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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2021829730分にYAHOOニュース(くるまのニュース)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

【エアコンが効いた車内でも直射日光で熱が体内に蓄積され
  る?】

暑い夏にクルマを運転する際にはエアコンの使用が欠かせませんが、じつは、エアコンを使用していても運転中に熱中症になってしまうケースもあるといいます。

実際に、20217月には愛知県名古屋市の市営バス運転士がバスを運行中、意識がもうろうとなり、電柱に衝突する事故が発生。
運転士は「熱中症の疑い」と診断されました。

常時エアコンを使用していたにも関わらず、長時間の運転で熱中症になってしまったようです。

クルマを運転中に熱中症になってしまうのは、なぜなのでしょうか。

熱中症は、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり体温の調節機能がうまく機能しなくなり、めまい、けいれんや頭痛など、さまざまな症状を引き起こします。(公益社団法人全日本病院協会のHP「みんなの医療ガイド」より)

また、症状によって大きく3つの段階に分けられており、「I度」は現場での応急処置で対応できる軽症の段階で、立ちくらみや筋肉痛、筋肉の硬直(こむら返り)、大量の発汗などが症状として出ます。

II度」は病院への搬送が必要な中等症となり、頭痛や気分の不快、吐き気、嘔吐、倦怠感、虚脱感などの症状がある段階。

III度」は入院して集中治療が必要なほどの重症で、意識障害やけいれん、手足の運動障害などの症状だけでなく、体を触っただけでも熱い高体温などが該当し、いわゆる「熱射病」や重度の「日射病」とも呼ばれています。

熱中症は、炎天下に長時間いるだけでなく、突然の気温の上昇など、体が暑さに慣れていないとかかりやすいとされています。

また、湿度、気温、日射・輻射などの熱環境が大きく関係しているといわれています。

その目安となるのが、「暑さ指数(WBGT:湿球黒球温度)」と呼ばれる、1954年にアメリカで提案された指標です。

人体と外気との熱のやり取り(熱収支)に与える影響の大きさから、湿度、気温、日射・輻射といった熱環境を用いて算出されるもので、一般的には暑さ指数が「28(厳重警戒)」を超えると、一気に熱中症患者が増加します。

冒頭で紹介したバス運転士の場合も、エアコンを使用していましたが、新型コロナ対策で換気のため窓を開けており、さらに頻繁に開閉される出入口から熱風が侵入していたようです。

また、バス特有の大きなフロントガラスから注ぎ込まれる日射や、乗客からのクレームを考慮して運転中の水分補給をしなかったことなどが複合的に絡み合ったとされています。

エアコンが効いていても、直射日光に当たり続けると体内に熱が溜まりやすく、エアコンの除湿機能によって、発汗してもすぐに蒸発してしまい、水分が不足していることに気がつかない可能性があります。

とくに長距離移動の場合、渋滞などがなくて順調に移動できるほど、「もう少し先に進んでしまおう」という心理が働き、トイレに行かないように水分補給を我慢して脱水症状に拍車をかけてしまうケースがあるのだそうです。

 

【運転時の熱中症対策は? 医師に聞いてみた】

運転中の突然のめまいや、虚脱感、だるさ、集中力の低下、またはズキズキとした頭痛や吐き気がする場合は、軽度の熱中症になっている可能性があります。

東京都内の開業医 H医師に、対処法を聞いてみました。

「頭痛やめまい、吐き気、だるさや体に力が入らないなどの症状が出た場合は、できるだけ速やかに安全な場所にクルマを停めることです。
できれば日陰など、クルマ全体を直射日光から遮りたいのですが、難しい場合は、エアコンを強めに作動させ、運転席から後部座席に移動し楽な体勢をとりましょう。
また、首筋や脇の下、股関節の付け根やふくらはぎなどを凍ったペットボトルなどで冷やしてみてください。
1
時間程度で症状が改善しない場合は、救急などに連絡をしたほうがいいと思います」

ちなみに、筆者も炎天下で熱中症になった経験がありますが、症状は突然やってきます。

少しクラクラするなと思った瞬間、視界が瞬間的に真っ暗になり、強烈な虚脱感に襲われて、体にまったく力が入らなくなりました。

これに似た症状が運転中に起きたら、事故を起こす確率は高いといえそうです。

「熱射病の症状が出ている場合、あまりに冷たい飲み物は内臓に負担をかけ血管を萎縮させてしまうため、冷えすぎていない飲み物で十分な水分補給をしてください。
最近販売されるようになった『経口補水液』がお勧めです」
H医師)

では、そこまで症状は酷くないけど、熱中症に近い状態(具合が悪い場合)を回避する方法はあるのでしょうか。

「まだ意識もしっかりしている状態なら、まずはこまめに水分を補給してください。
そのときも、利尿効果があるカフェインを含む緑茶やコーヒー、紅茶ではなく、スポーツドリンクやミネラル入り麦茶などがいいと思います」
H医師)

また、H医師が教えてくれた手軽な症状改善方法は、「手のひら冷却法」というもの。

手のひらには「同静脈吻合(ふんごう)」と呼ばれる動脈と静脈を結ぶ太い血管があり、ここを冷やすと深部体温を効率よく冷やすことができるそうです。

「高速道路のサービスエリアなどで休憩を取るとき、トイレや洗面所などで手のひらに5分程度水をかけ続けるか浸けるだけで十分効果があると思います。
水を流しっぱなしにできない場合は、売店や自販機で売っている冷えたペットボトルを握り続けるだけでも効果が期待できます」
H医師)

また、熱中症の原因のひとつは車内温度が関係しています。

長時間の駐車で熱くなった車内の空気をエアコンだけで冷やそうとするのは効率が悪く、左右のドアを開けて、一方のドアをうちわの要領で何度か開閉するだけでも空気の流れが生まれ、車内にたまった熱気を入れ替えることができます。

「熱中症を避けるために、長時間走り続けるのではなく、適度に休憩を取りながら運転してほしいですね。
事故はもちろん、体調不良になる前に、無理せずに休憩を取るほうが安全に運転できると思います」
H医師)

※ ※ ※  

エアコンをかけていても、長時間同じ姿勢で運転を続けていると、体の一部に蓄積された熱が放出されず、熱中症になりやすくなります。

急いでいたとしても、適度に休憩を取り、こまめな水分補給を心がけましょう。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9fc3ee3fa9227948da08280c5d38ebc2a57f9305 

 

ちょっと前、87164分に東海テレビからも、同趣旨の記事が豊富なイラスト付きでネット配信されていた。

724日、名古屋市瑞穂区の県道で、運行中の市バスがバス停を出た直後、59歳の男性運転士が体調不良で意識がもうろうとなり、バスは減速しながら時速4キロで道路脇の電柱に衝突しました。

運転士と乗客およそ10人にケガはありませんでした。

その後、運転士は病院で「熱中症の疑い」と診断されたということです。

市バスを運営する名古屋市交通局によりますと、エアコンはついてはいるものの、コロナ対策で窓を開けていて、出入口の扉も頻繁に開閉されるので、熱風がかなり入ってくるということです。

また、前部は大きなフロントガラスで、日差しも強くなっています。

ペットボトルなどでの水分補給は認められていますが、信号で停車中に飲むと乗客からクレームが入ったこともあり、運転士の多くが出発前や終着点でしか飲まないようにしているのが現状だということです。

・・・

https://www.tokai-tv.com/tokainews/feature/article_20210807_10504 

 

 

 

 

 

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化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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