2024年5月29日9時0分に産経新聞から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
いつ見舞われるか分からない災害や事故では、知識の有無が、人の命に関わることもある。
警視庁災害対策課はX(旧ツイッター)で、なるべく力を使わずに倒れた人を助け起こす方法や、腕などから出血した際、身の回りにあるもので止血する方法を伝えている。
また、「非常口」の表示には2種類あることも紹介。
知っておけば、もしものときに役に立ちそうだ。
【力は使わず倒れた人を起こす】
《てこの原理を利用するので、ほとんど力は使いません》
同課特殊救助隊の大住巡査部長(34)は、倒れた人の起こし方を、こうXに投稿している。
まず、倒れた人の左側にしゃがみ、右手を首の下に差し入れて、左手はへその辺りをおさえることで、「尻を支点にして起こすことができる」(大住さん)。
すぐに自分の右ひざを立て、起こした人の背中を支えると、再び倒れるのを防ぐことができるという。
左手を、倒れた人のひざの下に入れて足を少し浮かせると、体の向きを楽に変えることができる。
大住さんは、消防関係者との情報交換でこの方法を知ったとき、「救命・救助の現場で、あまり力を使わずに助け起こしたり向きを変えたりできる」と感じたという。
日常生活でも、「起き上がれずに困っている人がいるときや介護をするときに活用できるのでは」と話した。
【外出時にはネクタイで応急止血】
外出先でけがをして出血した場合、まずは「止血」が必要になる。
同課の広重巡査部長(34)はXで、ネクタイを使うアイデアを紹介した。
「止血をせずに周囲の人に血がつけば、感染症につながる恐れもある。手で傷口を押さえると、その手が使えなくなるので布で縛るのが効果的」と話す。
自身も外出先で負傷し、思った以上に出血した経験があるといい、「清潔な布があれば一番だが、常に用意しておくわけにもいかない。身近にあるハンカチやネクタイを使えば、応急的な止血ができる」という。
Xではネクタイを使う場合について、《幅広の部分を患部に当てて巻き始めると止血効果が上がります》と説明。
《もしもに備えて身近なもので止血する訓練をしてみてはいかがでしょうか》とすすめる。
【背景の色で意味が異なる】
人が出口に駆け込んでいるようなピクトグラム(絵文字)で知られる「非常口」の誘導標識。
映画館や商業施設など、あらゆる場所で目にするが、実は2種類あることを知っているだろうか。
「背景が緑色のもの」と「白地に緑色で文字や矢印が描かれているもの」があり、《それぞれ意味が違います》と、Xで豆知識を紹介したのは、同課の石川警部補(43)だ。
石川さんによると、背景が緑色のものは「非常口がある場所」そのものを表し、背景が白色のものは「矢印の先に非常口がある」ことを意味する。
投稿しようと思ったのは、「意味を知らない人が非常に多いというだけでなく、2種類あるということも知られていないから」だと石川さん。
「建物内で急に避難が必要な状況になった際、それぞれの意味を知っておけば、より迅速に避難できるのでは」と狙いを説明した。
https://www.sankei.com/article/20240529-H462IYR43VOFTE6UEZRRHOWAGU/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。