2014年9月15日19時5分にNHK福岡NEWS WEBから、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
9月16日12時10分に西日本新聞から、9月17日付で朝日新聞福岡版(聞蔵)からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
15日午前9時50分ごろ、春日市下白水にあるゴミの焼却処理施設「クリーンパーク南部」の敷地内にあるプラントの増設工事の現場で、クレーンで運んでいた装置が高さ約2mから落下し、作業員の男性が装置とコンクリートの土台に挟まれたと消防に通報があった。
装置は、燃やした灰を粉砕する炭分散装置で、重さがおよそ900kgあり、挟まれた作業員の男性は胸を強く打ち、病院に運ばれたが死亡が確認された。
警察は、死亡した作業員の身元の確認を急いでいる。
警察によると、死亡した男性(49)は当時、プラントに設置するため、ほかの作業員2人とクレーンを誘導していたところ、装置がプラントの壁にぶつかって、ゆれたはずみでクレーンから落下したという。
警察は、安全管理に問題がなかったかなど当時の状況を詳しく調べている。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20140915/4606221.html
http://www.nishinippon.co.jp/flash/f_kyushu/article/114337
(2016年2月16日 修正1 ;追記)
2016年2月15日20時51分にNHK福岡NEWS WEBから、複数で固定すべき器具が1つしか使われていなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
警察は、装置の固定のしかたが不十分なことを知りながら安全確保を怠ったことが事故につながったとして、業務上過失致死の疑いで、現場責任者ら3人の書類を検察庁に送った。
書類送検されたのは、熊本県荒尾市の建設会社に当時勤務していた、49歳の現場責任者ら3人。
当時は、死亡した男性を含む4人で作業にあたっていたが、警察が捜査した結果、本来、複数の器具で装置をクレーンに固定する必要があったのに、現場責任者の指示でひとつしか使われていなかったことがわかった。
この現場責任者は、長年、現場の作業に携わっていたが、クレーンでの作業に必要な資格を持っておらず、書類を偽造していたこともわかった。
このため、警察は、装置の固定のしかたが不十分なことを知りながら安全確保を怠ったことが事故につながったとして、現場責任者ら3人を業務上過失致死の疑いで書類送検した。
また、現場責任者については、有印公文書偽造と行使の疑いでも、書類を検察庁に送った。
出典URL
http://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20160215/5912661.html
2月16日付で毎日新聞福岡版からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
県警は15日、建設工事現場でクレーンのつり具に荷物を掛ける「玉掛け」作業の責任者(49)ら男性3人を、業務上過失致死容疑で書類送検した。
3人とも、容疑を認めているという。
送検容疑は、2014年9月15日、春日市のごみ焼却処理施設の建設現場で灰分散装置(約900kg)を設置場所に運ぶ際、1カ所のみでつり上げた玉掛けにしたため不安定となり、壁に接触して落下。
作業員の坂口さん(当時49歳)が装置と柱の間に挟まり、死亡したとしている。
また、県警は同日、作業責任者を有印公文書偽造・同行使容疑でも書類送検した。
容疑は、他人の玉掛け作業の講習修了証などを自分名義にして会社に提出し、偽造を知らない会社の担当者が複写して11年以降、この事故を含む4件の工事で発注事業者に提出したとしている。
出典URL
http://mainichi.jp/articles/20160216/ddl/k40/040/397000c
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。