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                                                       本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。  それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。  本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。        一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。       (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2016212日付でテレビ大分から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

213日付で大分合同新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。

 

12日午前5時15分ごろ、新日鉄住金大分製鉄所の構内で、男性の作業員が全身にやけどをして倒れているのを同僚の男性が見つけた。
倒れていたのは、新日鉄が業務委託をしている会社に勤める男性(52歳)で、病院に搬送されたが、12日午後、死亡した。


男性は、事故当時、溶けた鉄から不純物を取り除く設備の部品の交換作業をしていたという。

消防によると、その際に何らかの原因で高温の鉄が飛び散って、男性の服が燃えた可能性があるという。

 

警察は13日に実況見分をして、当時の状況について詳しく調べる事にしている。

 

出典URL

https://www.tostv.jp/news/backnum.php

http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2016/02/13/005008216 

 

 

212日付で大分合同新聞からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

製鉄所によると、男性は、溶かした鉄から不純物を取り除く設備で、飛び散った鉄を除去する作業をしていた。

 

出典URL

https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2016/02/12/132006047 

 

 

2121231分に大分放送からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

男性作業員は、別の作業員と2人で、溶かした鉄から窒素や酸素を取り除く設備の点検などにあたっていたという。

 

警察は、作業員が誤って高温のガスを浴びてしまった可能性が高いとみて、調べている。

 

出典URL

http://www.e-obs.com/news/detail.php?id=02120032845&day=20160212

 

 

213日付で朝日新聞大分全県版(聞蔵)からは、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

男性の作業服が燃えていたという。

 

消防によると、男性は、ガス抜きを終えた装置の一部を取り換えるため、バーナーで切断する作業をしていた。

周囲に小さな鉄片が散らばっていたことから、装置の中に残った高温の鉄が飛散し、男性の耐火服に付着して燃え上がった可能性があるとみている。

 

新日鉄住金によると、溶けた鉄の温度は、1500~1600℃に達する。

 

 

 

(2017年2月20日 修正1 ;追記)

 

2017217日付で朝日新聞大分版(聞蔵)から、防護服着用などの安全対策を怠っていたとして協力会社の現場責任者らが書類送検されたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

(新情報に基づき、タイトルも修正した)

 

大分労基署は16日、K社と当時現場管理者だった同社従業員の男性(56)を、労安法違反の疑いで書類送検した。

容疑を認めているという。

 

同署によると、死亡した男性は、当時、鉄と炭素を混ぜる装置の底部の部品を交換していた。

交換の際、内側から落ちてきた1000℃以上の溶けた金属を浴びて亡くなった。

 

同署は、K社と現場管理者が、亡くなった男性に耐熱用防護服を着用させるといった安全上必要な措置をとらなかった疑いがあるとしている。

 

同製鉄所によると、同所には同様の装置が2つあり、K社は、この装置のメンテナンスを担当していたという。

 

作業を委ねる際、装置を止め、内部に付着した金属を取り除くのは新日鉄住金側で、事故前も、社内で定められた作業を行って引き渡したとしている。

 

同所は「構内で起こった事故で、当社にも責任がある。徹底して事故の再発防止に努める」としている。

事故後は、引き渡す前にモニターで内部を確認するといった安全策を講じているという。

 

 

 

(ブログ者コメント)

 

詳細不明だが、装置内の残留物を取り除いたつもりだったが、実際は若干残っていた、ということかもしれない。

そういったことによる事故は、しばしば報じられており、本ブログでも何件も紹介済。

 

たとえば、最近では以下のような事例があった。

 

2016127日掲載

20161130日 福井県の敦賀原発で1次冷却水タンクのオーバーフロー配管元弁を分解点検しようとフランジを緩めた際、思ったより大量の水が残っていて10人が浴びる (修正2)

http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/6544/

 

保全などのため装置を開放する場合は、取り除かれた筈であっても、万一内容物が残っていることを想定し、保護具を装着しておくべきだ。

 

ブログ者の勤務していた化学工場では、開放を終えるまでは保護具装着というマニュアルだったが、新日鉄住金大分ならびにK社の場合は、どうだったのだろう?

 

 

 

(2017年9月12日 修正2 ;追記)

 

201798日付で毎日新聞大分版から、現場管理者などは不起訴になったという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。

 

大分地検は7日、労安法違反の疑いで書類送検された「K工業」と50代の現場管理者を、不起訴処分にしたと発表した。

処分は8月31日付。

 

大分地検は不起訴について、「集めた証拠などを総合的に考慮した」としている。

 

出典URL

http://mainichi.jp/articles/20170908/ddl/k44/040/276000c

 

 

 

 

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無くす前に気付こう、命の尊さ
当該製鉄所では2月16日に転落事故が発生し男性作業員が亡くなるなど平成28年に入ってすでに3件の死亡事故が発生しているそうである。遺族の無念・悲哀、安全担当者の苦悩を思うと、胸が痛み、火の用心哲学、トラブルプリベンション(トラブル未然防止)哲学の浸透、危険予知活動の習慣化を願ってやまない。
競争力強化曰く「大競争時代の生き残り」の荒波に現場は省人化が進み、チーム力で安全を守れなくなり、一人ひとりの責任が大きくなってきている。仕事を割り振る人と仕事をする人の危険予知活動、仕事をする人の現場での一人危険予知活動の習慣化を根気よく、命を守る守り札と位置づけ、愛情をもって継続する事が肝要と思っている。一人一人が掛け替えの無い命!「会社は1万分の1の消失、私は全てを無くしました」労災未亡人の話を思い出しました。
森本 厚吉 2016/02/20(Sat)10:18:18 編集
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魚田慎二
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自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。

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