本ブログでは、産業現場などで最近起きた事故、過去に起きた事故のフォロー報道などの情報を提供しています。 それは、そういった情報が皆さんの職場の安全を考える上でのヒントにでもなればと考えているからであり、また、明日は我が身と気を引き締めることで事故防止が図れるかもしれない・・・・そのように思っているからです。 本ブログは、都度の閲覧以外、ラフな事例データーベースとして使っていただくことも可能です。 一方、安全担当者は環境も担当していることが多いと思いますので、あわせて環境問題に関する情報も提供するようにしています。 (旧タイトル;産業安全と事故防止について考える)
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2015年6月30日付で朝日新聞(聞蔵)から、「(声)粉じん爆発、身近にある危険[大阪]」というタイトルで、奈良県の男性(73歳)からのおそらくは投書が、下記内容でネット配信されていた。
台湾の音楽イベントで27日起きた爆発事故は、まかれたカラーパウダーが粉じん爆発した可能性があると報じられている。
私が小学校4年生の時、理科クラブで「メリケン粉爆弾」の実験があった。
先生が指でひとつまみのメリケン粉(小麦粉)をぱらぱらとアルコールランプの炎へ落とすと、時折、大きな炎が上がった。
「裏ごし器を使って粉をたくさん落としたほうが大きな炎が観察できるので、自宅で再実験してみて」と言われた。
早速、母からお茶碗2杯の小麦粉と裏ごし器を借り、自宅の中庭で、ろうそくを使って試みた。
最初は、粉が多すぎたのか、炎が消えた。
何度か失敗して、周囲が粉の白い霧に包まれたようになった次の瞬間、大きな炎が立ち上り、とてつもない大きな音がして耳が痛くなった。
長じて、私は高校で物理を教える身になったが、授業で粉じん爆発について教える機会が持てなかったことを残念に思っている。
以前、テレビ番組で、人にメリケン粉を投げつけて笑いのネタにしているのを見た。静電気で着火して爆発する可能性もあり、危険だと思った。
粉じん爆発は身近に起こりうることを知ってほしい。
(ブログ者コメント)
ブログ者はこれまで、開放空間で粉じん爆発が起きるには、バーナーの炎のような、かなり大きな着火エネルギーが必要だと思っていたが、この投書を読むと、そうでもなさそうだ。
keyword ; dust explosion
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プロフィール Profile
HN:
魚田慎二
性別:
男性
自己紹介:
化学関係の工場で約20年、安全基準の制定、安全活動の推進、事故原因の究明と再発防止策立案などを担当しました。
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。
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