2022年2月6日付で毎日新聞千葉版から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
成田市消防本部は4日、心肺停止状態の70代女性の救急活動中、自動体外式除細動器(AED)がバッテリー切れで作動しなかったと発表した。
女性は搬送先の病院で死亡が確認された。
消防は、AEDが作動しなかったことと女性の死亡との因果関係を調べている。
消防によると、4日午後1時20分、市内の70代女性が不調を訴えて手のひらから出血していると、近くの住民から119番があった。
救急車が9分後に到着し、女性が途中で意識を失ったため、車内に乗せた。
午後2時10分ごろ、車両に配備のAEDを作動させようとしたところ、電源が入らなかった。
作動しない原因が不明なまま搬送を優先し、病院に到着するまで約10分間にわたって電気ショックを行えず、移動中に心臓マッサージを続けた。
消防は毎日午前中にAEDなどの機器の日常点検をしている。
この日は別の救急出動と重なり、作動しなかったAEDの点検をできていなかった。
消防は「女性と親族にお悔やみ申し上げます。日常点検を徹底させる。このような事案を二度と発生させないよう再発防止の徹底を図り、信頼回復に努める」とのコメントを出した。
https://mainichi.jp/articles/20220206/ddl/k12/040/059000c
2月4日23時1分にYAHOOニュース(時事ドットコム)からは、朝の資機材点検時に救急出動が入り、戻った後も点検しなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
救急隊は4日午後1時半ごろ、成田市内の女性宅に到着。
意識がなくなったため救急車に乗せ、病院に到着するまでの約10分間で電気ショックを実施しようとしたが、AEDが作動しなかった。
同日朝に行うはずだった資機材の点検時に救急出動が入り、戻った後も点検を怠ったことが原因としている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad9761af4df3b7047c499e5af6a47c8470ff89ca
2月5日5時0分に千葉日報からは、車内に予備バッテリーはあったが、不作動原因が電池切れとは分からなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
成田市消防本部によると、同日午後1時半ごろ、女性が体調不良になったとの近隣住民からの119番通報を受け、救急隊が女性宅に到着。
女性は搬送を拒み、約30分後に心肺停止状態となった。
救急車内で電気ショックを行おうとしたが、AEDが作動しなかった。
車内に替えのバッテリーは装備してあったが、隊員は作動しない理由が電池切れとは分からなかった。
救急出動が重なり、朝の点検を怠っていたという。
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/902621
2月5日17時20分に読売新聞からも、若干表現が異なる同趣旨の記事がネット配信されていた。
消防本部によると、4日午後1時20分ごろ、女性の自宅近くの住民から「(女性の)具合が悪く出血している」と119番があった。
救急隊の到着時に女性は意識があり、搬送を拒否。
救急隊による説得中に、女性は突然意識を失った。
午後2時10分ごろ、搬送を開始。
女性は心肺停止状態となり、救急隊が車内のAEDを使おうとしたが作動せず、約10分後に病院に到着した。
消防本部では毎日午前に機材を点検するが、4日は救急搬送が重なり、この救急車のAEDは点検できなかったという。
https://www.sankei.com/article/20220205-STVJT6AZR5NYVATZM4AUH6MYPM/
(ブログ者コメント)
〇4日前に丸の内消防署でも、救急車のAEDにバッテリーを装着し忘れていた事例があった。(本ブログで紹介スミ)
続く時には続くもの?
それとも、報道されるのはごく一部?
〇緊急事態でテンパっている時、意外と電池切れには気付かないのかもしれない。
ブログ者も最近、昨日まで問題なかったパソコンが急にネットにつながらなくなり、アタフタした挙句、ふと見ればWiFi機器の電源プラグが抜けていた・・・そんなことを経験していることだし・・・。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。