本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2017年12月2日付で朝日新聞山梨全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
都留労基署は1日、廃棄物処理会社「S」(静岡県浜松市)と同社社長(63)を労安法(安全装置設置義務)違反の疑いで書類送検した。
同署によると、昨年12月30日、富士吉田市上吉田の同社施設内で60代の男性社員がベルトコンベヤーを動かした状態でローラー部分を清掃していたところ、左腕が巻き込まれ、労安則に定められた非常停止装置を付けていなかったため、重傷を負わせた疑い。
男性は首付近まで巻き込まれ、外傷性の窒息が原因で約半年後に死亡したという。
(ブログ者コメント)
「外傷性窒息」については、日本救急医学会の下記記事参照。
機械によって挟まれたり,階段で将棋倒しになったり,土砂に埋まったりして胸部を強く圧迫されることで発症する。
声門閉鎖の状態で胸郭に大きな外力が加わった場合,気道内圧の上昇とともに血管内圧も上昇する。
大静脈・頸静脈系は逆流防止の弁がないため,胸部圧迫により上大静脈圧が上昇し,顔面や頸部を中心に紫紅色の腫脹と多数の溢血斑が出現する。
同時に脳循環も障害されて意識障害をきたす。
予後は低酸素血症と脳障害の程度により規定される。
http://www.jaam.jp/html/dictionary/dictionary/word/0319.htm
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プロフィール Profile
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
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