2021年6月3日18時14分にNHK茨城から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
日本製鉄の鹿嶋市の製鉄所で去年8月、設備の配管が破断し水蒸気が作業員の全身にかかってやけどを負った事故について、鹿嶋労働基準監督署は、会社が実施すべき定期検査を行っていなかったとして、法人としての日本製鉄と設備の責任者を書類送検しました。
書類送検されたのは、法人としての日本製鉄と工場で設備の維持管理をしていた41歳の責任者です。
去年8月、鹿嶋市にある製鉄所で薄い鉄板を製造するラインでの作業中に、設備の配管の一部が破断して、30代の男性作業員が全身に水蒸気を浴びて軽いやけどを負いました。
鹿嶋労働基準監督署が調べた結果、この設備では塩酸が扱われていて、2年に1回以上の定期検査が法律で定められていたのにもかかわらず、事故の前、少なくとも2年間は実施されていなかったことが分かりました。
このため、労働基準監督署は3日、法人としての日本製鉄と設備の責任者を労働安全衛生法違反の疑いで水戸地方検察庁土浦支部に書類送検しました。
捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。
これについて日本製鉄は「捜査に全面的に協力してまいります」とコメントしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20210603/1070013289.html
(2021年9月23日 修正1 ;追記)
2021年9月22日15時59分にNHK茨城からは、会社と責任者のいずれもが不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
実施すべき定期検査を行っていなかったとして書類送検されていた法人としての日本製鉄と設備の責任者について、水戸地方検察庁は22日までに不起訴にしました。
去年8月、鹿嶋市にある製鉄所で薄い鉄板を製造するラインでの作業中に、設備の配管の一部が破断して30代の男性作業員が全身に水蒸気を浴びて軽いやけどを負いました。
この設備では塩酸が扱われていて、2年に1回以上の定期検査が法律で定められていたのにも関わらず、事故の前少なくとも2年間は実施されていなかったとして、鹿嶋労働基準監督署はことし6月、法人としての日本製鉄と工場で設備の維持管理をしていた40歳の責任者を労働安全衛生法違反の疑いで水戸地方検察庁土浦支部に書類送検していました。
水戸地方検察庁は捜査を進めた結果、21日付けでいずれについても不起訴にしました。
検察は、不起訴の理由を明らかにしていません。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20210922/1070014577.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。