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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2016615日に掲載した元記事がプロバイダーの字数制限オーバーとなりましたので、ここに新情報を第3報修正6として掲載します。

第2報修正5は下記参照。

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6020/

 

 

(2016年9月14日 修正6 ;追記)

 

2016971758分にNHKさいたまから、有罪判決が出たという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

98日付で毎日新聞東京版からも同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

4年前、埼玉県警察本部の機動隊員がプールでの訓練中に死亡した事故で、繰り返し水の中に沈めて死亡させたとして業務上過失致死の罪に問われた33歳の巡査に対し、裁判所は、「過失の程度は重いが、今後相応の社会的制裁が見込まれる」などとして、執行猶予のついた有罪判決を言い渡した。


この事故は、平成24年の6月、埼玉県朝霞市にある埼玉県警の訓練施設のプールで、機動隊員のS巡査(当時26)が訓練中に溺れて死亡したもので、埼玉県警の巡査、W被告(33)が繰り返し水の中に沈めて死亡させたとして、業務上過失致死の罪に問われた。


これまでの裁判で、検察が「悪質な犯行だ」として禁錮1年6か月を求刑したのに対し、弁護側は「被告は罪を認め、反省している」などとして、執行猶予のついた判決を求めていた。


7日の判決で、さいたま地裁の栗原裁判長は、「息継ぎの余裕を与えずに被害者を繰り返し水中に沈めたもので、過失の程度は重い」と指摘した。
そのうえで、「今後、職を失うことも含めて、相応の社会的制裁が見込まれる」などとして、禁錮1年6か月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。

 

判決によると、W被告は訓練時のルールに反してプールサイドのはしごにつかまったS巡査の体をつかみ、水中に繰り返し沈めるなどして水死させた。

 

執行猶予判決を求めていた弁護側は控訴を見送る方針で、判決が確定すれば、W被告は失職する。

 

埼玉県警察本部の三田警務部長は、「判決を厳粛に受け止め、引き続き再発防止に万全を期すとともに、改めてご冥福をお祈り申し上げ、ご遺族に深くお詫び申し上げます」というコメントを出した。


判決のあと、Sさんの母親(59)がさいたま市で会見し、「被告には、実刑でしっかり反省して欲しかったので、非常に残念です。埼玉県警には、二度とこのような事件を起こして欲しくないです」と話していた。
また、弟(28)は、「兄はもう帰ってこないが、被告が今後も何事もなく生活を送ることを考えると非常に悔しい」と話していた。

 

出典

機動隊員訓練死で有罪判決

http://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/1106003161.html?t=1473286545628

埼玉県警機動隊員のプール水死 巡査に有罪判決 さいたま地裁

http://mainichi.jp/articles/20160908/ddm/041/040/071000c 

 

 

 

(2019年6月27日 修正7 ;追記)

 

20196262041分に朝日新聞からは、市に賠償命令が出たなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

訓練中に水死したのは指導役の隊員らによる暴行が原因だとして、遺族が隊員5人と県に約1億9000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が26日、さいたま地裁であった。

 

谷口裁判長は、県については指導監督体制の不備などを指摘して責任を認定し、約9200万円の支払いを命じた。

 

一方、指導役の隊員の行為を「傷害の故意を伴う」と認めたが、訓練と無関係の私的制裁や共謀があったとはいえないとして、5人への請求は棄却した。

 

出典

『訓練中に沈められ巡査水死 県に9200万円賠償命令』

https://www.asahi.com/articles/ASM6V4R1WM6VUTNB00G.html

 

 

6261743分にNHK埼玉からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

裁判長は、「ほかの隊員と比べて体力や技量が劣っていたのに、息継ぎの余裕を与えずに水中に繰り返し沈めた結果、死亡したのは明らかだ」として、県に9000万円余りの支払いを命じた。


一方、上司については、「当時、水に沈める行為は訓練中の隊員の行動によっては行われることがあり、明確に禁止されてはいなかった。訓練と無関係の制裁と断定できない」として請求を退けた。


水死した隊員の母親は、「上司の責任が認められず、悔しいです。同じようなことが起きないようにしてほしいです」と話している。

出典

『機動隊員溺死で埼玉県に賠償命令』

https://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/20190626/1100005745.html 

 

 

 

 

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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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