2020年8月7日17時56分にNHK埼玉から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
5日、埼玉県川越市の消防で、通報の内容が聞き取れず録音データの確認も行わなかったため救急車の到着が28分遅れたことが分かりました。
女性は、意識不明の状態で病院に運ばれましたが、まもなく死亡しました。
川越地区消防局によりますと、5日午後5時50分ごろ、川越市内の公衆電話から119番通報がありましたが、早口で内容が聞き取れず、救急車は公衆電話の場所に向かいました。
救急隊員が付近を探したところ、搬送が必要な患者は見つからなかったということです。
その後、再び通報があり、詳しい場所などが分かり、最初の到着から28分後の午後6時28分に自宅の玄関で倒れていた70代の女性を見つけ、救急車で搬送したということです。
女性は、意識不明の状態で、市内の病院に運ばれまもなく死亡しました。
消防によりますと、119番通報が聞き取りにくい場合は、録音データを確認していますが、今回はそれを行わず、データを確認すれば内容を聞き取れたということです。
消防では、救急車の遅れと死亡の因果関係はわからないとしています。
川越地区消防局の比留間局長は、「住民の信頼を大きく損ね、心からおわび申し上げます。今後は再発防止に取り組んでまいります」と陳謝しました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/saitama/20200807/1100009251.html
8月7日17時38分に産経新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
川越地区消防局によると、119番通報があったのは5日午後5時50分。
早口で聞き取りにくく、救急隊が公衆電話付近に向かったが、通報者と接触できなかった。
午後6時16分に再び同じ公衆電話から119番通報があり、住所と名前を確認して同28分に救急隊が到着。
女性は玄関で車椅子に座り、ぐったりしていた。
体温は40・2度あり、搬送中に心肺停止状態になった。
通報したのは女性の家族で、自宅から通報する手段がなかったという。
最初の119番通報も、録音データを聞き直せば住所と名前が分かったという。
https://www.sankei.com/affairs/news/200807/afr2008070022-n1.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。