2015年7月8日付で朝日新聞岐阜全県版(聞蔵)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
郡上市立郡南中学校(生徒数133人)で理科の実験中に事故があり、生徒3人が病院に行ったと7日、同市教育委員会が発表した。
市教委によると、6日午後2時ごろ、同校の理科実験室で岩塩をガスバーナーで加熱し、変化を確認する実験中に岩塩が破裂。破片が、実験していた1年生の生徒3人に当たった。
うち、女子1人は左目に当たり、同市内の病院で治療を受けたが、異常はなかったという。
本来はゴーグルを着けて実験する必要があったが、教師は指示をしていなかった。
この実験は、砂糖や食塩など、白い粉末の性質の違いについて学ぶ授業の一環。
教科書に岩塩は載っていなかったが、教師が発展的な内容として自前で用意していた。
安全確認のために事前に教師が予備実験することが求められていたが、怠っていた。
市教委は再発防止のため、市内全30の小中学校に対して、ゴーグルの着用と予備実験の実施を呼びかける通知を出した。
7月8日付で中日新聞からも、同趣旨の記事がネット配信されていた。
郡上市教委は7日、同市郡南中学校で1年の理科実験中に生徒がガスバーナーで岩塩を熱したところ、岩塩が破裂し、女子生徒1人の左目に当たったと発表した。
診察の結果、異常はないという。
こうした実験をする場合はゴーグルをさせるよう、学習指導要領に指示してあるが、担当の男性教諭(43)は着用させていなかった。
市教委によると、6日の5時限目の理科の授業に生徒21人が参加。4~5人ずつに分かれ、砂糖や食塩を熱するなどの実験をした。
男性教諭は、早く終わったグループの4人に岩塩を熱するよう指示。
生徒が理科室にあった直径数mmの岩塩1粒をガスバーナーで熱したところ破裂し、女子一人の左目に当たった。男子2人の唇や肘にも当たったが、けがはなかった。
男性教諭は、実験に参加した全員にゴーグルを着用させておらず、「慌てていた」と話している。
市教委は市内の全小中学校に、ゴーグルの着用と教諭による事前の実験を徹底するよう通知した。
出典URL
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20150708/CK2015070802000027.html
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。