2021年11月17日19時58分にNHK北海道から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
ことし6月、遠軽町で木を切る作業をしていた男性2人が強風で倒れた木の下敷きになり死亡した事故で、北見労働基準監督署は、強風注意報が出ていたにもかかわらず、作業をやめさせなかったとして、会社と社長を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。
書類送検されたのは、遠軽町にあるH建設と57歳の社長です。
ことし6月、遠軽町生田原の林で伐採した木の枝を切り落とす作業をしていた男性2人が、強風で倒れた木の下敷きになり、その後、死亡しました。
この事故について北見労働基準監督署が調べたところ、事故当時、強風注意報が出ていた上、平均風速が10メートルを超え、木が倒れる危険性が予想されていたにもかかわらず、会社は作業を中断しなかった労働安全衛生法違反の疑いがあるということです。
労働基準監督署は、認否を明らかにしていません。
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20211117/7000040303.html
※事故当時の報道は下記参照。
(2021年6月4日20時46分 NHK NEWS WEB;現場写真付き)
4日午前11時15分ごろ、遠軽町生田原八重の林で、木の伐採作業をしていた2人の男性が倒れてきた木の下敷きになったと、一緒に作業していた人から消防に通報がありました。
警察によりますと、2人は救急車で病院に運ばれましたが、このうち長井さん(56)が、背中などを強く打っておよそ5時間後に死亡しました。
また、もう1人の65歳の男性は、意識がない状態だということです。
当時、遠軽町には強風注意報が出ていて、事故のあった現場の近くにある観測地点では、4日午前11時12分に、21.4メートルの瞬間風速を観測していました。
警察は、強風で木が倒れたとみて、詳しい状況を調べています。
一緒に作業をしていた男性によりますと、2人は当時、伐採した木を切り分ける作業をしていたということで、「当時は風が強くなっていた。一瞬の出来事で最初は何が起きたかわからなかった。風が強くなる昼ごろには作業を中止する予定だった」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210604/k10013068641000.html
※当日は北海道全域で大荒れの天気だった。
(2021年6月4日19時20分 北海道文化放送)
6月4日は全道的に大荒れの天気となりました。
雨風が強まり、道内60地点で6月としては最も強い風が吹き、倒木などの被害も出ました。
引き続き、道東を中心に暴風や高波に警戒が必要です。
前線を伴った低気圧が北海道付近を通過したため、道内は広い範囲で雨や風が強まりました。
最大瞬間風速は、留萌の増毛町で31.3メートル、千歳市で27.3メートルなど、6月としては最も強い風を観測。
学校の休校や停電が相次ぎました。
また、札幌では午前4時29分に24.6メートルの風が吹き、中央区のマンションではアンテナ設置作業のための足場が傾き、警察や消防が対応に当たりました。
八重崎カメラマン:
「傾いた足場が倒れないよう、ロープで固定しているように見えます」
オホーツクの遠軽町では、木の伐採作業をしていた作業員2人が倒木でケガをし、1人が死亡、1人が重体となっています。
また、江別市などで強風にあおられるなどし、4人が重軽傷を負いました。
田中記者:
「苫小牧市では、立つのもやっとなくらい風が吹き荒れています。雨も横殴りに降っていて、顔に痛みを感じます」
太平洋側の地方を中心に局地的に激しい雨となり、えりも町目黒などでは午後5時までの12時間に200ミリを超える雨が降り、6月として最も多い降水量となりました。
この天候や停電の影響で、JRは函館線や学園都市線などで合わせて193本が運休、または部分運休。
新千歳空港でも、空の便合わせて94便が欠航となりました。
北海道内は引き続き、東部を中心に暴風や高波に警戒するとともに、大雨による土砂災害などに注意が必要です。
https://www.uhb.jp/news/single.html?id=20816
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。