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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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201912221810分にYAHOOニュース(テレビ岩手)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

22日午前10時すぎ、三陸鉄道・宮古駅の駅前広場でイベントの準備中、ホタテ等を販売する出店がドラム缶の上で炭を起こしていたところ、カセットボンベ数本が破裂して炭が飛び跳ね、関係者3人が顔や腕に軽いやけどをした。

 

当時は、不漁が続く鮭の大漁を願った初の「祈願祭」の開始前で、来場者にケガ等はなかった。

 

警察等によると、担当者がカセットボンベ8本をドラム缶に入れて運んだことを忘れたまま、炭を起こしたという。

 

警察と消防により、安全が確認されたため、その後、「祈願祭」は予定通り行われた。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191222-00000284-tvi-l03

 

 

12221750分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

22日午前10時10分ごろ、岩手県宮古市栄町で行われたイベント「みやこの鮭大漁祈願祭」の出店で、カセットボンベ数本が破裂した。

 

この店で働いていた女性(67)と、近くの出店の58歳と61歳の男性2人の計3人が顔や手などにやけどを負い軽傷。

イベントは開始前で周囲に客はおらず、予定通り実施された。

 

岩手県警宮古署によると、破裂が起きた店は、炭火でホタテを焼いて販売する予定だった。

 

男性従業員(62)が土台のドラム缶の中にカセットボンベを入れていたことを忘れて、炭で火をおこしたという。

 

宮古観光文化交流協会によると、例年行われている「元祖宮古鮭まつり」が、今年は不漁と台風19号の影響で中止となり、代わりにこの日の祈願祭が企画された。

 

https://www.sankei.com/affairs/news/191222/afr1912220009-n1.html

 

 

 

 

 

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2019812744分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

11日午後11時20分ごろ、札幌市北区篠路町にある会社の車庫の中で、ランタンが爆発したと消防に通報があった。


火は建物に移らなかったが、この爆発で20代の男女3人が顔や腕にやけどをして病院に運ばれた。


警察によると、車庫の中では会社の関係者とその友人の男女5人がバーベキューをし、当時は火をつけたストーブの上にキャンプ用のランタンを置いて照明にしていたという。


警察は、ランタンの燃料が入ったガス缶が過熱して爆発したとみて調べるとともに、レジャーで使うガス缶などの取り扱いに注意するよう呼びかけている。

 

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190812/7000012682.html

 

 

812120分にYAHOOニュース(北海道テレビ)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 
11日、札幌市北区篠路町篠路の建設会社の車庫で、20代の男女5人がバーベキューをしていたところ、午後11時すぎ、石油ストーブの上に置いたガスのランタンが爆発した。

 

寒くなってきたので石油ストーブもつけたという。

 

この爆発で、男性2人と女性1人がやけどをして、病院に運ばれた。

 

警察は、お盆休みでガスなどを使う機会が増えていることから、注意を呼び掛けている

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190812-00000001-htbv-hok

 

 

 

 

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781352分にNHK関西から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

6日の夜、大阪・高槻市の産業廃棄物収集運搬会社「I産業」の倉庫で、スプレー缶のガス抜き作業中に爆発を伴う火災が起き、作業に当たっていた4人が巻き込まれ、36歳の男性ら2人が死亡した。


消防が調べた結果、現場から半径200mの範囲で、爆風によって、住宅や倉庫など多くの建物の窓ガラスが割れるなどの被害が出ていたことが分かった。


このうち、府立の支援学校では、校舎の窓ガラス14枚が割れたり、鉄製の扉やシャッターがゆがんだりするなどの被害が出ていて、8日は臨時休校になった。


警察によると、4人はいずれもI産業の従業員ではないが、会社側の依頼を受け、爆発の2時間ほど前から倉庫の中でガス抜き作業をしていたと見られている。



【防犯カメラに爆発の瞬間映像】


爆発を伴う火災が起きた大阪・高槻市の倉庫のすぐ近くにある防犯カメラの映像には、爆発の瞬間が映っていた。


映像では、6日午後8時すぎ、突然、白い光とともに、炎が建物から立ち上る様子が確認できる。


また、爆発の衝撃で画面手前の建物のドアが大きく外れて、壊れる様子が映っている。

 

出典

『高槻爆発火災 半径200m被害』

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20190708/2000017415.html 

 

 

781755分にNHK関西からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

作業に当たっていた4人のうち2人が死亡し、残る2人も意識不明の重体になっている。

 

警察が「I産業」の男性役員に事情を聞いたところ、役員は、「スプレー缶は機械部品のクリーナーで、取引先の会社から3000本ほど持ち込まれたものだった。およそ3週間前から、毎週土曜日の夜にガス抜きの作業を行っていた」と説明したという。


警察によると、巻き込まれた4人はいずれもスプレー缶を持ち込んだ取引先の会社の社員やその関係者とみられ、爆発の2時間ほど前から倉庫の中で作業をしていたとみられるという。

 

出典

『爆発“大量スプレー缶ガス抜き”』

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20190708/2000017434.html 

 

 

781952分に産経新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

I産業の男性役員の説明では、約3週間前から金づちでスプレー缶に穴を開けて廃棄する作業をしていた。

 

大量のスプレー缶が持ち込まれた経緯について、男性役員は、「昨年の台風の被害でスプレー缶を保管していたコンテナが水没し、販売できなくなったものが持ち込まれていた」と話しているという。

 

出典

『スプレー缶3千本ガス抜きか 大阪・高槻爆発』

https://www.sankei.com/affairs/news/190708/afr1907080020-n1.html 

 

 

792054分に産経新聞westからは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察によると、工具通販会社「M社」(兵庫県尼崎市)社員、山西さん(男性、36歳)ら2人が全身にやけどを負って死亡。

山西さんの次男の男子中学生(13)と、M社の関連会社の50代男性とみられる2人が意識不明の重体となっている。

 

M社は、工具や関連商品をインターネットを通じて販売。

テレビCMなどで知られ、平成30年12月期の連結決算では売上高が1000億円を超える。

I産業とは以前から取引があったという。

 

警察は9日、業務上過失致死容疑でM社の本社などを家宅捜索。

ガス抜き作業の詳しい状況などを調べている。

 

M社は「警察の捜査に全面的に協力する」などとするコメントを出した。

 

・・・・・

 

出典

『大阪・高槻の爆発火災 ガス抜き作業原因か』

https://www.sankei.com/west/news/190709/wst1907090027-n1.html 

 

 

 

(2020年2月15日 修正1 ;追記)

 

20202131758分にNHK関西からは、死亡した3人と処理を依頼したM社が書類送検されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

警察は、必要な安全措置を取らずに作業を行って爆発を起こさせたなどとして、死亡した3人についてガス等漏出致傷や重過失激発物破裂などの疑いで、被疑者死亡のまま書類送検しました。


一方、スプレー缶の運搬を許可を持たない業者に依頼したとして、警察はM社についても、廃棄物処理法違反の疑いで書類送検しました。

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20200213/2000025255.html

 

 

2132037分に時事ドットコムからは、火災前日に運び込まれた2160本のうち1850本に穴が開けられていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

大阪府警捜査1課などによると、スプレーは機械部品用クリーナーで、M社が保管していたが、台風により約3万6000本が水没。

 

処分に困った男性社員が昨年5月、産廃収集会社に相談すると、「自分たちでガスを抜いたら安くできる」と提案された。

 

火災前日、産廃収集会社には約2160本が運び込まれ、約1850本に穴が開けられていたという。

 

https://www.jiji.com/jc/article?k=2020021301245&g=soc 

 

 

2132224分に日本経済新聞からは、下記趣旨の補足的記事がネット配信されていた。

 

同課によると、M社は188月、中国から洗浄剤入りのスプレー缶約36千本を輸入。

 

コンテナごと神戸港で保管していたが、同9月の台風21号で水損した。

 

男性社員は、このうち一部の処理をI産業に委託。

自身らでガス抜きをしたのは、処理費用を抑える目的だったとみられる。

 

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55609930T10C20A2AC8Z00/ 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

以前は3週間前に持ち込まれたとの報道だったが、今回は前日に持ち込まれたとの報道。

どちらが正かは不明だ。

 

以下は、NHK映像の3コマ。

 





 

 

(2020年11月10日 修正2 ;追記)

 

20201192018分に毎日新聞からは、産廃会社の取締役だけが起訴されたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

大阪地検は同社の今村取締役(男性、51歳)をガス等漏出致傷の罪で在宅起訴した。1026日付。

 

起訴状によると、今村被告は1976日、今村産業の敷地内でスプレー缶1867本にハンマーで穴を開け、ガスを漏出させて引火・爆発させ、近くにいた少年に重傷を負わせたとしている。

 

一方、地検はスプレー缶を産廃収集運搬業の許可がない運送会社に運ばせたとして、廃棄物処理法違反の疑いで書類送検された東証1部上場の通信販売会社「M」(兵庫県尼崎市)については不起訴(容疑不十分)とした。

 

また、ガス等漏出致傷などの疑いで容疑者死亡のまま書類送検された3人と、消防法違反容疑で送検された法人としての今村産業も不起訴とした。

 

https://mainichi.jp/articles/20201109/k00/00m/040/206000c

 

 

(2022年2月26日 修正3 ;追記)

2022225187分に産経新聞からは、取締役に有罪判決が下りたが、従属的立場だったことを踏まえ執行猶予になったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

ガス漏出致傷罪に問われた同社取締役の男性被告(52)の判決公判が25日、大阪地裁で開かれ、田中伸一裁判長は懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役2年)を言い渡した。

判決や大阪府警によると、火災はスプレー缶約1870本に金属製ハンマーで穴を開ける作業中に起き、工具のインターネット通販会社「M」(兵庫県尼崎市)の社員ら計3人が死亡。
社員の息子(15)が頭の骨を折るなどした。

田中裁判長は、スプレー缶は「M」側が安価で処分しようと考え、取引先のI産業に持ち込んだと指摘。

引火による火災は容易に予見でき、「極めて危険な犯行」と非難する一方で、被告が「M」側に頼まれて場所を提供するなど従属的だったことを踏まえ、刑の執行を猶予した。

https://www.sankei.com/article/20220225-BJWCVEEV6JKA5MVXY2XOFJEJLA/

 

 

 

 

 

 

 

 

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2019330123分にFNN PRIME(仙台放送)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

29日午後9時前、仙台市青葉区国分町2丁目のビル6階の美容室で、店内にある給湯器の付近から炎が上がり、この店の従業員の男性(31)が顔や両手に軽いやけどを負った。

 

警察によると、男性は「スプレー缶のガス抜き作業をしていて、給湯器のスイッチを入れたら爆発した」と話しているという。

 

スプレー缶をめぐっては、2018年12月に、北海道・札幌市で起きた爆発事故を受け、仙台市が、中身を使い切れば穴を開けずに廃棄できるようルールの変更を準備している。

 

出典

スプレー缶爆発 男性やけど 青葉区国分町の美容室

https://www.fnn.jp/posts/00072463OX 

 

 

330日付で河北新報からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

29日午後8時50分ごろ、仙台市青葉区国分町2丁目、美容室「C」でスプレー缶が爆発し、従業員の男性(31)が顔などに軽いやけどを負った。

 

警察によると、男性が給湯室でヘアスプレーの缶に穴を開けてガスを抜き、給湯器のスイッチを押したところ引火したという。

 

他の従業員や客にけが人はいなかった。

 

出典

仙台の美容室でスプレー缶爆発、男性けが

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201903/20190330_13046.html 

 

 

 

 

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20193261835分にYAHOOニュース(北海道テレビ)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

25日午後6時前、空知の雨竜町で27歳の女性が自宅の洗面台でスプレー缶のガス抜き作業をしていたところ、スプレー缶が突然破裂し、火が出た。

 

女性は太ももをやけどするけがをしたほか、7mほど離れたベランダの窓ガラスが割れる被害が出た。

 

警察によると、女性は窓を閉め切った状態で、缶切りのようなものを使い、日焼け止めスプレーなど3本に穴をあけてガス抜きを行っていたという。

 

スプレー缶の処分方法を巡っては、環境省は中身が残ったスプレー缶に不適切な方法で穴をあけると火災が発生する恐れがあることから、穴あけをしないほうが望ましいとしている。

 

しかし、今回事故があった雨竜町では、穴をあけてガス抜きを行うよう、町民に説明していた。

 

今回の事故をうけ、雨竜町役場住民課・中野課長は、「こういう事故が起こってしまって残念に思っています。雨竜町だけでゴミの集積をしているわけではない。(周辺自治体との)組合の中で今後検討していかないとならないと思っている。」としている。

 

出典

<北海道>北海道 雨竜町でスプレー缶爆発事故

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190326-00000008-htbv-hok

 

 

326733分にNHK北海道からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

25日午後6時前、雨竜町の共同住宅の部屋の洗面所で、住民の27歳の女性が日焼け止めスプレー缶あわせて3本を処分しようと穴をあけていたところ、突然、破裂音がして火が出た。


火は一瞬でおさまったが、女性は太ももをやけどした。
また、洗面所から6mほど離れたベランダの窓ガラス1枚が割れた。


当時、女性は部屋の窓を閉め切って作業していたということで、警察は、缶に残っていたガスが何らかの原因で引火したとみて調べている。


スプレー缶の処分をめぐって環境省は、穴をあけると火災が発生するおそれがあるとして、自治体に穴をあけない状態で収集するよう求めているが、雨竜町のホームページでは住民に対して、処分する際に穴をあけてガス抜きをするよう呼びかけている。

 

出典

スプレー缶穴あけ中に女性やけど

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190326/0008965.html 

 

 

 

 

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20192360分に西日本新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

2日午後5時15分ごろ、福岡市早良区荒江3丁目、7階建てマンションの6階の一室で爆発があった。

 

住人の40代男性と知人の60代男性が、顔や手足などにやけどを負った。

命に別条はないという。

 

警察によると、2人は台所で、卓上こんろ用のカセットボンベ数10本分のガス抜き作業をしていた。

室内に充満したガスに何らかの理由で引火し、爆発したとみている。

住人男性は、「20本目くらいで爆発した」と話しているという。

 

爆発の衝撃で台所の窓ガラスが割れ、破片が道路上に落下したが、これによるけが人はなかった。

 

出典

カセットボンベのガス抜き中に爆発 マンション住人「20本目で」 福岡・早良区

https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/484103/ 

 

 

222140分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

2日午後5時15分ごろ、福岡市早良区荒江3丁目のワンルームマンションで「6階から煙が出ている」と通行人の男性から119番通報があった。

 

警察によると、この部屋でガス爆発があり、住人の男性と知人の男性が手や顔にやけどを負って病院に運ばれた。

 

2人は家庭用カセットコンロのガスボンベ約20本のガス抜きをしていたと話している。

 

爆風で窓ガラスが割れ、破片が地上に飛び散ったが、火は燃え広がらなかったという。

 

出典

カセットコンロのボンベ、20本ガス抜き中に爆発 福岡

https://www.asahi.com/articles/ASM22732XM22TIPE020.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

昨年12月に札幌市の不動産店舗で同様な爆発事故があったばかりだ。


当時、新聞やテレビで大々的に報じられていたが、今回の2名の方は、そのことを知っていたのだろうか?

また、何のために大量にガス抜きしていたのだろうか?

 

 

 

 

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20191232040分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

23日午後6時すぎ、東京・品川区東五反田の飲食店「大衆酒場B」でカセットボンベが爆発したと、消防などに通報があった。


警察や消防などによると、この爆発で店の従業員の男性が頭に軽いけがをしたほか、ドアやガラスが道路まで吹き飛び、店の前を歩いていた男性にあたり、軽いけがをした。


飲食店の従業員によると、当時、厨房では、けがをした従業員の男性が火を使って調理をしていて、近くにあったカセットボンベが、突然、爆発したという。


現場はJR五反田駅から東に300mほどの飲食店などが建ち並ぶ場所で、一時、騒然となった。
警察や消防は、当時の状況を詳しく調べている。

カセットボンベが爆発した飲食店の従業員は、「キッチンで作業をしていたら、突然大きな音がして、ふりむくと、お店のものがなくなっていて従業員が頭を冷やしていた。通行人の方も吹き飛んだ扉があたってけがをしたようだ。何が原因かまだわからないが、私たちの不注意でこのようなことが起きて、本当に申し訳ないです」と話していた。

 

出典

カセットボンベ爆発 2人けが

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20190123/0024401.html 

 

 

1232351分に読売新聞からは、下記趣旨の記事が現場写真付きでネット配信されていた。

 

23日午後6時10分頃、東京都品川区東五反田の雑居ビル1階の居酒屋で爆発が起き、店内にいた男性従業員がやけどを負ったほか、通行人の男性が飛び散ったガラスの破片で顔を負傷した。

 

2人とも軽傷という。

店内にいた約30人の客にけがはなかった。

 

警察は、調理中の熱で近くにあったカセットコンロ用のガスボンベ1本が破裂したとみて、詳しい状況を調べている。

 

現場はJR五反田駅の東約250mの繁華街。

歩道には吹き飛んだガラスが散乱していた。

 

出典

五反田の居酒屋でガスボンベ爆発、2人けが

https://www.yomiuri.co.jp/national/20190123-OYT1T50098.html 

 

 

 

 

 

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201812281635分に日本経済新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

室内でのスプレー缶噴射が原因とみられる16日の札幌市豊平区の爆発事故を受け、環境省は28日までに、スプレー缶のガスを屋外で出し切るといった適切な処理方法を住民に周知するよう、全国の自治体に求める通知を出した。

 

環境省はこれまで、スプレー缶に穴を開けて廃棄する際に火災が起きるケースが相次いだことから、「穴開けをしない方が望ましい」との通知を出していたが、今回の事故をきっかけに、より安全な処理方法を広める必要があると判断した。

 

通知は27日付。

(1)最後まで使い切る

(2)缶を振って中身が残っていないか音で確認する

(3)火気がなく、風通しの良い屋外でガス抜きキャップを使って中身を出し切る

といった手順を要請。

缶に穴を開けずに処理することも求めている。

 

原田環境相は28日の定例記者会見で、「スプレー缶はあまりに身近なものだが、行政を通じて危険性を訴えたい」と述べた。

 

事故は不動産仲介「アパマンショップ平岸駅前店」の男性店長が店内で消臭スプレーを大量噴射した後、給湯器をつけたため起きたとみられ、爆風が周辺の建物などにも及び、50人超が負傷した。

 

〔共同〕

 

出典

『スプレー缶処理は屋外で 環境省、自治体に通知』

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3951380028122018CR8000/ 

 

 

12281845分に読売新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

室内で消臭スプレー缶を噴射したことが原因とみられる札幌市の爆発事故を受け、環境省は28日、全国の都道府県に対し、スプレー缶廃棄時の適切な処理を住民に周知するよう求める通知を出したと発表した。

 

通知は27日付で、

〈1〉最後まで使い切る

〈2〉缶を振って中身が残っていないか確認する

〈3〉火気のない屋外でガス抜きキャップを使う

の周知を要請している。

 

また、廃棄時に缶に穴を開けるよう指導している自治体に対し、中身が残っていると開け方によっては火災の恐れがあるとして、穴開けしない処理方法の整備を求めた。

 

原田環境相は28日の閣議後記者会見で、「製造者団体とも連携し、事故のないように周知を徹底したい」と話した。

 

出典

『スプレー缶の適切処理「3つの周知」環境省要請』

https://www.yomiuri.co.jp/eco/20181228-OYT1T50081.html 

 

 

 

 

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201812281922分にNHK東海から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

28日午後3時ごろ、刈谷市一里山町の自動車メーカー「トヨタ車体富士松工場」の第1工場で「洗浄作業中に引火してけがをした人がいる」と消防に通報があった。


消防が駆けつけた時には火は消えていたが、19歳から45歳までの男性作業員4人が、やけどなどのけがをして病院に運ばれた。
消防によると、いずれも意識はあり、命に別状はないという。


トヨタ車体によると、28日、工場は稼働しておらず、設備の入れ替えに伴い、ガスが入ったスプレー缶を使った洗浄作業が行われていたということで、警察と消防は、作業中に何らかの原因で出火したとみて調べている。


トヨタ車体はトヨタ自動車の子会社で、この工場では複数の車種の車を生産しているということだが、製造ラインなどに影響はないとみられるという。

 

出典

トヨタ車体工場で出火 4人けが

https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20181228/0002557.html 

 

 

 

 

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201812181815分にNHK首都圏から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

スプレー缶が原因とみられる火災は、東京都内でも相次いでいる。

東京消防庁によると、平成25年から去年までの5年間でスプレー缶が原因の火災は546件にのぼり、ことしは先月末までにあわせて79件起きている。


このうち、スプレー缶を捨てるために缶に穴を開けて抜いたガスに引火したケースが19件、ガスが残ったスプレー缶を捨て清掃車の中で火災が起きたケースは15件などとなっている。


ことし1月に都内の住宅兼事務所で起きた火災では、従業員がスプレー缶3本に穴を開けてガスを抜いた後、給湯器の点火スイッチを入れたところ、火花がスプレー缶から漏れたガスに引火したという。
火を消そうとした従業員2人が煙を吸ってけがをした。


スプレー缶が原因の火災を再現した実験映像では、台所の流し台でスプレー缶に穴を開けて残っているガスを抜こうとすると、まず、缶から漏れ出てガスコンロ付近に漂うガスにコンロの火が引火する。


その後、炎は流し台のほうに向かって燃え広がり、ついには、台所の流し台の中に滞留していたガスにも引火し、炎が一気に広がった。


年末にかけて大掃除を行う際に、使い残ったスプレー缶を捨てる人が増えるとみられ、東京消防庁は、スプレー缶を捨てる時は、必ず使い切ってから、各自治体が指定する方法に従って捨てるよう呼びかけている。


スプレー缶が原因の火災を再現した実験映像。


画面の手前にある台所の流し台の中にスプレー缶が置かれている。
缶の中に残っているガスを抜こうとしている。
その奥には、ガスコンロに火をかけてやかんでお湯を沸かしている。
この状態でスプレー缶に穴を開けると、どうなるのか。


まず、スプレー缶から漏れ出てガスコンロ付近に漂うガスにコンロの火が引火する。
缶に穴を開けてから20秒ほどで引火した。
その後、炎は流し台のほうに向かって燃え広がっていく。
そして、ついには、台所の流し台の中に滞留していたガスにも引火し、炎が一気に広がった。


札幌市で起きた爆発の原因になったとみられるスプレー缶の廃棄処分の方法をめぐっては、自治体の対応の違いが浮き彫りとなっている。


可燃性のガスを含むスプレー缶をめぐって、環境省や国民生活センター、それに業界団体などは、廃棄処分やごみ収集の際の事故を防ぐため、本来は、缶に穴をあけずに収集できる態勢を整えるのが安全で望ましいとしている。


環境省は、おととし、全国の自治体を対象に、家庭ごみとして出されるスプレー缶の収集方法について調査した。


回答があった1728の自治体のうち、「穴をあけた状態で収集する」と答えたのが73%、「あけない状態」が27%だった。


人口50万人以上の自治体に限ると、「穴をあけた状態」が29%、「あけない状態」が71%と、全体の回答とは逆の傾向になった。


これについて環境省は、穴をあけない状態で収集するには分別などの態勢を整える必要があるため、自治体の規模によって差が出ているとしたうえで、どのように収集するか、最終的には自治体の判断に任せているとしている。


国民生活センターが平成26年に行った調査でも、穴をあけるかどうかに加えて、住民への注意呼びかけの内容が異なるなど、自治体の対応の違いが浮き彫りとなっている。


国民生活センターは、自治体の対応が異なる現状では、穴をあけるかどうかにかかわらず、缶の中身を安全な場所ですべて出し切ってから廃棄することが大切だとしている。


札幌市で起きた爆発で問題になっているスプレー缶の廃棄処分。
ふだんの生活でどのようにしているのか、東京・新宿で聞いた。


都内に住む女性は、「自治体の処理法に従って、缶に穴はあけないで中身を最後まで出し切ってから捨てています。今回の爆発は本当に怖いと思ったので、もう一度、捨て方を確認しようと思います」と話していた。


神奈川県に住む男性は、「自治体が決めている方法は知りませんが、『缶に穴をあけたほうがよい』と何かで読んだことがあり、風通しのよいベランダで穴をあけてから捨てていました。今回のニュースを見て、自分も加害者になりかねないんだと思い、周りに火の気がないか注意します」と話していた。


また都内に住む女性は、「自治体が出している資料をきちんと見ない人も多いと思うので、スプレー缶のごみ出しのしかたについて、もっと周知する必要があるのではないでしょうか」と話していた。

 

出典

スプレー缶火災 都内でも相次ぐ

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20181218/0022779.html 

 

 

 

 

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20181218日付で秋田魁新報から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

札幌市で16日夜発生した爆発事故は、廃棄する大量のスプレー缶から放出したガスが室内にこもり、引火した可能性が高い。

 

スプレー缶の爆発事故は、昨年4月、秋田市でも起きた。

60代男性が浴室で殺虫剤のスプレー缶に穴を開けようとドライバーを刺した際、漏れ出たガスが居間のストーブに引火したとされる。

男性は全身にやけどを負い、部屋の窓ガラスなどが破損した。

市は、事故を機に、同年7月から缶に穴を開けず回収する方法に変更。

市環境都市推進課によると、変更後、同種の事故はないという。

 

県環境整備課によると、回収時の穴開けが不要なのは、同市と大仙市、横手市、美郷町の4市町(今年11月時点)。

他の21市町村は、穴を開けてから出すよう住民に求めている。

 

穴を開けないスプレー缶の回収には、通常の収集車と別の車や処理施設改修が必要で、回収の方法を変更するのは容易ではないという。

同課は、札幌市の爆発事故を受け、「スプレー缶が爆発の原因だった場合、市町村に注意を喚起する」とした。

 

出典

『スプレー缶爆発、秋田市でも 現在は穴開けずに回収』

https://www.sakigake.jp/news/article/20181218AK0003/ 

 

 

1217日付で秋田朝日放送からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

スプレー缶の爆発事故は、去年4月に秋田市の市営住宅でも起きている。

 

浴室で殺虫剤の入ったスプレー缶のガスを抜こうとしていた男性が缶にドライバーを刺したところ爆発し、全身にやけどをするなどした。

男性は浴室で4本のスプレー缶に穴をあけていて、充満したガスに火花などが引火した可能性がある。

 

事故を受けて秋田市はガス・スプレー缶のゴミの出し方を変更し、去年7月から、ガス・スプレー缶は完全に使い切ったあと、穴を開けずに回収箱に入れることにした。

 

出典

スプレー缶爆発の危険 過去に秋田でも事故が

http://www.aab-tv.co.jp/news/aab_shownews.php?eLine=9&eGr=0 

 

 

 

 

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20181219日付で中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

18日午後1時35分ごろ、名古屋市名東区引山3の市営共同住宅5階の一室でスプレー缶が爆発し、この部屋に住む50代女性が熱風を吸って病院に搬送された。

 

16日には札幌市でスプレー缶が原因とみられる大規模な爆発事故が起きており、市消防局は「冬は爆発の原因となる火気が身近にある。スプレー缶の扱いには十分注意を」と呼び掛けている。

 

名東消防署によると、事故はヘアスプレー缶を稼働中のガスファンヒーターの前に置いていたことが原因。

 

現場は鉄筋コンクリート造りの6階建てで、爆風で同室のベランダ側と共用廊下側の窓2カ所が割れた。

 

市消防局予防課によると、今年1~11月末に市内で起きたスプレー缶に起因する火災は、昨年同期より3件多い21件。

 

内訳は、スプレー缶のガス抜きに絡む引火事故が7件、ごみ収集車の発火事故が9件、ガスこんろのそばにボンベを置いていたなどのその他事案が5件だった。

 

名東消防署によると、スプレー缶は長時間温められるとガスの内圧が高まり、側面温度が80~100℃程度に達すると破裂の恐れがある。

 

12月は、鍋料理や大掃除など、スプレー缶を扱う機会が増えるため、事故も増加傾向にあるという。

札幌の事故も、ガス抜き後に湯沸かし器を使ったという証言があり、同署の担当者は、「殺虫剤や消臭剤など、身近なスプレー缶に危険性を感じる人は少ないが、周りに火気があると爆発事故につながる恐れがある。冬は置く場所にも注意してほしい」と呼び掛ける。

 

出典

スプレー缶爆発、1人搬送 名東の市営住宅

http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20181219/CK2018121902000055.html 

 

 

12181917分にNHK東海からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

18日午後1時半ごろ、名古屋市名東区引山の「市営引山荘」で、「ベランダから煙が出ている」と近所の人から消防に通報があった。


消防によると、火は別の部屋の住人によってすぐ消し止められ、火元の部屋の50代の女性が煙を吸って病院に運ばれたが、けがの程度は軽いという。


消防によると、女性は「部屋を掃除していて、ヒーターの前に一時的にヘアスプレーを置いていたら爆発した」と話しているという。


消防は、スプレー缶が破裂して中のガスに引火したとみて調べるとともに、暖房器具の近くにスプレー缶を置かないよう、注意を呼びかけている。

 

出典

スプレー缶に引火か 女性負傷

https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20181218/0002408.html 

 

 

 

 

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 ※本件、情報量膨大につき、1/5では事故の概要を、2/5以降では原因等の詳細を
   ジャンル分けして紹介する。



2018年1217135分に北海道新聞から、事故発生を伝える下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

16日午後8時半ごろ、札幌市豊平区平岸3の8の不動産仲介業などテナント3店舗が入居する2階建ての建物で「ガス爆発があり、建物が倒壊している」と通行人から110番があった。

 

警察や消防によると、入居する不動産仲介業「アパマンショップ平岸駅前店」など2店が倒壊して炎上し、客や従業員、近隣住人ら少なくとも41人が軽傷を負い、1人が重傷を負った。

 

警察などによると、建物の損壊状況などから、何らかの理由でアパマンショップ平岸駅前店のプロパンガスに引火し、爆発したとみて調べている。

 

警察などによると、同店に隣接する「北のさかな家 海さくら平岸店」が倒壊し、付近の整骨院も壁などの一部が崩れた。

消防などで、ほかに下敷きなどになった人がいないか調べている。

現場から約50m離れたマンションの窓ガラスなども割れた。

 

海さくら平岸店の関係者によると、爆発音がした直後に、従業員や客が2階から飛び降りるなどして避難した。

 

消防は、付近でガス漏れの恐れがあるとして、近隣の住人や店舗に避難を指示し、付近で立ち入り禁止の規制をした。

 

札幌市は、家のガラスなどが割れた住民に向けた臨時の避難所を「平岸まちづくりセンター」(平岸2の7)に開設した。

 

現場近くの別の飲食店で食事をしていた札幌市西区の光川さん(男性、42歳)は、「大きな音がして落雷だと思った。その後、周囲で『爆発だ』という声が聞こえ、外に出たら火柱が上がった」と話した。

 

現場は、札幌市営地下鉄南北線平岸駅から南に約100mのエリアで、国道453号に沿って飲食店やマンションが立ち並ぶ繁華街の一角。

現場周辺で最大240戸が停電した。

 

出典

札幌・平岸で爆発、飲食店など倒壊 42人重軽傷

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/258544/

 

 

1219日付で毎日新聞東京版からは、爆発原因等に関する初期の報道記事が下記趣旨でネット配信されていた。

 

発生元とされる不動産店を運営する「アパマンショップリーシング北海道」の佐藤社長は18日、記者会見し、2日後の店の改装に備え、未使用の消臭スプレー缶約120本を店内で一斉噴射させ、廃棄していたと説明した。

 

作業した店長(33)と従業員は可燃性を認識していなかったという。

 

一方、佐藤氏は、店長が顧客複数から料金を受け取りながら、入居時の消臭工事をしていなかったと話していることも明らかにした。

 

契約通り工事をせず、使用実績を偽るため、未使用缶を大量廃棄した可能性もあり、北海道内全13店を実態調査する方針を示した。

 

佐藤氏によると、事故のあった平岸駅前店が工事で使用したと報告したのは今年約190本で、爆発時は約160本あった。

通常は50~60本で、「異常な在庫数」という。

 

関係者によると、同店は月約30本のスプレーを仕入れており、佐藤氏は「(消臭工事数が)増えるほど店舗の売り上げにつながることは間違いない」と話した。

 

スプレーの仕入れ値は1本約1000円だが、契約者にはスプレーを室内にまく作業の工事費として、最低1万円を請求。

同社の聞き取りに店長らは、工事をしなかった理由を「契約数が多く、工事の時間がなかった」と釈明したという。

 

スプレーは消臭・除菌効果があり、不動産賃貸業者向けに販売されている。

1回で使い切るタイプで、使用すると200mℓの中身が約4分間噴射される。

スプレーには、可燃性ガスのジメチルエーテルが含まれている。

 

店長は午後8時過ぎ、店内の机の上にスプレー約120本を並べ、一気に噴出させたと証言。

外で待機後、店内に戻り、湯沸かし器で手を洗おうとした途端に爆発したという。

缶には可燃性を示す説明が書かれていた。

 

当時、建物内に40人以上がおり、爆発現場とみられる不動産店が跡形もなく大破したにもかかわらず、犠牲者は出なかった。

 

避難者の証言や専門家の分析では、爆発から本格的な炎上まで10分程度の時間がかかったことに加え、壁が壊れ、床も抜けたため、火勢が増すまでの間、脱出できる偶然が重なったとみられる。

 

木造2階建ての「酒井ビル」は、壁で隔てられた3店が連なる構造。

当時、南側の不動産店に2人、中央の居酒屋「海さくら平岸店」に40人以上がおり、ほぼ満席だった。

 

2階にいた複数の利用者などによると、爆風でまず外壁があちこちで崩れた。

居酒屋1階の約20人は、道路側の入り口から脱出した。

 

約5分後には、不動産店に近い壁付近で出火。

1階への階段に近づけず、2階の壁が壊れた部分から飛び降りる人もいたが、避難しにくくなった。

 

しかし、その約5分後、2階の床が抜けるなどしたため、地面に下りやすくなり、間一髪で全員が外に脱出できた。

 

2階で飲食中だった男性(49)によると、壁の断熱材などに火が燃え移ると、炎が一気に広がったという。

男性は、「爆発後5分間くらいは命の危険を感じなかったが、炎がどんどん広がり、多くの客が不動産店側と反対側に逃げたところ、床が落ちた」と話した。

 

東京理科大の菅原進一名誉教授(建築防災)は、「コンクリート造りの建物は頑丈で、爆風がこもって大規模に破壊された場合の威力が増しやすいが、木造で爆風が外に抜けやすかった。床や壁の崩壊で避難しやすくなった偶然も重なり、死者を出さずにすんだのではないか」と分析した。

 

爆発で不動産店の店長が重傷、居酒屋の利用者と従業員、住民ら40人は軽傷を負った。

 

出典

札幌・豊平の爆発事故 120本、一斉噴射 スプレー、使用実績偽装か

https://mainichi.jp/articles/20181219/ddm/041/040/103000c

 

 

12201838分にNHK北海道からは、被害状況に関する初期の報道記事が下記趣旨でネット配信されていた。

 

被害が出た建物は現場周辺の39棟に上っていたことがわかった。
消防によると、建物は最も遠いところでおよそ200m離れているという。

 

また、けがをした52人は1歳から80代までの男女で、51人が爆風で飛ばされたり、避難しようと建物の2階から飛び降りたりして軽いけがをしたという。


また、けがをした場所については、居酒屋の店内が44人と最も多くなっているが、周辺の飲食店や住宅でも割れたガラスでけがをした人が複数いるほか、近くを通りかかった歩行者や車の中にいた人なども含まれているという。

 

出典

爆発・火事 けが人増え52人に

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20181220/0006512.html 

 

 

  (2/5へ続く)

 

 

 

 

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 (1/5から続く)

 

 

以降、ブログ者がポイントと感じた記事をジャンル分けして紹介する。

 

 

[1]爆発直後の2階居酒屋店内の様相

 

1217136分 産経新聞)

 

「天井が落ちてきて、2階部分が崩れてしまい、外へ出られなくなった。みんなで壁を蹴り、脱出した」。

居酒屋の客は、搬送先で治療を受けた後、親族にこう明かした。

 

居酒屋2階で友人と食事をしていた男性会社員(28)は、「突然ドーンという音がして、体が浮き上がり吹き飛ばされ、右半身を床に打ち付けた。爆発の後、火の手が一瞬で燃え広がり、迫ってきたので、開いていた窓から道路に飛び降りた」と話した。

 

出典

札幌爆発 「熱い、熱い」壁蹴り脱出

https://www.sankei.com/affairs/news/181217/afr1812170003-n1.html

 

 

12171550分 北海道新聞)

 

「ドカン!」。
16日午後8時半ごろ、海さくらの2階にいた中央区の自営業の男性(49)は突然、激しい爆発音を聞いた。

妻(49)や娘(21)と7人で食事中。

爆発の衝撃で「天井が抜け、壁が吹き飛ばされた。平岸街道が店内から見えた」と男性は言う。


2階には他に4~7人のグループが数組いた。

窓ガラスの破片が飛び散り、柱も崩れた。

 

直後に店員の「落ち着いてください」という怒鳴り声が聞こえた。

5分ほどたつと火が見え、みんな「下に下りなきゃ」とパニックに。

ガスのような臭いも漂ってきた。

 

火はむき出しになった壁の断熱材に引火し、あっという間に広がった。

だが、2階から1階に下りる階段は爆発の衝撃で崩れ落ち、使えなかった。

男性の妻は、「熱くて熱くて。もうダメかと思った。火もその辺りから出ていて、みんな窓側に駆け寄った」。

その重みで2階の床が抜け、客ら20人ほどが1階に落ちたとみられる。

男性は、「もし床が抜けなかったら、逃げ場がなかった」と声を震わせる。

 

同市南区の女性会社員(28)は、「何が起きたのかわからなかった」と漏らした。

「急に店内の電気が消えた。地震かと思ったし、そう思った人が『テーブルの下へ』と叫んでた」と振り返る。

だがテーブルは衝撃で大きく傾き、潜り込めなかった。

「これで終わりかなと思った。小さい火がどんどん広がっていって…」

 

数分後に床が崩れ、積み上がったがれきの隙間に落ちた。

落ちる直前、炎は自分のすぐそばまで近づき、「息苦しいくらいだった」と女性。

 

一緒に食事していた豊平区の女性会社員(27)も、「ぎゅうぎゅうに押されて落ちた感じで、私の下には人がいた。がれきや人をクッションにしたから、切り傷だけで済んだ」と語った。

「ほんと、床が抜けてくれたから(助かった)と思う」

 

出典

床抜け落下「助かった」 札幌・平岸の店舗爆発 階段崩れ逃げ場なく 周辺住民、避難所で一夜

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/258751/ 

 

 

12171919分 毎日新聞)

 

2階には当時、食事中の約20人がいた。

 

爆発から5分後。男性が店員の冷静な声かけで落ち着きを取り戻した直後、破壊された建物に炎が見え、あっという間に燃え広がった。

 

「逃げ場がない」。パニックに陥ったとき、突然床が抜け落ちた。

「高低差が小さく、結果的に多くの人が助かった。床が抜けなかったら、あのまま焼け死んでいたかもしれない」。男性は声を震わせた。

 

2階にいた別の会社員男性(28)は、「爆発後に暗くなった。初めは1人ずつ1階に降りていったが、火が付いたら一瞬で燃え広がり、みんなが慌てて押し倒された」と語り、「生きててよかった」とため息をついた。

 

1階には25人近くの客がいたとみられる。

だが、爆発後に火が回り、建物が崩れるまでに時間があり、逃げ出すことができた。

 

出典

『札幌爆発 パニックの中、床抜け落ち助かる 間一髪の様子を客らが証言』

https://mainichi.jp/articles/20181217/k00/00m/040/129000c 

 

 

12172314分 朝日新聞)

 

消防隊員が外から窓にはしごをかけ、2階から避難できるようになったが、窓側に人が集中したためか、まだ避難が続いている時に2階の床が落ちてしまったという。

 

当時、店の従業員は、1階に3人、2階に2人いた。

従業員たちは客を優先し、避難誘導を続けた。

店によると、従業員5人のうち、2人が入院しているという。

 

出典

爆発音から出火までの5分間 ビルは倒壊、でも死者ゼロ

https://www.asahi.com/articles/ASLDK5RTDLDKUTIL040.html 

 

 

122050分 北海道新聞)

 

これまでの現場検証などで、アパマンショップに設置されていたボンベ2本と、居酒屋のボンベ5本のうち、それぞれ一部で、室内をつなぐ配管と外れるなどしてガスが漏れた痕跡があった。

 

関係者によると、16日の出火から約1時間後に駆けつけたガス保安員が、両店のボンベ数本から漏れていたガスを止める応急処置をしたという。

 

一方、最初の爆発で建物の内壁の大部分が崩れ、燃えやすい建材や柱がむき出しになっていたことも判明。

 

警察や消防は、建物が最初の爆発から約10分後に炎上したことから、複数の要因が重なり、一気に燃え広がった可能性があるとみて調べている。

 

出典

ガス配管 衝撃で外れる 漏れて燃え広がった可能性 札幌爆発

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/260172/ 

 

 

  (3/5へ続く)

 

 

 

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 (2/5から続く)

 

 

[2]周辺の被害状況、爆発の強さ

 

1217日付 毎日新聞東京版)

 

現場付近は広範囲にがれきやガラスが散らばり、現場から約100m離れた地面にもコンクリート片が飛び散って駐車した車の窓ガラスが割れるなど、爆発の大きさを物語っていた。

 

北海道電力は事故後、爆発防止のために付近を停電にしたため、17日午前7時前まで最大240戸が停電した。

 

当時、客や従業員がいた建物では2店が倒壊。

 

隣接するマンションの玄関はガラスが大破し、マンション前に駐車した3台の自動車の屋根にはがれきが積もり、爆発した側の窓が割れていた。

 

また道路をはさんだ4階建てのアパートもまんべんなく窓ガラスが割れ、約150m離れた美容室の3階の窓も割れていた。

 

出典

『札幌・豊平の爆発事故 100メートル先までコンクリ片 住民不安の夜明け』

https://mainichi.jp/articles/20181217/dde/041/040/016000c 

 

 

121952分 北海道新聞)

 

現場から北東約15kmのJR江別駅近くに住む20代女性は、一戸建て住宅の居間で家族3人で食事をしていて、遠い雷のような鈍い音を聞いた。

「『ドーン』とこもった音がした。思わず皆、箸が止まった」と振り返る。

 

北に約7km離れた札幌市東区の一戸建て住宅に住む大学教員田中さん(男性、49歳)は同じ頃、家族5人で居間にいたところ、「屋根の雪が落ちて壁に当たったような『ドン』という音がした」。

 

約8km離れた地下鉄南北線北34条駅付近のマンション9階では、屋内にいた40代会社員女性が「『ドーン』という花火のような音を聞いた」と話した。

 

出典

15キロ先 江別でも爆発音聞こえる

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/259490/ 

 

 

1219917分 日本経済新聞)

 

不動産店から南西約230m先のマンションでは、1階の手動ドアが爆風でずれて閉まらなくなった。

 

南東に約150m離れた4階建て共同住宅でも、爆発の影響で3階の窓ガラスが窓枠ごと落下し、1階に駐車していた車の後部ガラスが割れる被害があった。

 

札幌市消防局によると、18日午後時点で、酒井ビルを含む建物34棟、車両25台に被害があり、大半の建物で窓ガラスが割れ、屋根が破損したケースもあった。

 

出典

230メートル先にも建物被害 札幌の爆発事故、爆風広範囲に

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39121890Z11C18A2CC0000/?n_cid=NMAIL007 

 

 

122050分 北海道新聞)

 

爆風の被害を受けた建物34棟のうち、爆発現場から最も遠いマンションは約250mも離れていた。

 

早坂洋史・元北大工学部特任准教授(火災科学)は、「音速(海面上で時速1225km)を超える衝撃波を伴う爆轟が起きた可能性がある」と推測する。

 

爆轟は、ダイナマイトを点火したときなどにも起こる激しい爆発で、発生には室内の可燃性ガスの濃度が高いなどの条件がある。

 

早坂氏は、「建物が木っ端みじんになり、爆発音が広範囲にわたった点を踏まえると、ガス濃度が高まり、爆轟が起こったと考えてもおかしくない」と話す。

 

出典

時速1200キロ超の衝撃波「爆轟」発生か 250メートル先でも被害 札幌爆発

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/260173/ 

 

 

1222197分 NHK北海道)

 

現場付近では、被害を受けた周辺の建物が崩れるおそれがあるため、店舗の前を走る国道453号線では片側2車線がおよそ150mにわたり通行止めとなっていた。


その後、建物の崩壊を食い止める土のうを積むなどの対策がとられ安全が確保できたことから、道路を管理する北海道開発局は22日午後3時半、通行止めを解除した。


通行止めが長引いたことで、付近の店舗では客足が減少するなどの影響も出ていた。

 

出典

『爆発で通行止めの国道 規制解除

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20181222/0006579.html 

 

 

 

[3]爆発原因

 

12182053分 朝日新聞)

 

スプレーを噴射したのは、事故当日の2日後に店の改装を控え、在庫を処分するためだったという。

 

スプレーは、ボタンを押すと噴射が続き、3~4分で全量が出る。

 

スプレーの販売業者によると、この消臭スプレーには可燃性の物質が含まれている。

だが、佐藤社長は「店長は可燃性を認識していなかった」とした。

 

出典

消臭代1~2万円取ってスプレーせず? 処分後に爆発か

https://www.asahi.com/articles/ASLDL64FWLDLUTIL054.html 

 

 

12191837分 北海道新聞)

 

店長は爆発から約30分前の16日午後8時ごろ、店内の休憩室や店舗部分の机などに未使用のスプレー缶計120本を並べ、ボタンを次々と押した。

 

同店は2日後の18日から全面改装工事を控えていた。

 

店長は「店内の改装に向け、入社して初めて廃棄した」と話しているという。

 

出典

スプレー、内規の3倍の160本保管 札幌・平岸爆発

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/259626/ 

 

 

1219436分 NHK NEWS WEB)

 

不動産会社の別の関係者は、「従業員は白い煙が充満したため、いちど部屋の外に出た。その後、手を洗うために再び部屋に戻ったあとで爆発が起きた」と説明しているという

 

出典

爆発30分前からガス抜き 短時間で室内充満か 札幌 爆発事故

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181219/k10011751971000.html

 

 

121816分 読売新聞)

 

従業員2人が、「手を洗おうとして寒かったので、湯沸かし器の火を付けたら爆発した」と話していることが、捜査関係者への取材でわかった。

 

2人は、「消臭スプレー100数10本を処分するため、室内に噴射したり穴を開けたりしていた」とも話している。

 

出典

消臭スプレー100缶超「室内噴射や穴開けた」

https://www.yomiuri.co.jp/national/20181217-OYT1T50092.html?from=ycont_top_txt

 

 

 

 (4/5へ続く)

 

 

 

 キーワード;アパマン





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(3/5から続く)

 

 

[4]スプレー缶の仕様、成分

 

12172019分 NHK北海道)

 

捜査関係者によると、全焼した建物に入る不動産会社の事務所では、静岡市のメーカーが製造した除菌消臭用のスプレー缶を使っていた。


メーカーによると、このスプレー缶は高さがおよそ18cmの200mℓ入りで、中身は植物由来の成分でできており、マツやヒノキなど10種類の樹液が使われているという。


また、可燃性ガスのジメチルエーテルが使われており、スプレーは、一度押すとおよそ4分間にわたって自動で噴射される仕組みになっているという。


使用期限は2年間で、メーカーでは不動産会社の事務所に毎月30本のスプレーを配送していた。


メーカーが行った安全性に関する試験では、噴射したスプレー1本分にライターの火を近づけても爆発しないことが確認されているという。


メーカーの広報担当者は、「初めてのケースなので、事故に関する情報収集を進めたい。また、適正に使用する分には安全であることが確認されているので、不安を払拭できるよう、できるだけ情報を出していきたい」と話している。

 

出典

豊平区爆発 スプレー缶の注意点

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20181217/0006446.html 

 

 

121850分 北海道新聞)

 

DMEは一般的なスプレー製品に用いられており、空気中の濃度が3%程度を超えると爆発する危険がある。

 

出典

「スプレー缶ガス少量でも危険」専門家 札幌の爆発

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/258926/ 

 

 

12191826分 NHK北海道)

 

このスプレー缶は、噴射してもガスの臭いがほとんどしないことが、捜査関係者やメーカーへの取材でわかった。


メーカーによると、スプレー缶は可燃性ガスのジメチルエーテルのほか、マツやヒノキなど10種類の樹液が使われていて、噴射した際には木の香りがするという。

 

出典

スプレー缶 ガス臭ほとんどせず

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20181219/0006488.html 

 

 

12191719分 読売新聞)

 

消臭スプレーは1缶あたり200mℓ入りで、そのうちDMEは180mℓ含まれているという。

 

出典

不動産仲介店の店長「発火は念頭になかった」

https://www.yomiuri.co.jp/national/20181219-OYT1T50077.html 

 

 

 

[5]閉め切った室内でガス抜きした理由

 

12181831分 NHK北海道)

 

スプレー缶は、賃貸住宅で入居者が入れ替わる際などに使う不動産業者向けの製品。

 

近所に住む40代の女性によると、爆発が起きたおととい正午すぎ、子どもや友人と不動産会社のそばを通りかかった際、「シュー」という音が聞こえ、振り向くと、事務所の裏の屋外で男性2人が両手に白いスプレー缶を持って壁に向かって噴射していたという。


女性の話では、1人は中腰で、1人はしゃがんだ状態で、2人で話をしながら噴射し、足元には6本ほどのスプレー缶が置いてあったという。


また、周辺にはミントのような香りが漂い、一緒にいた友人が目の痛みを訴えたほか、小学生の子どもものどの痛みを訴えたという。


不動産会社によると、2人はその後、通行人の目を気にして、事務所の中で同じ作業をしたという。

 

出典

スプレー缶200本余保管か

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20181218/0006467.html 

 

 

1223839分 NHK北海道)

 

店長らは、「白い煙が出るので火事と勘違いされると思い、窓を閉めきっていた」と話しているという。

 

出典

爆発 重過失傷害も視野に捜査

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20181223/0006584.html 

 

 

 

[6] 大量のスプレー缶をガス抜きした背景

 

12211812分 NHK北海道)

 

警察が現場検証を行った結果、店舗にあったスプレー缶は、会社が在庫の目安としている数の5倍から6倍にあたる、およそ300本に上っていたことが捜査関係者への取材でわかった。

「アパマンショップ」の加盟店で爆発の原因とみられるスプレー缶を取り扱っていた元従業員がNHKの取材に応じ、「利益の底上げのために『消臭抗菌料』の名目で販売していたが、実際には使わずに店に余ることがあった」などと実態を証言した。


今回の爆発の原因とみられるスプレー缶は、仲介する物件の室内を除菌・消臭するためのもので、札幌市豊平区の店舗を運営する「アパマンショップリーシング北海道」によると、仕入れ値が1000円程度のものを、施工代込みで1本1万円から2万円程度で販売していた。


しかし、豊平区の店舗では、客から料金を受け取りながら、実際にはスプレーを使っていないケースがあったという。
「アパマンショップ」の加盟店の元従業員は、同じようなことが勤めていた店でも行われていたと証言した。


元従業員は、「仲介手数料が下がり、売り上げが減る傾向にある中、利益の底上げのために『消臭抗菌料』の名目で販売していた。しかし、施工を行ったかどうかは客にはわからないので、実際にはスプレーを使わず、店に余ることがあった」と話している。


元従業員がいた店では、余ったスプレー缶を従業員らがそれぞれ自宅や車などにため込み、個別に処分していたということで、中には1人で数10本を抱えるケースもあったという。


今回爆発が起きた店舗に大量の在庫があったことについて、この元従業員は、「店ぐるみでやっていたのであれば、大量にあっても不思議ではない」と話している。


その上で、こうしたスプレー缶を取り扱っていることについて、「客にとって本来必要のないものを売らなければ利益が確保できないという不動産業界の環境に根本的な問題があると思う」と話していた。

 

出典

スプレー在庫3百本 なぜ大量に

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20181221/0006554.html 

 

 

  (5/5へ続く)

 

 

 

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 (4/5から続く)

 

 

[7]その他、事故に至った背景

 

1218日 毎日新聞東京版)

 

札幌市は、17年7月から市内全域で、家庭ごみのスプレー缶は穴を開けずに回収している。

一方、企業が排出する事業系ごみは、民間業者が収集する。

 

札幌市の業者は、「安全確保のため、ガスを抜いてもらっている。同様の対応の業者が多いのではないか」と証言。

 

今回の不動産店からの廃棄物は事業系ごみとなる。

 

出典

『スプレー100個、ガス引火か 不動産店「湯沸かし器つけた」』

https://mainichi.jp/articles/20181218/ddm/041/040/110000c 

 

 

1217226分 朝日新聞)

 

消防局によると、爆発・倒壊した木造モルタル2階建ての建物の所有者と3つのテナントには、それぞれ、防火管理者を置く義務があったが、いずれも選任されておらず、消防計画も作成されていなかった。

漏電火災報知機や避難器具も設置されていなかった。

 

これらは、消防法などで建物所有者やテナントに義務づけられているもので、消防局は2016年6月から今年10月まで、立ち入り検査や文書で、計12回にわたり指導をしてきた。

 

指導の都度、4者とも改善の意向を文書などで示したものの、結局、実行されないまま、爆発炎上となってしまったという。

 

17日午前に札幌市役所で記者会見した消防局の志田査察規制課長らは、「指導に従わない違反ではなく、改善意思を示していたので、不備という位置づけになる」としたうえで、「2年も経ってしまい、(指導が)徹底していなかったと思う」との反省を口にした。

 

出典

札幌の爆発ビル、過去に計12回指導 消防計画など不備

https://www.asahi.com/articles/ASLDK53QFLDKIIPE01J.html 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇1本や2本ならいざ知らず、120本を室内で一斉にガス抜きするとは・・・。

スプレー缶の不適切使用による爆発事故は、過去に本ブログでも多数紹介しているが、このような事故は初めて。

想定外をはるかに超えた事例だ。

 

〇8年ほど前になるが、小平市ゴミ処理場でのスプレー缶爆発事故掲載時、「大きな事故が起きないと廃棄スプレー缶への穴開け義務は課せられないのだろうか」と書いたところ、読者の方から「素人に穴開け義務を課すのは難しいところがある」とのコメントを頂戴した。
今回、まこと、その通りの大事故が起きてしまった。 

この事故を機に、全国的に穴開け不要になっていくのかもしれない。

 

 

 

(2019年1月18日 修正1 ;追記)

 

201911650分に北海道新聞から、同店の消臭契約件数は他店の数倍だったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

同店のスプレーによる消臭業務の契約件数が、道内の他店舗の数倍に上っていたことが15日、関係者への取材で分かった。

 

・・・・・

 

運営会社の佐藤社長は、「消臭スプレーの売り上げでノルマはなかった」と強調する。

 

一方で、アパマン社は各店舗に対して消臭業務の受注を推奨。

全国大会を開いて、スプレーの購入個数が多い店舗を表彰していた。

 

同社の道央の店で勤務していた元従業員も、「入居者と賃貸契約を結ぶ際、全体の契約の半数は消臭業務を受注するノルマがあった」と証言する。

 

・・・・・

 

出典

スプレー消臭契約突出 元従業員「ノルマあった」 平岸爆発の不動産店

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/267158 

 

 

1161843分にNHK北海道からは、白い煙で火事と間違われてはと思い窓を閉め切ったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

店長らは、「在庫整理のため、およそ120本を噴射した。スプレー缶は白い煙が出るので火事と勘違いされると思い、窓を閉めきっていた」などと話しているという

 

・・・・・

 

今回の爆発では、160mあまり離れた建物を含む42棟で、窓ガラスが割れるなどの被害が出た。


・・・・・

 

今回のような爆発は過去にほとんど例がなく、実験を行うなどして爆発にいたった経緯を調べる必要があるということで、捜査は長期化する見通しだ。

 

・・・・・・

 

爆発が起きた店舗の向かい側のビルに入るパソコン教室は去年10月にオープンしたばかりだが、爆風などで窓ガラスが割れたり、天井に穴が開いたりする被害を受けた。


さらに、およそ500万円かけて購入したパソコンや椅子などの備品にもガラスの破片が飛び散り、一部が使えなくなったという。

 

・・・・・

 

現場近くのマンションに住む女性は、爆風で部屋の窓ガラスが割れたほか、家具が使えなくなるなどの被害を受けた。


このため、爆発のあとはホテル暮らしを余儀なくされたほか、1か月がたった今も自宅の修理が進まず、仮住まいでの生活を続けている。


この間、女性は部屋の後片づけや仮住まいの確保などのため、1週間あまりにわたって仕事を休まざるを得なかったという。

 

・・・・・

 

店舗運営会社の佐藤社長は会見で、「正直なところ、契約が多くて回りきれていなかったと聞いている」とした上で、スプレー缶の在庫は当時、およそ160本あったと説明した。


一方、警察による現場検証では、およそ300本のスプレー缶が見つかっており、警察は大量の在庫を抱えた経緯についても詳しく調べている。

 

出典

札幌豊平区の爆発火災から1か月

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190116/0007070.html 

 

 

116190分にNHK北海道からは、爆発による空気の振動が60km離れた場所でも観測されていたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

北海道大学大学院理学研究院の吉澤和範准教授は、先月16日に札幌市豊平区の店舗で起きた爆発のあと、大学や気象庁が道内に設置した地震計の記録を確認した。


その結果、爆発が起きた当日の午後8時半に現場から北におよそ30km離れた石狩市の地震計で、午後8時32分に南東におよそ60km離れた厚真町の地震計で、それぞれ空気の振動が観測されていたことがわかった。


吉澤准教授が分析した結果、空気の振動が発生した時間は、いずれも午後8時29分17秒で、豊平区の店舗で爆発が起きたとされる時刻と一致したという。


吉澤准教授は、爆発で生じた衝撃波が空気を振動させた可能性が高いとした上で、「通常、これだけの広い範囲に衝撃波が届くのは火山の噴火や隕石の落下くらいなので驚いた。今回の爆発が非常に大きかったことを物語っている」と話している。

 

出典

爆発 60キロ先の地震計に記録

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20190116/0007077.html

 

 

1171937分に読売新聞からは、従業員は臭いからと制止したが・・・という、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

事故当時、不動産仲介店にいた20歳代の男性従業員が「消臭スプレー缶を噴射させた店長を止めようとした。自分はやっていない」などと話していることが、捜査関係者への取材でわかった。

 

従業員は、「店長に『臭いからやめてください』と言ったが、聞き入れられなかった」などと、当時の経緯を説明しているという。

 

出典

「臭いからやめて」店長が聞き入れず札幌爆発

https://www.yomiuri.co.jp/national/20190117-OYT1T50030.html

 

 

 

 

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2018629日付で中日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

27日午後10時半ごろ、長野市北石堂町の飲食店「食事処H」の従業員から「スプレー缶が爆発し、けが人がいる」と119番があった。

 

店を経営する男性(49)が顔や手に軽いやけどを負い、従業員2人にけがはなかった。

閉店後で、客はいなかった。

 

警察や消防によると、この飲食店は3階建てビルの1、2階に入居。

爆発で1階の天井の一部が剥がれたり、ガラス窓が割れたりした。

 

閉店後に男性が調理場で殺虫スプレーを噴射していたことから、警察などは、スプレーのガスに引火したのが原因とみて調べている。

 

3階のマージャン店にいた長野市の男性会社員(53)は、「ズドンと縦に揺れて、地震かと思った。煙も上がってきた」と振り返った。

 

殺虫剤を販売する製薬会社によると、噴射を続けて可燃性ガスが屋内に充満すると、照明のスイッチを入れたり、静電気が発生したりするだけでも引火する可能性がある。

 

担当者は、「製品に『何秒以上連続して噴射しないでください』といった表記がある。使用上の注意をよく読んでから使ってほしい」と呼び掛けた。

 

出典

スプレー缶が爆発か 長野の飲食店、経営の男性やけど

http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20180629/CK2018062902000020.html 

 

 

6282129分にYAHOOニュース(信越放送)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

消防によると、当時、店は営業を終えて従業員数人が片づけをしている最中で、経営者の男性がスプレー缶の殺虫剤を使っていたという。


警察と消防は、殺虫剤のガスに何らかの火がついて爆発したとみて、詳しい状況を調べている。

 

出典

JR長野駅前の飲食店でスプレー缶に引火し爆発・男性1人が軽傷

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180628-00331434-sbcv-l20 

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

スプレー噴射による火災爆発事故は、過去に何件か、本ブログで紹介スミ。

 

 

 

 

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2018429日付で毎日新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

28日午後2時20分ごろ、奈良県桜井市大福の大型ディスカウント店「MEGAドン・キホーテ桜井店」で、出入り口付近の屋外の棚に陳列されていた商品の殺虫剤のスプレー缶3缶が突然破裂し、近くにいた客の女性(26)が破片などで顔や目に軽いけがをした。

 

警察などによると、現場は店の西側で、日光が直接当たる場所。

この日は晴天で、警察は強い日差しでスプレー缶が高熱になって膨張し、破裂した可能性もあるとみて、原因を詳しく調べている。

 

出典

『スプレー缶破裂 奈良のドン・キホーテで 客1人けが』

https://mainichi.jp/articles/20180429/ddm/041/040/089000c

 

 

 

 

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20184131856分にテレビ朝日から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

風呂場でスプレー缶のガス抜きをしていたところ、突然爆発して、女性が全身やけどの重傷だ。


13日正午すぎ、栃木県さくら市の住宅で、突如、爆発が起きた。

原因は缶のガス抜き。

場所は住宅の風呂場。

 

39歳の女性は、消臭スプレーに残ったガスを抜くために、針のようなもので缶に穴を開けた。

すると次の瞬間、何かが引火し、爆発したという。

 

警察などによると、当時、風呂場には火の気はなかったという。

この爆発で、女性は全身やけどの重傷を負った。

 

業界団体の担当者は、屋内でのガス抜きは危険だと指摘する。

日本エアゾール協会・斎藤専務理事:

「一般的に言いますと、火の気のないところ、屋外で、・・・(スプレー缶には)ガス抜きキャップが付いているのだが、それで(ガスを)出し切って、自治体の収集方法によってごみを出して頂くと・・・」

 

出典

『屋内での作業は危険! 風呂場でガス抜き中に爆発』

http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000125086.html 

 

 

4151441分に読売新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

13日午後0時5分頃、栃木県さくら市氏家の民家で、住人の女性(39)が使用済みのスプレー缶を廃棄するために穴を開けていたところ、突然爆発した。

家の網戸の一部を焼き、女性が全身にやけどを負ったが、命に別条はないという。

 

近くに火の気はなく、警察は何らかの原因で缶の中のガスに引火したとみて、原因を調べている。

 

さくら市によると、同市でスプレー缶を捨てる際には、中身を使い切って穴を開けた状態で透明の袋などに入れ、不燃ごみとして出すこととしている。

 

スプレー缶の処理時に残っていたガスに引火する事故は各地で発生しており、札幌市では2015年5月、2人が死亡する火災につながった。

 

県廃棄物対策課は、「穴を開ける際は、中身を使い切ったのを確認してから、火の気のない屋外で慎重に作業してほしい」と呼びかけている。

 

出典

『スプレー缶廃棄で穴開け、突然爆発…全身やけど』

http://www.yomiuri.co.jp/national/20180415-OYT1T50055.html

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

〇テレビ朝日放映のCGイメージ図では、風呂場の床に両膝をつき、右手に持ったスプレー缶に左手に持った千枚通しのようなものを突き刺した時に爆発したようになっている。

 

〇風呂場に火の気がなかったという情報が正しいとすれば、着火源としては、千枚通しのようなものを突き刺した時に出た火花、あるいは静電気放電の可能性が考えられる。

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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