2020年9月29日17時38分にdmenuニュース(日テレNEWS24)から、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日正午ごろ、東京・板橋区の工事現場でコンクリート製の壁が崩れる事故があり、下敷きになった作業員の男性1人が死亡しました。
警視庁などによりますと、29日正午ごろ、板橋区・成増の住宅の工事現場で高さ数メートル、幅およそ15メートルの土砂を支えるためのコンクリート製の壁が突然崩れました。
この事故で50代の男性作業員が壁の下敷きとなり、およそ2時間後に救出されましたが、その場で死亡が確認されたということです。
また、近くにいた別の男性作業員が、下敷きとなった男性を重機で救助しようとした際に頭をぶつけて軽いケガをし、病院に搬送されました。
当時、現場では壁の補強工事が行われていたということで、警視庁などが詳しい事故の状況を調べています。
https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/ntv_news24/nation/ntv_news24-731150
9月29日15時12分にYAHOOニュース(テレビ朝日)からは、住宅建設のため壁を補強していたという、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
住宅を建設するため、コンクリートの壁の補強工事をしていたところ突然壁が倒れ、近くにいた作業員の男性1人が下敷きとなりました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5045a1a1c40557f37ae3ab174dd4291882bb65b5
9月29日16時56分に読売新聞からは、壁は隣家側の土砂が崩れるのを防ぐためのもので、死亡した男性は壁の採寸をしていたなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。
29日午前11時45分頃、東京都板橋区成増の住宅造成工事現場で、隣家との境にあったコンクリート壁(高さ約2メートル、幅約15メートル)が倒れ、男性作業員が、流れてきた土砂とともに下敷きになった。
駆けつけた警察官らが男性を発見したが、その場で死亡が確認された。
50歳代とみられ、高島平署が身元の確認を進めるとともに事故原因を調べている。
警視庁高島平署幹部などによると、壁は隣家側の土砂が崩れるのを防ぐもので、事故当時、男性は壁の採寸などをしていた。
この事故で、同僚の50歳代の男性も重機に頭をぶつけて負傷し、病院に搬送された。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200929-OYT1T50171/
(ブログ者コメント)
以下は、日テレNEWS24映像の4コマ。
(2021年9月2日 修正1 ;追記)
2021年9月1日付で労働新聞からは、作業員らは倒壊の危険性を訴えていたが、死亡した工事部長は対策を講じなかったなど、下記趣旨の記事がネット配信されていた。(新情報に基づき、タイトルも修正した)
東京・池袋労働基準監督署は、擁壁等に近接した箇所で掘削する際に危険を防止するための措置を講じていなかったとして、T建設㈱(東京都板橋区)と同社工事部長を、労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で東京地検に書類送検した。
令和2年9月29日、同社が施工する共同住宅建築工事で、隣接する敷地との境界にあるコンクリート製の壁の直下部分にある地面を掘削する作業を行っていたとき、壁が倒壊し、下敷きになった同社工事部長が死亡、作業員2人が負傷した。
工事部長は壁の補強や移設等の措置を講じないまま、作業を進行させた疑い。
同労基署によると、作業員らは倒壊の危険性を訴えていたという。
同労基署は、工事部長の判断について「工期の問題か、安全だという思い込みがあったのでは」と語る。
倒壊した擁壁の維持管理責任を持っていたのは隣接する敷地の所有者だったが、同社が安全に作業を進めるためには、移設等の実施に向けて事前に所有者と話し合っておくことも重要だったという。
https://www.rodo.co.jp/column/112065/
その間、ずっと奥歯に挟まっていたのは、他社の事故情報がほとんど耳に入ってこなかったことです。
そこで退職を機に、有り余る時間を有効に使うべく、全国各地でどのような事故が起きているか本ブログで情報提供することにしました。
また同時に、安全に関する最近の情報なども提供することにしました。