2022年2月4日11時54分に毎日新聞から下記趣旨の記事が、博物館提供の展示中の写真付きでネット配信されていた。
茨城県坂東市のミュージアムパーク茨城県自然博物館は3日、ダイオウイカの標本の展示ケースから、ホルマリン溶液約1トンが漏れたと発表した。
揮発したホルマリンは人体に有害なため、同日から臨時休館した。
同館管理課によると、ダイオウイカは縦90センチ、横3メートル18センチ、高さ52センチのアクリルケースで保存され、館内2階に常設展示されていた。
2日午後5時の閉館時には異常は無かったが、翌3日の午前4時半ごろ、警備員の男性が巡回中に、溶液が床に流れ出ているのを発見した。
調査で、展示ケースの底面と側面のつなぎ目に亀裂を確認。
接着剤が劣化したとみている。
今後、専門業者がケース周辺の空気を中和し、安全を確認したうえで再開する。
溶液は職員らがバケツなどに入れて回収。
ホルマリン濃度は薄く、健康被害は確認されていないという。
同館は、化石や剥製など約4500点を展示。
ダイオウイカは石川県沖で採取され、昨夏の企画展で人気を博したため、常設展示に移されていた。
同館の担当者は「標本は今のところ傷んでいないが、早急に措置をしたい」と話している。
https://mainichi.jp/articles/20220203/k00/00m/040/200000c
2月3日付で茨城新聞からは、つなぎ目に隙間が確認された、1階にも流れ落ちたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ケースはアクリル製で、底と側面のつなぎ目部分で幅20センチにわたり隙間が確認され、そこから溶液が漏れたとみられる。
溶液は階段を伝い、1階にも流れ落ちた。
同館は、古河保健所や坂東消防署に報告するとともに、職員が液体をかき集めた。
復旧に向けた処理は専門業者に依頼する予定。
イカはケースの中にあり、同館の担当者は「保存方法を検討中。再度展示できるよう努力したい」としている。
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=16438914563895
2月5日10時0分に読売新聞からは、空気中の濃度が環境基準に低下するまで休館するなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
溶液には劇物のホルムアルデヒドが含まれ、のどがただれるなどの健康被害が生じる恐れがある。
同館は、館内の空気中ホルムアルデヒドが環境基準(1立方メートル中0・1ミリ・グラム)に低下するまで休館する。
県教育委員会や同館によると、ケースの底板と側板のつなぎ目に隙間ができていた。
職員らに健康被害は出ていない。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220204-OYT1T50274/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。