2014年11月3日付で東京新聞から地図付きで、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
11月3日12時26分にNHK NEWS WEBから、11月3日22時47分にライブドアニュース(日テレNEWS24)から、11月2日23時0分に朝日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
2日午後3時35分ごろ、東京都品川区豊町六の国道1号の歩道で、「『ドン』と音がしてマンホールのふたが吹き飛んだ」と、複数の通行人から110番があった。
警察が調べたところ、周辺の49カ所でマンホールや側溝のふたが浮き上がっていた。
警察によると、近所の男性会社員(19)がバイクの修理をしていて、路上に置いていた燃料タンクが倒れ、ガソリン約10ℓが側溝に流れ込んだ。
男性がタンクを持ち上げたところ、火柱が上がって爆発音がしたという。
男性は、顔に軽いやけどを負った。
男性がいた場所から直線距離で約200m先でもマンホールや側溝が浮き上がっていたが、歩行者などにけが人はなかった。
警察は、側溝に流れ込んだガソリンが下水に乗って広がり、何らかの原因で引火したとみて調べている。
たまっていたメタンガスも爆発した可能性があるという。
男性は、警察の事情聴取に対し、「側溝の近くに置いていたバイクの燃料タンクからガソリンが漏れていることに気付き、タンクを持ち上げたら火柱が出て、爆発が起きた」と話しているということで、警察は、その際に出た静電気にガソリンが引火した可能性があるとみて調べている。
現場は、都営地下鉄浅草線中延駅の南側の住宅街。
国道1号から東に入る区道約100mでも、マンホールのふたが浮き上がっていた。
近くに住む70代の女性は、「打ち上げ花火のようなドーンという音が3回して、警察官から『下水管を洗浄しているので、ガスを使うのは控えてください』と言われた」。
タイヤ販売会社を経営する男性(64)は、「下水が逆流してトイレが水浸しになった」と話した。
出典URL
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014110302000121.html
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141103/k10015900991000.html
http://news.livedoor.com/article/detail/9428143/
http://www.asahi.com/articles/ASGC25T4XGC2UTIL01V.html
(ブログ者コメント)
○歩行時に帯電した男性会社員からガソリンタンク(おそらくは金属製)に向け、火花放電が発生した可能性が考えられる。
○テレビの報道番組では、「ガソリンだけでこれだけの爆発は考え難いので、下水道中に存在していたメタンガスも爆発した可能性が考えられる」と報じられていた。
○たしかに、10ℓ程度のガソリンが流れただけで、数100mもの範囲に爆発の影響が及ぶとは、チト考え難い。
本件、メタンガスの存在以外、細長い下水道で起きたということで、デトネーションの可能性も考えられるのではないだろうか?
最近のデトネーション事例といえば、2012年5月の魚沼市八箇峠トンネル事故を思い出す。
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/1857/
http://anzendaiichi.blog.shinobi.jp/Entry/3223/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。