害が発生したのは初めて。

大館署などによると、男性は同日午前、友人の70代男性とタラノメやゼンマイを採るため入山。

約20メートル離れた場所にいた友人が悲鳴で気付くと、倒れた男性に体長約1メートルのクマが覆いかぶさっていた。

友人が大声を上げたりストックで木をたたいたりすると、クマは逃げた。

男性は下山後に救急搬送され、市内の病院で手当を受けた。

友人によると、友人は鈴を着けていたが、けがをした男性は着けていなかった。

現場は東館小学校の南東約2・5キロ、直近の集落から約300メートルの山中。

2人が現場周辺に入山するのは今年初めてで、友人は「こんなに早い時期に、集落の近くでクマに合うとは…。甘く見ていた」と語った。

 

【人間の存在、音でクマに知らせて】

秋田県自然保護課でクマ対策を担当する近藤主任は、「まずはクマに出合わないこと、クマを寄せ付けないことが重要」と指摘。

鈴やホイッスルなど、音が鳴るものを携帯したり、同行者がいる場合は声を掛け合ったりするなどして、人間の存在をクマに認識させるよう呼び掛ける。

近藤さんは、事故を受けて今回の現場を調査。

クマは当初、被害男性と友人の間にいたとみられ、鈴を持っていなかった男性とクマが互いの存在に気付かず、山菜採りをしていた男性がクマの方に近づいていった可能性があるという。

今回の事故は、2人で山に入っていたため友人がすぐに被害に気付けたとして、「山に入るときは単独ではなく複数人で入り、一定の距離を保ち、常に声を掛け合うようにしてほしい」と話した。

https://www.sakigake.jp/news/article/20210420AK0036/ 

 

4211012分に朝日新聞からは、襲われた男性は持っていた鎌で応戦していたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

男性は顔面骨折などの重傷を負ったが、意識はあり、歩けるという。

通報した男性によると、山菜採りから下山しようと声を掛け合っていたところ、20メートルほど離れた所で川口さんの悲鳴が聞こえた。

駆け寄ると、クマが覆いかぶさり顔面をひっかいていた。
川口さんは持参していた鎌で応戦していたという。

逃げたクマは太っていたという。

https://www.asahi.com/articles/ASP4P35G4P4NULUC00T.html 

 

4211734分にNHK秋田からは、現場はヤブの中だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

山菜採りのシーズンを迎えてクマによる被害を防ごうと、秋田県内の自治体の担当者などによる会議が開かれ、20日、大館市で男性が襲われたケースの情報も共有しながら、音の鳴る物を携帯するといった基本的な対策を徹底することの大切さを改めて確認しました。

会議は、山菜採りのため、山に入る人が増える時期を迎えたことから開かれ、県や市町村、警察の担当者など、およそ80人が出席しました。

はじめに、秋田県ツキノワグマ被害対策支援センターの近藤さんが、県が、クマに関する市町村などからの相談を受けるホットラインを今年度、1台から2台に増やして態勢を強化したことや、今後、市街地にクマが出た場合を想定した訓練も行う方針であることを説明しました。

このあと、20日、大館市の山林で山菜採りをしていた男性がクマに襲われたケースの現地調査の結果が報告され、近藤さんは、現場はやぶで見通しが悪く、男性が鈴など音の鳴る物を持っていなかったことなどから、突然遭遇してクマが驚き攻撃してきた可能性があると話しました。

その上で、山に入る際には、存在を知らせるため、鈴やラジオなど音の鳴る物を携帯し、複数人で行動するといった基本的な対策が重要だと呼びかけました。

県自然保護課の澤田課長は、「県民一人ひとりがクマに関する正確な知識を持って自分の身を守るよう、注意喚起を行っていきたい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20210421/6010010220.html 

 

4212041分にYAHOOニュース(秋田テレビ)からは、下にいた同行者と2人でクマを挟むカタチになってしまったらしいなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

・・・

会議では近藤さんが、「下にいた同行者と上にいた被害者の間にクマがいた。2人でクマを挟んでしまった」と、事故の調査結果を報告した。  

また、クマよけの鈴は同行者しか持っていなかったということで、近藤さんは「早めにクマが人の存在に気が付いて、早め早めにクマが逃げられる状況であれば人と人の間にクマが挟まるという状況は生まれなかったかもしれない」と話した。  

秋田県は、山には複数人で音を出しながら入ることを呼びかけるほか、クマが人里に近づかないよう緩衝地帯を設置するなどの対策を進めることにしている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d3fb558288c2387b8483c996d33097e947858df3

 

 

 

 

 

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魚田慎二
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男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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