2021年8月31日付で労働新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
千葉・木更津労働基準監督署は、機械への巻込まれ防止措置を講じなかったとして、建設業のS建設(千葉県館山市)と同社代表社員を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで千葉地検木更津支部に書類送検した。
18歳の男性労働者がモルタルの吹付け機械に右腕を巻き込まれる災害が発生している。
災害は令和2年7月20日に発生した。
被災者はモルタル吹付け機械の脇に設置されたミキサーから、詰まったモルタルを手で掻き出す清掃作業に従事していた。
同社は清掃作業中に起動装置に錠を掛け、「調整中運転停止」の表示板を取り付けるなどの措置を、一切、講じていなかった疑い。
別の作業員が装置を起動し、被災者の右腕がミキサーの刃に巻き込まれる災害となった。
同労基署によると、違反の理由は「起動する時に確認すれば大丈夫だと思った」と話しているという。
https://www.rodo.co.jp/column/111924/
※1ケ月ほど前、2021年7月21日5時0分に千葉日報からは、発生場所など、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
木更津労働基準監督署は20日、労働安全衛生法違反の疑いで館山市国分の建設会社S建設と同社の男性代表社員(46)を書類送検した。
書類送検容疑は2020年7月20日、君津市山高原の道路工事現場で、機械の中に詰まったモルタルの除去作業を男性作業員(19)に行わせた際、「運転禁止」の表示板を取り付けるなど、機械の運転開始を防ぐ措置を講じなかった疑い。
同署によると、別の作業員が機械を作動させ、男性作業員はモルタルを混ぜる金属プロペラに右腕を巻き込まれ大けがを負った。
同社は容疑を認めているという。
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/813787
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。